慣れたら結局一緒【ディフューザー理論】
卵かけはムラがあっても楽しめる
卵かけ理論。
逆に言えば、
どんな凄いものでも慣れてしまえば
結局感動しなくなる。
部屋のディフューザー。
24時間とても良い匂いを
保ってくれているはずなのに、
実際それが体感できるのは
部屋に入ったせいぜい10分程度
ではないでしょうか。
後はあってもなくても一緒。
慣れてしまうのです。
美術館の絵。
見初めて10分程度は、感動しますが、
同じ作家の同じような絵を見続けると、
目が慣れてきて、感覚が麻痺し、
次第に感動が薄れてくる。
勿論、それでも感動し、
しっかりとは見るけれども
帰ってから改めて写真なり資料なりを見ると
余計によく見える。
ああ、こんな事なら
もうちょっとしっかり見ておくんだった…
クォリティーの高いものを出し続けようが、
低いものを出し続けようが、
慣れてしまえば皆一緒。
ひょっとすると、
クォリティーの高い物を出し続けるよりも、
粗悪品を出し、
たまにそこそこのものを出した方が
得られる感動は多く、経済的かも知れない。
「飽き」とは、それほどに
恐ろしい物なのかも知れません。
それ故に人類は発展し続けたとも
言えるのですが…
おそらくどんな酷い物でも、変な物でも
3日も一緒にいればすぐに受け入れ、
適応でき、気にならなくなる人も
いるでしょう。
勿論、全員ではないでしょうが。
慣れてしまえば、皆一緒。
私の大好きな映画「ワイルドスピード」も
大ヒットした原因の一つは
それかも知れません。
主人公が2作目と3作目で変わり、
4作目からまた戻る。
舞台も毎回変わるし、
敵と味方も入れ替わる。
シリーズでも必ず全く違う要素が入って来て
「飽きる」と言うことが
ないようになっています。
どんな物でも慣れてしまえば一緒。
高い物を集めようが、安い物を集めようが、
「ムラ」が無ければ、「飽き」が来る。
これこそ「ディフューザー理論」です。