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トノバン 2

封切り初日となる今日
「トノバン ~音楽家 加藤和彦とその時代~」を
鑑賞した
敬愛する音楽家だけに
知っているエピソードもあったが
改めて彼の偉大さを実感した映画であった

型にはめられると
その型から抜け出そうとし
次なる「創造」をめざして
活動する領域を広げていった
成功しても
その路線に居続けることなく
常に「革新」を求めた

20代で成し遂げた成功
その壁を超えることの難しさに
後年は苦悩したようだ

それでも彼の作品の素晴らしさは不変だ
映画のラスト
『あの素晴らしい愛をもう一度』が流れた
今まで何度も聴いた
聴き慣れた楽曲のはずなのに

自然と涙が流れた



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