侍ジャパン前監督の栗山英樹氏がチェコ野球名誉アンバサダー就任
個人的にかなり嬉しい記事だ。
その記事の内容とは、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏がチェコ側からの申し出を受けチェコ野球の名誉アンバサダーに就任した、というものだ。
侍JAPAN監督を退任した栗山氏には「NPB球団の監督になってほしい」「次期コミッショナーになってほしい」「侍JAPAN監督を続けてほしい」などと言った声がある中、個人的には日本の野球界というしがらみだらけの狭い世界から飛びだし、野球の国際普及に何らかの形で携わってほしいなという期待を持っていた。
栗山英樹氏への大きな期待
ちょうど3月のWBCが開催していた最中に公開した下の投稿の中で欧州での普及こそ国際化のカギだと書いた。
6月に行われた講演会の中で、栗山氏がWBCで対戦したチェコ、イタリアの欧州勢の野球に対する姿勢に感激し、
「純粋に相手をリスペクトして野球をしていた。そういうことをヨーロッパの選手たちが思ってくれていたことが凄くうれしくて。ヨーロッパの野球を巡って見てみたい」
「誰かが自分を必要としてくれるなら何でもやらないといけないと思ってる。今は何か自分が“これをやるんだ”となるのを待ってる」
と誓ったとの記事を見て、必ず実行してほしい、私の中では栗山氏しかいないと勝手に大きな期待を抱いていた。
そんな中飛び込んできたこの記事。めちゃくちゃ嬉しい。
しかも24日から開催される野球欧州選手権の試合を視察するとのことで欧州全体の野球に触れるには最高のタイミング。
栗山氏のことなので、これから自分が何をすべきか考えながら色々なアイデアを出し、具体的な企画を作ってくるはずだ。
他のNPB出身者は何をしてるのか
野球界への恩返しを世界という広い視野で考えられるNPB出身者は栗山氏くらいではないか。
他には、例えば高校野球監督とジンバブエ代表監督を兼任したおかやま山陽高校の堤監督や青年海外協力隊の隊員として野球普及活動に関わる方々のほうがよっぽど野球というスポーツに危機感を抱き、野球を世界に広めたいという情熱を持っている。
一方で、栗山氏以外のNPB出身者はどうだ。
指導者や野球解説者の仕事は本業として良いとしても、YouTubeを開設してあーでもないこーでもないと言ったりと…
栗山氏やほぼボランティアに近い形で地道に活動を続ける方々を少しは見習ったらどうかと思う…とボヤき始めると止まらなくなるので一旦ここで止めておいて…
今後の栗山氏の動向に私はこれからも注目していきたいと思う。