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持ち物を持って帰る時期

もう少しで夏休みですね。

そろそろ、図工で作った作品や学習で使わなくなったものを、手提げなどに入れて持ち帰ってくる頃かと思います。


特に、来週からは本格的に道具箱を持って帰ってくると思いますが、保護者の方の中には、見るのがとても辛い瞬間かもしれませんね。

「こんなにプリント入ってる!」

「もう提出期限終わってる手紙じゃない!」

「ゴミばっかり入ってる!」

「ハサミやノリが無くなっている(壊れている)」

など、怒りが込み上げてくるかもしれませんね。

もちろんそのお気持ちは分かります。

ただ、持ち帰った荷物からは、お子様の学校での生活の様子が分かることがあります。


夏休み入る前に、以下のポイントに気をつけて見ていただきたいと思います。


【注意して確認してほしいこと】

◯持ち物の状態
持ち物がどのような状態になっているかチェックしてみてください。
(以前と比べてどうかをチェックします。)

・筆箱や鉛筆など傷がついていないか。
→考えられることとしては、ストレスがかかることがあって、自分の持ち物を傷つけている可能性があります。
筆箱や消しゴムを鉛筆で刺した跡があったり、鉛筆を噛んだ跡があったりしたら、学校で何らかのストレスがかかっている可能性があります。

・落書きがないか。
→考えられることとしては、授業に参加できていない可能性があります。
授業中に先生や友達の話の内容が分からなくて、手持ち無沙汰になりノートや教科書、筆箱などに落書きをすることが考えられます。

・道具箱の中にゴミがたくさんないか
→これも授業に参加できていない可能性があります。
プリントの端や図工で使った切れ端などを道具箱に入れていて、授業中手遊びをしていることが多いです。
捨てることや整理整頓が苦手なことも考えられますが、授業の参加にも関わってきます。

また、これまで紹介させていただいたことは、友達の手によってやられた可能性もあります。
言いにくいことですので、ずっと黙ったままだったのかもしれません。
必ず、「自分でやった」のか「友達がやった」のかを確認する必要があります。


◯不備や壊れているものがないか
絵の具が全色揃ってなかったり、ノリがなかったりしているものがあるかもしれません。

支援が必要な子供たちの中には、自分の持ち物が先生が言った通り揃っていなかったり、必要なものがなかったりするだけで、やる気をなくして、1時間の授業に参加できないなんてことも少なくありません。
友達や先生から借りることに抵抗がある子ならなおさら確認が必要かと思います。

2学期気持ちよく学習に取り組めるようにしてほしいなと思います。


【一緒にやってほしいこと(整理整頓が苦手な子)】
整理整頓が苦手な子には、休みのときに整理整頓をする練習をするとよいかなと思います。

正しい場所をお子様と一緒に決めて、写真を撮り、パズルのように入れていけるようになると、よい練習にうながると思います。

また、覚えることが難しい場合は、写真を道具箱の中に貼ってあげたり、ビニルテープなどを貼って、区分けをしてあげたりするのもよい手立てかなと思います。

学校にいるときはなかなか一緒に確認や練習が難しいので、ぜひやってみてください。



持ち物は子供たちの日々の様子を教えてくれます。

ぜひ、ご一緒に確認してみてください。

そして、まだ子供たちが持ち帰った作品や学習の成果などがあれば、頑張りを多いに褒めて自信をもたせてあげてください。