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距離感が掴めない

距離感が掴めない子がいます。

家族ならば、距離感が近くても、特に問題はないかと思いますが、

友達や先生、家族以外の大人の人との距離感が近いと、人によっては不快に感じることがあります。


本人はそこまで意識しているわけではないと思いますが、気が付いたら友達と振れる距離感にいたり、家族以外の大人の人の手を繋いで(触って)いたりして、今後大きくなったら、問題になってしまうことがあります。

私も、普段の生活の中で、気が付いたら、体に触れるぐらい近くによってきたり、手を握られたりします。


通常学級の交流などで、
「顔近い!」
と、言われている場面があり、距離が近いと、今後の生活で避けられたり、嫌がられたりする可能性があるので、しっかりと改善してあげなければならないなと思っています。


距離感を掴むためには、いくつかのステップが大切だと思っています。

①意識させること
距離が近いことを意識してあげることが大切だと思います。

振れるぐらい近くに来たら、
「ちょっと近いよ」
「ぶつかっているよ」
「急に手や腕を握られるとびっくりするよ」
と、教えてあげて、意識できるようにすることが大切だと思います。


②相手の気持ちに気付かせる
距離が近いと、嫌な気持ちになる人が多いことを教えてあげます。

ただ、みんながみんな嫌がっているわけではなく、
「家族だったらいいよ。」
「家族の中のお父さんならいいよ。」
など、安心できる存在もいることも一緒に伝えてあげることも大切だと思います。


③具体的な練習
学校やお出かけするときには、手を伸ばして、届かない距離にいる練習するとよいと思います。

「ぶつかったら近いということだよ」
「もし、手を伸ばしたら当たりそうだなと思ったら離れてね」
と、具体的な方法を伝えると、意識ができると思います。

もし、近かったら、
「それは手を伸ばしたら触っちゃうよ」
と教えてあげるのがよいですね。


④近すぎてしまったときの練習
もし、近くなってしまっていたら、
「近くなってごめんね。」
「次は気をつけるね。」
などと、周りへの配慮の言葉を教えることも、関係が崩れないためにも大切です。

一言あるのとないのとでは、印象が大きく変わります。

失敗しても、次の印象が異なりますので、フォローの練習も大事だと思います。



距離感を掴めると、トラブルが少なくなったり、未然に解決できたりすることも増えてきます。

ぜひ、お子様の様子を見て、考えてみてください。