東京都政の疫病神的なシロアリ女王小池百合子は東京都知事選に立候補するかしないか見物である
過去8年間,東京都政を牛耳ってきた「疫病神的なシロアリ女王小池百合子」,この喰わせ者の山師で法螺吹き女流政治屋は,安倍晋三とともに日本の政治を完全に腐朽しつくしてきた。
そうした日本政治の惨状をもたらした小池百合子は,カイロ大学卒業疑惑の問題にまともに回答できないまま,これまで「都政をさんざんに食いものにしてきた」履歴ならば大いに誇れるトンデモ政治屋であった。
いまは亡き安倍晋三は自身の第2次政権,7年と8カ月において国政を完全に「非先進国」化させ,現状の日本を「衰退途上国」という「どん底」にまで蹴落とした。
また小池百合子は,最近の格好(体躯)を観るに急に肥満の症状をみせているのが気になるが,顔全体のむくみ具合は,なにか体調面で重大な懸念があるのではないかとまで観察してみる。
【参考画像】 -百合という花にはこういう特性があったとか-
いずれにせよ,政治屋としての固有な資質であった「本質的なダメさかげん」とともに,この安倍晋三と小池百合子は,日本の政界のなかでは「男女別にそれぞれ無双の地位を誇れる」ほど,「好・対」(ベストカップル)であった。ともかく,小池には早めの退場を勧告しておかねばなるまい。
※-1「踏み絵? 茶番? 東京の首長8割が小池知事に出馬要請した背景」『毎日新聞』2024年5月30日 09:59,更新 09:59,https://mainichi.jp/articles/20240530/k00/00m/010/040000c
【参考画像】 この記事からではないが,同じ『毎日新聞』からつぎの画像をさきに紹介しておく。「小池百合子知事に,支持を表明した区市町村長の一覧を手渡す長友貴樹・調布市長(中央)ら」=東京都新宿区で2024年5月28日午後1時55分。こちらの出所は下記に明示されている。
任期満了に伴う東京都知事選(6月20日告示,7月7日投開票)をめぐり,都内自治体の8割の区市町村長が有志というかたちで,現職の小池百合子知事に立候補を要請したことが波紋を広げている。
多摩地域26市を取りまとめた長友貴樹・調布市長は要請後の記者会見で,名を連ねたのは「個人の自由意思」だと強調したが,各首長には事前の意向確認があり,賛同しなかったある首長は毎日新聞の取材に「踏み絵と感じた」と語った。
「3期目を目指し立候補されることを期待し,ここに支持を表明する」
小池知事あての〔5月〕28日付の出馬要請文には,都内62区市町村の8割にあたる52区市町村長が名を連ねた。長友市長や,特別区長会会長の吉住健一・新宿区長らが同日,小池知事と面会して文書を手渡した。
小池知事は「思いはありがたく受け止めさせていただきます」と応じたという。立川,町田,小平,稲城,多摩,小金井の6市長と渋谷,中野,世田谷,杉並の4区長は要請に加わらなかった。
長友市長によると,多摩地域26市長については24日にあった都市長会の会議終了後などに「個人の自由意思ですが」と前置きした上で意向を確認したという。
23区長に関しては,吉住区長が意向を確認した。吉住区長によると,16日にあった特別区長会の総会終了後,出馬要請に賛同するかどうかを尋ねる文書を返信用封筒とともに配布。
「一人一人の政治信条で判断してください」と強調したうえで,返事をするよう呼びかけたという。
悩んだすえに回答を保留し,出馬要請にくわわらなかったある首長は毎日新聞の取材に,「『名を連ねなかったら今後どうなるんだ』と考えると,踏み絵と感じた。なかなか厳しいことを聞くなと思った」と本音を漏らす。同じく賛同しなかった別の首長は「知事の心情からすると,名を連ねたほうにシンパシーを感じるだろう」と不満を語った。
一方で,X(ツイッター)では小池知事が「52の首長に要請受けたから立候補』というポーズ」を取るのではないかといった臆測も目立つ。立憲民主党の小沢一郎衆院議員は28日,自身のXで「完全にお膳立てされた,やらせの異様な茶番劇」と批判した。
【参考画像】 -小沢一郎のその『X』投稿-
実際,吉住区長は各首長に意向を確認する前の14日に小池知事と面会し,首長有志で出馬要請する方針を伝えていたことを毎日新聞の取材に明らかにしている。
また,Xでは「民意で選ばれた首長が勝手に出馬要請しないでほしい」といった投稿も相次いだ。こうした点について吉住区長は「職権乱用をしないかぎり,首長も政治活動をする自由はある」と主張した。
※-2「東京都内52首長が小池都知事に出馬要請 加わらなかったのは?」『毎日新聞』2024/5/28 15:56,更新 5/30 11:53,https://mainichi.jp/articles/20240528/k00/00m/010/120000c
この記事は※-1で引用した同じ『毎日新聞』の報道よりも,2日早く報道されていたものである。以下に引用する。
--任期満了に伴う東京都知事選(6月20日告示,7月7日投開票)をめぐり,都内の首長の有志が〔5月〕28日,現職の小池百合子知事(71歳)に面会し,3選に向けた立候補を要請した。
要請に名を連ねたのは都内62区市町村のうち,全体の8割にあたる52の区市町村長。要請にくわわった首長,くわわらなかった首長は以下のとおり。
八王子,武蔵野,三鷹,青梅,府中,昭島,調布,日野,東村山,国分寺,国立,福生,狛江,東大和,清瀬,東久留米,武蔵村山,羽村,あきる野,西東京,千代田,中央,港,新宿,文京,台東,墨田,江東,品川,目黒,大田,豊島,北,荒川,板橋,練馬,足立,葛飾,江戸川,瑞穂,日の出,檜原,奥多摩,大島,利島,新島,神津島,三宅,御蔵島,八丈,青ケ島,小笠原
要請に加わらず(10)
立川,町田,小平,稲城,多摩,小金井,渋谷,中野,世田谷,杉並
※-3 公職選挙法
以上のごときなりゆきが進行してきた状況については,とくに小池百合子都知事に対してとなれば,ある重大な問題が控えていた。公職選挙法(昭和25年法律第百号)のつぎの条項に抵触する虞れが大と判断されるのである。これはもちろん専門家が明確に指摘する疑いである。
※-4「卒業証書を開示しても『疑惑』再燃 カイロ大学を巡る小池氏の40年」『毎日新聞』2024年5月30日 05:0,更新 5/30 13:19,2024年5月29日,https://mainichi.jp/articles/20240529/k00/00m/040/287000c
東京都知事選(6月20日告示,7月7日投開票)への立候補の意向を固めている現職の小池百合子知事(71歳)に対しては,エジプトのカイロ大を卒業したとの学歴を疑問視する見方がたびたび取り沙汰されてきた。
小池氏は卒業証書を開示して真っ向から反論するものの,今年(2024年)に入ってからも「学歴詐称工作に加担した」とする元側近の手記が話題になった。毎日新聞の記事などから小池氏とカイロ大をめぐる40年余を振り返る。
〔小池百合子は〕カイロ大卒業時にはピラミッドで……。
「父が石油関係の仕事をしていたという理由だけでエジプト行きを思い立ったんです」。1982年11月15日,毎日新聞の記事は小池氏がエジプトに渡ったきっかけを伝えている。記事中,小池氏の言葉はこう続く。「アラビア文字はどちらから読むのかもしりませんでした」
補注)小池百合子のアラビア語の実力は2~3歳児の次元だというが,この程度に「アラビア語は右から左に書くこと」くらいはしっているということだが,現在におけるそのアラビア語学力はもっと低下しているはずと想像(推断)する。
〔記事に戻る→〕 一方,後年の自著『希望の政治』で小池氏は,将来的に必要とされる言語を考え,国連の公用語にアラビア語がくわわるというニュースや父の書架にあった『中東年鑑』が留学のきっかけになったとし,「現地に留学する方が早く習得できると考えた」と記している。
補注)この発言を聞いて吹き出すのは,本ブログ筆者1人だけではあるまい。すなわち「現地に留学する方」方法を採る・採らないにかかわらず,アラビア語の能力が幼乳児並みという人物が,このような発言を過去にしていたとなれば,それこそ「恥」だというべき結果にしかなるまい。
〔記事に戻る→〕 小池氏のオフィシャルサイトのプロフィルによると,小池氏は関西学院大を中退してカイロ大に留学。後年の毎日新聞記事には「節目節目で高い場所に上っていた。カイロ大卒業時にはクフ王のピラミッド(高さ139メートル)に登り,頂上で振り袖を着て茶をたてた」とのエピソードが残る。
補注)茶道具もいっしょに担いで登ったということか? 現地でエジプト人のシェルパ(?)でも雇って,そのピラミッドに登頂したとでも説明するつもりだったか?
どうもウサン臭い話ばかり。
振り袖であのピラミッドを登ったという創話からして,眉ツバもの。受けとり方によっては珍妙そのもの。浴衣がけで登ったというのであればまだしも,振り袖で(?)ピラミッド登頂したといっても,おそらく頂上に着いてから着替えたのではないか? その写真を記念に採るために……。
要するに,話の全体そのものが多分,単なる法螺の筋書き・・。あるいは,幼稚な作り話。
〔記事に戻る→〕小池氏はその後,リビアのカダフィ大佐やパレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長へのインタビューを機にテレビで活躍。アラビア語通訳やキャスターを経て1992年の参院選に日本新党の公認で出馬し,初当選した。
2002年に自民党に移り,森派(当時)に所属した。その後,環境相を務めていた2004年に民主党所属の衆院議員の学歴詐称が明らかになったさい,小池氏の学歴も話題に上った。
2004年2月の記事によると,「カイロ大卒業疑惑がマスコミに出る」という情報が流れ,森喜朗元首相が派閥の総会で「首席で卒業している」と代弁する場面もあったという。
♠ 2016年都知事選後に「疑惑」♠
小池氏の学歴がひときわ注目を集めたのは,小池氏が国政から都政への転進を果たした2016年の都知事選後だった。2018年には月刊誌『文芸春秋』が,カイロ大卒業という経歴に疑義があり,「学歴詐称に当たる」との記事を掲載。小池氏は記者会見で「卒業証書もあり,大学側も認めている」と反論した。
補注)2020年の東京都知事選に向けた政策発表記者会見終了後に公開された,小池百合子知事のカイロ大の卒業証書と卒業証明書については,前段でその画像を紹介してあった。
〔記事に戻る→〕 2020年の都知事選を前に出版された小池氏の半生を追ったノンフィクション『女帝 小池百合子』でも学歴に疑義が呈された。これに対しては,在日エジプト大使館がSNS(ネット交流サービス)で「(小池氏が)卒業したことを証明する」とするカイロ大の声明を公表。小池氏も改めて疑惑を否定し,卒業証書と顔写真付きの卒業証明書を記者会見で開示した。
補注)この在日エジプト大使館のSNSウンヌンは,小池百合子自身が事前に急遽,手回しをして発信させていたものである。だから,そのやり口は相当に悪質であった。
しかも,日本国東京都の首長が自分の利害にかかわる論点を,外国の公館の公報(ほぼ完全にそれに相当する手段)に委ねるというのは,一国の基本利害(国益・公益)にとってみれば,いちじるしく深刻な問題を惹起させる行為であったことに注視しなければならない。
〔記事に戻る→〕 しかし知事選を控えた2024年に入り,「疑惑」が再燃した。『文芸春秋』は2024年5月号で,小池氏の学歴詐称工作に加担したとする元側近の小島敏郎氏の手記を掲載。
小島氏はその後の報道陣の取材に対し,在日エジプト大使館がカイロ大学長の声明を公表する直前に,大学に声明を出してもらうよう小池氏に進言したとし,「卒業していないと疑う合理的な理由がある」と述べている。
小池氏は4月12日の定例記者会見で「大学の声明文はカイロ大学が意思をもって出されたと認識している」と反論。「卒業証書,卒業証明書をすでに公にして,記者会見だけでなく都議会でも説明してきた。選挙のたびにこういう記事が出るのは残念だ」と苦言を呈した。(引用終わり)
結局,小池百合子さんよ,アンタ「よくいうよ」であった。
「選挙のたびにこういう記事が出るのは残念だ」と苦言を呈したいのは,小池百合子自身ではなかった。われわれ国民・市民・庶民(当然都民の立場も含む)の側からこそ,叫ばれるべきものが,まさしくその文句であった。
とりわけ残念なのは,どだいとんだ喰わせ者であって,しかもみずから座長となって下手くそな八百長劇をたびたび演じながらの,そのヤラセ大好き人間的な「小池百合子流の人生半世紀」そのものが,日本の政治過程のなかに〈大きな傷痕〉を明確に刻んできたことである
つぎに紹介するこの記事は,『東京新聞』2024年5月20日 06時00分(朝刊掲載の記事となる)に配信されていたものである。
そもそも,東京都知事としてこの女性政治屋:小池百合子はいままで,いったいどのような成果を,しかもまともに挙げえたというのか?
だいたい,公約は未達成のものがほとんどであったし,自民党との関係(連携)も公明党以上に目先チョロチョロ志向だけであった。
そもそもが,都民の立場・利害のための都政運営に当たるというよりも,ただ自分だけが気分よく都知事でいられる状態を持続可能にさせていたかっただけの,いうなれば,実はきわめて小心でケッタイな人物であった。
最近(2024年)もなお,このように継続して実施されている東京都のプロジェクションマッピング(下掲画像)については,異様なる「既視感」を抱かされる。
そこでつぎに,過去おいてすでに実演されていた「光景:関連する画像」も挙げながら,あらためて批判をくわえておく。
これまで,この百合子風のお遊びのために48億円を電通の子会社に貢いだとか。この都庁の前で時々繰り拡げられる,困窮者に対する「お弁当配付」という現実は,この知事の目線には映っていない。
最近は800名分もの弁当を用意し配っているが,いつも品切れ状態で終了せざるをえず,後れてきた人は受けとれないでいる。
国民や都民(市民・住民・庶民)の利害得失を,自分が采配している地域(都区市町村の)首長の立場から仕事を担当するというよりは,自分がいかにかっこうよく人の目に映るかだけを気にして生きてきた人間が,この小池百合子であった。
国政の舞台では「これダメ総理大臣」としては最近まで,安倍晋三や菅 義偉,岸田文雄が登場していたとすれば,都政の舞台にはとくに,悪代官的な都知事であった石原慎太郎や小池百合子が,実に大きな顔をさらしては傍若無人を働きつづけてきた。
これらの矮小かつ卑猥なる政治精神の持ち主たちが,この「日出ずる国」の大空を運行する太陽の光をひたすら遮るだけの役目,つまり我利私欲のための働きしかしてこなかった過去の実績は,いってみれば「都政の劣悪な運営」がめぐりめぐっては「国政の沈滞を促進させる悪効果」まで招来させていたのだから,とりわけ「彼と彼女」が都政に盤踞していた時期,東京都の運営においては諸悪が栄えることがあっても,一善一善を着実に積み上げていく業績は,なにも挙げていなかった。
ひるがえってみるに,国政の舞台では安倍晋三がなにをしていたか?
安倍晋三は「世襲3代目の政治屋」の代表的な1人としてならば,「裏金問題の総本山」に巣くっていた「初老の小学生・ペテン総理」(ブログ『くろねこの短語』の命名)としての親分であった。
また,官邸機密費を好き勝手に私財化した事実が疑われる二階俊博や,裏金でドンペリをたくさん買いこんでいた世耕弘成などといった,これまた税金ドロボーそのものである政治屋たちも,確かに陋劣な小ずるい人物たちでしかなかったが,
小池百合子はまた別種の立場,つまり女性である自分の立場を最大限に利用しつつ,くわえていくらかはジジ殺しの手練手管もあってか,自分の地位を高めることだけは成功させてきた。
ところが,それに反比例するかたちで日本の政治や都政は疲弊させられ,ただ堕落していくだけであったのだから,この国全体にとってみれば,好ましからざる「負の成果」ばかりが蓄積される顛末になっていた。
それでも,いまの時期になっての出来事であったが,「小池百合子氏に都内自治体の首長8割が都知事選出馬を要請 『重く受け止める』」『産経新聞』,2024年5月28日,17:11,https://www.sankei.com/article/20240528-HZ2UF7Y34RM3PPYW7TVAPRLAFU/ などといった報道がなされていた。
だから一方で,「『都政を踏み台にしない』立民・辻元清美氏,盟友の東京都知事選出馬を援護射撃」『産経新聞』2024年5月28日,16:00,https://www.sankei.com/article/20240528-KR62YHYWDNCM7PON73GCAMODLM/ といった,都知事選への立候補を明らかにした蓮舫に対する支援の声も挙がっていた。
辻元清美が関連したその記事は同時に,「都知事選をめぐっては小池百合子知事(71歳)が3選をめざし出馬の意向を固めているほか,広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41歳),元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75歳)らも出馬表明している」とも報じていた。
※-5「小池都知事に都内52首長が出馬要請…『知事から依頼あった』内情暴露した都議が『まさに踏み絵』と徹底批判」『『Smart FLASH』2024.05.30 06:00,https://smart-flash.jp/sociopolitics/288146/1/1/
この記事は,前段に説明した「※-3 公職選挙法」への疑いがもたれる小池百合子の行為を前提にして読むべきものである。この記事を紹介するにあたり,つぎの『X』への投稿を紹介しておきたい。
以下,記事本文を引用する。内容じたいに重複があるが,問題の性質上あえて反復してとりあげている点を断わっておく。
a) 7月7日投開票の東京都知事選の動きが,にわかに慌ただしくなってきた。
「立憲民主党の蓮舫参院議員が,小池百合子都知事に先んじて出馬表明したことで,テレビの情報番組でも連日,この話題が取り上げられています。蓮舫氏がジャーナリスト・田崎史郎氏を名指しで『取材していない』というと,田崎氏が『事務所に電話をしても誰も出ない』と反論するなど,場外戦も熱くなっています」(政治担当記者)
そうしたなか,5月28日,長友貴樹・調布市長らが,都内52市区町村長による連名の立候補要請文を小池知事に手渡した。これは,都内の全62市区町村の8割超にあたる数だ。長友市長は,記者団に「あくまでも個人の自由意思」と説明している。
しかし同日,この要請文について,鈴木烈都議(立川市選出・立憲民主党)がXで次〔この※-5の冒頭に紹介した『X』はその関連〕のように批判し,波紋を広げている。
《私たちのところにも事前に情報が寄せられていたのですが,これはひどい。小池知事から,都内の市長会,区長会に小池知事宛の出馬要請文に名前を連ねるように,依頼があったそうです。
ある自治体の市長は,賛同しなかった場合の報復を恐れて,受け入れざるをえないと。まさに踏み絵です。昔の自民党選挙みたいなことがいまでもおこなわれていることに驚愕。私たちはこういう古い自民党的な小池都政をリセットしたいんです》
鈴木氏は,本誌の取材に「複数の自治体関係者から『小池都知事から要請があった』と聞いています」として,「踏み絵」についてこう語った。
「要請文に名前を連ねた方のなかには,みずから進んで名前を書いたわけではない首長さんもいらっしゃるそうです」
「というのも,規模が小さい自治体ですと,副市長や部長など幹部クラスを都庁から派遣してもらっていることが少なくありません。そうした方々の引き上げなどの嫌がらせを心配して,『やむをえず』の気持ちで名前を書いた方もいるそうです」
「小池知事がこのようなことを依頼した背景には,やはり『焦り』があるのではないでしょうか。私は,道義的な問題があると思っています」
b) 紀藤正樹弁護士も29日,Xでこう疑義を呈した。
《選挙で当選したとはいえ,それは相対多数の結果に過ぎず,当該地方自治体の市民にもさまざまな住民がいることを考えると,ある自治体の長が上位自治体の長や議員に出馬要請をすることじたいにも大きな疑問があります》
《この件,仮に出馬要請に市民の税金である自治体の経費,職員を使ったなら,違法支出すら疑われる事態です。調査検証も必要です》
鈴木氏の同ポストには,
《小池都知事みずからがなんらかの関与をしていたなら要請自体が「自作自演」ということになる》
《強要にしか思えないのですが》
《立場の関係上,断わることのできない他人を巻きこんで,自分のやりたいことをやろうとするところが東京都っぽいです》
などのリプライが寄せられていた。29日,小池知事は所信表明をおこなったが,出馬表明はなかった。
※-6「小池都知事『出馬要請』に “自作自演” 疑惑…『実質的な「踏み絵」』と立憲都議が舞台裏を明かす」『日刊ゲンダイ』公開日:2024/05/30 10:45 更新 05/30 13:06,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340910/2
古臭い自民党と同じ穴のムジナ。「小池劇場」のただの一幕パフォーマンス?
これでは “小池知事による小池知事のための要請” じゃないか。まさか自作自演なのか。あらためて鈴木〔烈〕都議に聞いた。
「蓮舫議員が出馬表明した〔5月〕27日,地元自治体の議員が集まる場で耳にした話です。市長会と区長会で,ある首長が小池知事からの要望をにおわせつつ,小池知事の出馬への賛同を募っていたというのです」
「知事は表立って『依頼した』とはいわないでしょうけど,ある自治体の市長は『知事からと受け止めている』『賛同しない場合は報復があるかもしれず,受け入れざるを得ない』といっていました。
出馬要請した首長を責めるつもりはありません。都と市区町村のパワーバランスを考えれば,従わざるをえない部分もあるでしょう。実質的な『踏み絵』ですよ」
市長会と区長会に小池知事から依頼があったのか問い合わせると,「事務局として把握していない」と口をそろえた。
2016年の都知事選では,自民党が前岩手県知事の増田寛也氏の擁立をめざすなか,都内21人の区長が出馬要請。この古臭い体質に「ノー」を突き付けて旋風を起こしたはずの小池知事も,結局は同じ穴のムジナだ。今回の出馬要請に賛同しなかった世田谷区の保坂展人区長がこういう。
「本来,首長がそろって出馬要請すれば,知事にとって『画になる』のでしょうが,都民に不自然さを見透かされているように思います。実際,賛同した側よりも賛同しなかった側にスポットが当たっている状況です。小池知事に対する世間の “空気感” を表しているように思えてなりません」
「画作り」のためのパフォーマンスも世間の空気を読めなくては逆効果。「小池劇場」の終わりも近い。(引用終わり)
小池劇場と形容されただけに,実は彼女の都知事としての演技はどこまでも映画俳優の主演女優のそれに似ていた。そんな演技ぶりに終始してきたといえなくもない。
以前,千葉県知事の地位に就いていた元俳優の森田健作がいたが,この彼の場合はまさに,誰が観ても「甘ちゃん風の県知事だった」という印象を抱いた。
ところが,主演者としての格づけが小池百合子の場合は「数段格上であった」だけに,そのせいもあって,都民たちはいつもまでも騙されつづけてきた。
たとえば,選挙のときに百合子の応援があると,絶大な効果がえられたというから,こうなると,そのように百合子に応えてきた選挙民側における「民主主義の感性」いかんからして,あまりにも問題がありすぎた。
要は,今後においても小池百合子のそうした役者ぶりにこれからも,いいように騙されつづけるような都民たちが大勢いるようだと,この東京都は,そしてさらに日本国は,これからも確実に,「転落途上国」の一途に向かうだけの国家にならざるをえまい。
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【参考記事】
【参考:ユーチューブ動画サイト】 -51分48秒で少し長い動画-
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