【5人家族都心築52年マンションリノベ記】「照明」は主役を決め、後は引き算で。
こんにちは、mizutamaと申します。
2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事中です。4月の今日時点で現場は最終工事に入っており、月末の引き渡しを待っている状況です。
夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。
今日題材にするのは、我が家の「照明」について。
今回のリノベでの「照明」に対する捉え方
今回のリノベーションでは、「照明」は基本的に減額ポイントと捉えていた。というのがすでに主役OF主役になる照明の存在が2点ほどあったから。
既存+αの主役
我が家のリノベーションで要にしていたことの一つ、それが
「結婚当初買ったヴィンテージ家具は残してそのまま使い続けたい」ということ。
実は照明もそうで、「主役」と位置付けて新婚当初から使ってきたLOUIS POULSENのPH4/3 ペンダント。また訳あって昨年調達していた、LE KLINTのペンダント ブーケ5L。この2点の大物ともいえる主役の存在があったのだ。
LE KLINTは、1901年、デンマークの建築家である P.V. イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに、プリーツのシェードをつくったことからはじまった。その後クリント家の趣味として代々続いていたシェード作り。会社として創業したのは1943年。今やデンマーク王室御用達のブランドとしても有名だ。
一方でLouis Poulsenもデンマーク発祥のブランド。創業は1874年とLE KLINTより早く、建築プロジェクト毎に、建築やデザイナーたちとコラボレートすることによってデザイン・発売された商品が多くある。
なぜか私はデンマークでつくられた照明にとても心惹かれるようだ。
今回のリノベでは照明器具はこの2点を主役におくことになった。
その他は拘らず引き算。採用したのは・・・
先に書いた通り、2つの大きなメインの照明を決めたことで、その他は原則減額ポイントにしたいと考えていた。その旨をデザイナーさんに伝えたところ、提案してくれたのがダウンライト。
ダウンライトとは天井に埋め込むタイプの照明で、掃除がしやすい、空間が広く感じられると、最近人気があるそう。
個人的には、照明を減額ポイントにできさえすれば、他は拘りがなかった。
強いていうなら、掃除のしやすさは優先度が高いと考えていた。
そのため、施工事例でよく見かけるような、天井から長く下がるペンダントライトのようなものは、コードにつくであろう埃の掃除やメンテをストレスに感じることと思っていた。
人気のダウンライトの盲点
深く考えずに我が家の至る所に設置してもらうことになったダウンライト。最近人気ということだが、そんなダウンライトにも盲点というか欠点がある。
実はこのダウンライト、電球交換ができず、交換の際には本体ごと取り替えてもらう必要があるそうだ。建築関係の仕事をしている父に図面を見てもらったときに教えてもらって、驚愕したのだった。
「えーーーー、電球交換、できないのーーーーーー!」と。
これからAIに人間の仕事がどんどん奪われていくことを想定して開発されたのだろうか。ある意味で、うまく考えられた商品だなぁと思った。
「誰かの仕事をつくるためにつくった商品」、そんな印象をもったものだ。(もし勘違いだったらごめんなさい。)
その後よく調べると、ダウンライトといっても、電球タイプと、一体型タイプと2種類あるそう。とはいえ昨今の照明はLEDにほぼリプレイスされつつあるので、殆どのダウンライトが一体型。使えなくなったときには一斉に電気工事をお願いする必要があるのだろう。
人感センサーについて
リノベ前の家は電気関係も相当古い仕様だったため、人感センサーの類は当然存在しなかった。今回採用した人感センサーは2点、玄関と玄関廊下のみ。
玄関は大量の荷物をもって帰宅する時や宅急便の受け取りの時、玄関廊下は深夜トイレに行くときに自動で点灯すると便利だな、と考えたから。
実は、トイレにも人感センサーがあった方がいいのでは?と思ったのだが、トイレを人感センサーにすると数分で電気が消えてしまうとのこと。我が家に数名いるトイレの長時間滞在者のことを想定すると、笑える光景になりそう(数分で電気が消えて真っ暗なトイレにいる人を想像してみて欲しい)。なので、却下した。
最後、設置をお願いしたウォールランプ
割と悩むことなく、あっさりと決まった我が家の照明計画。
最後PinterestやSNSで様々な施工事例を見る中で、唯一どうしても設置したい照明を見つけてしまった。
それが、ウォールランプ。
自宅の顔ともいえる場所が、LDKであり、玄関でもあると思う。
玄関を開けてすぐに雰囲気のいいウォールランプが一つあると、グッと引き立つと思ったのだ。
おまけ:ボロボロに破壊された名作
実は我が家にはもう一つ名作と言われる照明があった。
それは、スウェーデンを代表する照明デザイナーである、ヤコブソンのJAKOBSSON LAMP。年輪を重ね、目の詰まったパインを十分乾燥させた上でスライスしたランプで、木でできているので和室との相性が良いかな、と結婚当初より使っていたのだ。
が、なんとなんと、17年経った今はこの有り様。
「嘘でしょーーーーー!」と思うことが次々巻き起こる。それが子育てのリアル。
リノベ後の新居ではもう壊さないでおくれよ、と切に願う日々。