ルーティンを崩した方がよいとき
最近、私の見ている子供たちや、学校全体を通して、疲れが出てきたり、トラブルが多くなったりする時期になってきています。
また、不登校や登校しぶりも増えてくる時期でもあります。
運動会や学習発表会、展覧会、社会科見学や宿泊活動など、行事に向けての練習や、連休明けが重なってくると、なかなかリズムが掴めなかったり、疲れが取れなかったりして、だんだんと崩れてくるのかなと感じます。
それプラス、習い事や放課後デイなどが入ってくると、もう本当にリラックスできて、気持ちが切り替わるご家庭で過ごす時間が、子供たちにとても重要になってくると思います。
『学校で、おそらく頑張っているんだろうな』と感じて、少し休ませてあげたいなと思っても、これまで積み上げてきた宿題やお手伝いなどの習慣(ルーティン)を崩すのはとても抵抗があると思います。
疲れているからといって、休ませるのは違うなと思いますし、休めることに味を占めて、今後楽な方に流れていってもこまりますよね。
実は、学校でも同じようなことがあります。
無理をしているのは分かっていて、見てるのが可哀想なぐらい疲れていて、学習をしても意味がないときがあります。
そんなときに、無理に学習を進めると、当然失敗体験になってしまいます。
今回は(この時間は)休ませたいな、リフレッシュさせたいなと思ったときに、私がいつも行っているのが、
『強制的に休ませる』
です。
注意するポイントとしては、お子様に
「今日は休む?」と、聞いてはいけません。
自分で休むことを選べる状態を経験してしまうと、「次も休みたい」という楽な方への考えがでてきてしまいます。
そうではなく、風邪を引いたときに、強制的に寝ていなさいと、伝えることがありますよね。それと同じような感覚で言うことがポイントです。
「今日の様子はちょっと、疲れていて、イライラしているから休まないとダメだよ」
「宿題とかだったら、明日元気になってやればいいんだし、先生に言ってあげるよ」
など、
今の状況を客観的に伝えてあげて、休むことの重要性を伝えてあげてください。
そして、リラックスできて、スッキリできたら、いつもの宿題や手伝いをやればよいということを強調すると、休んでルーティンに戻ろうとする気持ちが高まることが多いです。
私も、この方法を結構使っています。
これを意識すると、今後楽な方へ行きたいという気持ちが起きにくいように感じます。
ルーティンを崩した方が、メリットになることもたくさんあります。
その判断は、お家での疲れているときや、学校からトラブルなどの連絡があったときです。
判断は迷うことなくやって良いと思います。
もし、疲れが溜まっていたり、学校などでトラブルが起きることが続いていたら、試してみてください。