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国民的人気があるという小泉進次郎がこの国の首相なったとしたら,この国は「いままでの〈亡国の首相〉たち」からリレーされ,アンカーになったかのようにして,本当に「滅国の首相」になる可能性が大きい,つまり「▼カな大将,敵より怖い」現状がさらに悪化するが,それでもアメリカ側は歓迎する首相候補

 ※-0 小泉進次郎が首相になるという悪夢

 小泉進次郎はなぜか,国民のあいだでは人気があるという評判になっていた。だが,もしも小泉が本当にこの国の首相になった場合,日本はいままで何人も登壇した〈亡国の首相〉たち」とは異なる局面を打開してくれるかもしれない,そうしてくれそうな資質をもちあわせていると,買いかぶられている。つまり,大きな誤解をしながら,つまりミーハー的な意識水準において受けとめられている。

 だが,小泉進次郎は本当は「滅国の首相」になる可能性が大きい。いままで日本はすでに「衰退途上国」に突入したと,経済学や社会学の専門家が断定までしている。安倍晋三の虚言癖もひどかったし,岸田文雄の食言壁もふにゃふにゃに,まったくだらしなかったにしても,

 これから登場しそうなこの国の首相候補:小泉進次郎は,まさしく「▼カな大将,敵より怖い」現状をさらに本格的に悪化(進化)させること必定である。もっとも,アメリカの立場からすると,今回の自民党総裁選にさいしては,進次郎はもっとも歓迎される首相候補だと位置づけられている。つまり,ほぼ100点満点で「120点くらい」はもらえる「好人事」として期待されている。

 本日のこの記述においては,「国民的大人気・小泉進次郎総理大臣はこの先,誕生するのか?」『BESTTIMES 【隔週連載:適菜 収】だから何度も言ったのに 第69回』,2024年8月15日,https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/3073129/ を紹介しつつ議論をしたいのだが,ひとまずこれは※-2にずらし,あとにまわすことにしておき,つぎの※-1でさきに,以下の見出し文句でいくらか前言とする議論をおこないたい。

【参考記事】-『日刊ゲンダイ』から事前に読んでもらえると都合のよい記事-


 ※-1 小泉進次郎が自由民主党総裁選に出馬するというが「お金のかからない選挙戦」というが,自分たちが不正に溜めこんだ裏金は,それではいったいなんのためにいま隠しているのか?

 自民党総裁選の日程は,2024年9月12日告示,27日投開票と決まった。しかし,そのように日程が決まったを発表されたとはいえ,自民党の数だけは多いのだが(2024年7月30日現在で衆議院議員257名,参議院議員115名の計372名),

 いまさらとはいえ,できれば全員撤退してほしいような国会議員たちしかいなかった。いわゆる陣笠議員というよりは,単なる雑魚議員だとみるほかない,つまり,ろくでもなしの国会議員が話題にならないことがなかったという最近の事情があった。とくに自民党の場合,統一協会「味」の政権党となってもいた事情を鑑みるに,「いまさらなにをいうか」という印象すらあった。

 このたびの自民党総裁選に立候補した「小林鷹之の推薦人の3分の2」は統一協会となんらかのつながりあった連中である。いまの自民党は統一協会とはきっぱり絶縁できたという具体的な証拠がないなかで,統一協会(現在の正式名は「世界統平和統一家庭連合」)との深い腐れ縁が,完全に断ち切れたとみなせる事情にはなっていない。

【参考記事:画像資料】

このような裁判の状況が続いている

 統一協会側の幹部たちは最近,必死になって裏工作に当たっているとのことであったが,それ以前・以外に自民党を中心とした日本の政界のなかに深く食いこんでいたこの統一協会の影響が,いまだに完全に払拭されていない事実は,

 小林鷹之が今回挑む自民党総裁選の推薦人のなかでは,過半を占める議員たちが統一協会となんらのつきあいがあったからには,このあたりの事実を,うやむやにした状態で逃げおおせるつもりの彼らが,首相をめざす自民党総裁を選ぶための選挙「有権者」だというのだから,

 この国の「トンデモな転倒状態」は相当に重篤。

 つぎの歌謡曲は「段階の世代」に属する後期高齢者層に属する人たちであるならば,まだなんとか記憶に留めるこの歌詞であったと推測するが,なにやらいまどきにも,妙に意味深に聞こえる(歌える)文句が連ねられていた。

 なお「あんた」というセリフはもちろん,有権者たちのことに相当するわけだが,ともかく自民党総裁選に関与できるのは,それもごく間接的になのだが,自民党議員とこの党員である市井の支持者たちだけであった。

  ♯ だから云ったじゃないの ♭(1958年3月発売)
          歌手:松山恵子  作詞:松井由利夫 
          作曲:島田逸平  編曲:斎藤恒夫

 あんた泣いてんのネ
だから云ったじゃないの
港の酒場へ飲みにくる
男なんかの云うことを バカネ
ほんきにほんきにするなんて
まったくあんたは うぶなのね
罪なやつだよ 鴎鳥

あんた泣いてんのネ
だから云ったじゃないの
男の言葉にだまされて
さんざわたしも泣かされた バカネ
今さら今さらぐちなんて
云ってもむだだわ やめましょね
港女は 強いはず

 あんた泣いてんのネ
だから云ったじゃないの
めそめそしないで捨てちゃいな
なにさ港の恋なんか バカネ
何時まで何時まで泣いてんの
どんなにこがれて まったとて
帰るもんかよ あの男

♯ だから云ったじゃないの ♭

「おひまなら来てね」という題名の,五月みどりのシングル曲が,1961年5月に日本コロムビアから発売されていた。この事実については,蛇足的に補記しておくだけとする。

 自民党総裁選の実質は,その程度・種類の選挙もどきの行事になっているが,これがしかし,日本の政治の方向を定める重要な「コップのなかの嵐的な疑似選挙」であったからには,いちがいに軽視するわけにはいかない。


 ※-2 「国民的大人気・小泉進次郎総理大臣はこの先,誕生するのか? 『【隔週連載:適菜 収】だから何度も言ったのに』第69回,2024年8月15日,https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/3073129/

 〔2024年〕8月14日,岸田総理大臣は記者会見で「自民党が変わることを示すもっとも分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」と〔という具合に分かりにくいいいわけを〕述べ,自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明。

 小泉進次郎が自民党総裁選に出馬するという話が出てきたが,日本はどこへ向かうのか?

 『自民党の大罪』(祥伝社新書)で平成1年〔1989年〕以降,30年以上かけて,自民党が腐っていった過程を描写した適菜 収氏の,最新の寄稿「だから何度も言ったのに」(第69回)を,以下に引照する。

 今回におけるこの適菜 収の文章は,小泉進次郎を槍玉に挙げていた。面白い文章が綴られているので,また,本ブログの2024年8月19日の記述に対して,こちらなりにうまく補足してくれる中身になっていた。これを以下に引用しつつ記述してみたい。

 ♥-1 国のトップがチンポになる

 小泉進次郎が自民党総裁選に出馬するという話が出てきた。思わず笑ってしまったが,笑いごとではない。自民党は世代交代をアピールしたいのかもしれないが,世の中にはやっていいことと悪いことがある。その判断すらできなくなるまで自民党は劣化した。

 補注)自民党と統一教会との腐れ縁はまだまだ深く・太く潜伏したままではなかったのか? 本気でこのエセ宗教組織と縁切りしえた自民党の国会議員は,いかほどいるのか? いまだからシランプリしているけれども,世間のほとぼりが冷めたと思う時期には,きっと裏玄関からの密通関係が再度,両者間において堂々と復活するのではないか。

 公設秘書のなかにすでに多数潜りこませてきた統一協会であるが,肝心な国会議員たちじたいが,隠れキリシタンならぬ「文 鮮明・韓 鶴子」両教祖さまをあがめる〔より正確にいいかえると「そのポーズをとる」〕かようにして,その手先になっていたごとき現象が,以前からこの日本の政治においては発生していた。とりわけ,議員のなかには急所(「◉玉」や「子◉」)を,統一協会側からつかまれた状態の者たちがいないのではない。

 そこの範疇に属した国会議員たちは,現状,ひたすら統一協会の話題が漸次解消していき消え去ることを,最大限に切望しているはずである。

〔適菜の記事に戻る→〕 口から先に生まれてきたような政治家は多いが,進次郎はチンポから先に生まれてきたような政治家である。万が一,進次郎が総裁になり,そのまま総理になったら,国のトップがチンポになる。

 補注)「国のトップがちんぽになる」とき,はたしてこの国はどうなるのか? それでなくとも,実質,ジャパンハンドラーの掌中に居て「世襲4代目の政治屋」を演技してきた進次郎であった。また,艶聞に事欠かなかったこの進次郎であった。

 もっともいまは,年上の女房クリステル・滝川の尻に敷かれているらしいが,あいもかわらず,そちらの方面の熱心さの卓抜さに比較しての話となるが,いうことが支離滅裂以前で,たわごとにもなりえない独語しか残していなかった。この点は,後段において紹介するが,適菜 収がその言行録を10項目に整理,一覧している。

〔記事に戻る→〕 〔適菜は先日,2024年8月1日〕『自民党の大罪』(祥伝社)という新書を上梓した。この本は,自民党がわが国にとって,害しかないことを明らかにしたと強調。いまの自民党は,昔の自民党とは完全に別物である。

 昔の自民党が素晴らしい政党だったなどというつもりはない。指摘したいのは,自民党が質的・内容的にまったく別の政党になってしまったことだ。いまの自民党にはすでに保守的な要素はない

 現在は新自由主義勢力,財界,政商,カルト,反日勢力の複合体となっている。劣化の過程で極端におかしな議員が発生するようになった。進次郎についても,一節を使って説明した。

 結局,進次郎とはなんだったのか? 本書,適菜『自民党の大罪』から要点をいくつか抜粋する。

 問題のある「息子」は多い。河野洋平の息子〔河野太郎〕,岸 信夫の息子〔岸信千世〕,石原慎太郎の息子〔とくに石原伸晃,石原良純〕,岸田文雄の息子〔翔太郎〕……。

 小泉純一郎のジュニアに至っては,さらにそのジュニアが暴走した。耳目を集めたのは,ホテル代を政治資金で支払っていた三股不倫騒動くらい。

 進次郎は人妻と不倫。人妻は小さい子供を実家に預けながら逢瀬を繰り返し,夫にバレて離婚。家庭崩壊に追いこんだあげく,進次郎は逃げ切り,滝川クリステルとデキ婚を発表した。

 さらには,同時期に復興庁の元部下の女性とホテルで密会,さらにメーキャップアーティストの女性を赤坂の議員宿舎に呼びつけていた。これではチンポの乾く暇もない。

【参考記事】 -その一例をとりあげた記事がこれ-

 2020年1月28日,赤坂に議員宿舎があるのに,年に何回も十数万円級の高級ホテルに泊まっていることを国会で追及されると,「大半のものは秘書が宿泊した」と無理な答弁。『週刊文春』は疑惑を裏付ける領収書と進次郎のメールを入手した。

  人妻《待ちきれない~! 今日は進次郎さんの夢見られますように》

  進次郎《今新幹線で着いたよ^^ 今夜は楽しみにしてるよ^^》

 絵文字が哀しい。政治資金も下半身も管理できない男が「将来の総理候補」って悪い冗談である。

 補注)だいぶ昔の話になるが,ある政治家が国会で「アナタには本妻以外に妾2人」と詰問されたさい,その人いわく「いえ,違います。私は妻以外にもう1人,つまりその3人目の女性の面倒もみています」と答えたとか。

 こちらはしかし,彼女らの全生活過程をしっかり支援していた話題であった。ちなみに,田中角栄には2人の蓄妾がいて,毎年正月3が日は,元日は本妻と自宅で,2日と3日は順に妾宅で過ごすのが習慣であったとか。

 もっとも,男勝りの娘真紀子がその事実をもって,この父親角栄を責めたという話は聞いたことがない。真紀子には配偶者がいるが,そのあたりの人生観・価値観の真価を,ぜひとも訊きたいものである。まだ生きているうちに……。

 ♥-2 進次郎の心に響く名言

 私〔適菜 収〕は,当初から進次郎に注目していた。党内では客寄せパンダとして扱われていたが,発言がすべて面白いので,私のなかでは出オチ芸人のカテゴリーに入っていた。私が好きな進次郎の言葉ベスト10を挙げておく。

 補注)出オチとは,奇抜な見た目などで,舞台に上がった瞬間など,「出」てきた瞬間に「オチ」のように笑いが生まれることを意味する。

 【第10位】「いまのままではいけないと思います。だからこそ,日本はいまのままではいけないと思っている」。

 トートロジー(同義語反復)の数々も,イラク復興支援特措法の定義をめぐって「自衛隊の活動しているところが非戦闘地域」と暴言を吐いた父親の純一郎と,〔完全に〕同じ頭の構造

 【第9位】「私の中で30年後ということを考えた時に,30年後の自分は何歳かなとあの発災直後から考えていました」。

 30年後の自分の年齢はいまの年齢に30を足せばいいだけである。

 【第8位】「必要なことをやるべき」。

 「やるべき」だから必要なのである。要するになにもいっていない。

 【第7位】「驚きはない。受賞理由を聞いて私が演説で発信した効果だと思った。的確に国際社会に発信できていると思う」。

 〔これは〕化石賞(気候変動対策を後退させる言動をおこなった国に与える不名誉な賞)をもらったことについてのコメント〔であった〕。

 この日本はこれまで時々,この化石賞を授与されてきた。この不名誉賞については,つぎのリンク先・住所の記述に説明がなされていた。くわしくはこちらを参照してほしい。

 ここではつづいて以下に,その冒頭部分のみを画像資料にして切り出しておいた。

日本がよくもらう化石賞

  【第6位】「気候変動問題への取り組みは,楽しく,カッコよく,そしてセクシーであるべきだ」。

 チン次郎と呼ばれる所以である。

 【第5位】「反省しているんです。ただ,これは私の問題だと思うが,反省をしているといいながら,反省をしている色が見えない,というご指摘は,私自身の問題だと反省をしている」。

 こいつに投票したやつも深く反省したほうがいい。

 補注)さて,いまから事前に警告しておいたほうがいいと思うが,自民党総裁選でこの進次郎に投票するつもりである国会議員たちは,事前に「深く反省したほうがいい」と警告したこの適菜の意見を,

 いまの時点において,これはむろん事前にという意味だが,「自身の問題だと反省をしている」ことが必要であるはずだから,「他の次善とはいいにくい候補者ばかりだが」,こちらの一群から選ぶように翻心したほうがよろしい。

 【第4位】「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外にしられていないですけど」「色も匂いもないから分からないと思うんですけど,石油って化石燃料なんです」。

 〔待てよ〕小学校で習っ〔って〕たよね。

 補注)プラステックの原料が石油である事実が「意外にしられていない」って,いったいどういう了見か? 小学生低学年に訊いてみたら,まだ分かっていないかもしれないが,高学年になった小学生ならば,そろそろ勉強で習い,しっているのではないか?

 この程度・種類の「▼カ」を真顔をいえる進次郎が日本国総理大臣になったら,本当に「国民たちにとっては〈敵より怖い〉大将」になるし,諸外国の首脳たちの立場からすれば,これほど与しやすい日本産の「世襲4代目の政治屋」のボンボン:甘ちゃんは,めったにいない。これは〈怖い〉政治現象どころではなく,日本危機を端的に現わす明らかな兆候。

 【第3位】「自分でスプーンを持ち歩く人が増えていく。ライフスタイルが変わるのは間違いない」。レジ袋有料化だけでは物足りなかったのか。

 補注)いつの話だったか,この話題。「プラごみ」問題に関連しうる重要な発言に聞こえなくはないが,この進次郎がなにかいった段になると,どだい「?」の連発となる。その持ち歩いたというスプーンは,もしかするとプラスチック?

 【第3位】「オレ,いま,食べてるって感じ」。

 試食したときの感想。

 補注)この感想,猿にもいえる。否,もっと気の利いた文句を猿まね以上に,猿自身にいってもらえるかも……。

 【第1位】「退院後,リモートワークができてるおかげで,公務もリモートでできるものができたというのは,リモートワークのおかげです」。こうした発言は狙ってできるものではない。すがすがしいまでの天性のバカである。

 補注の記述)この第1位に挙げられた小泉進次郎の発言は,つまり正真正銘の「天性のバカ」であり,「すがすがしい」のそれだとまで形容されていた,つまり,とことんこき下ろされていた。

 a) この進次郎,すでにジャパンハンドラーの掌中にあった事実は,関東学院大学経済学部経営学科からコロンビア大学大学院修士過程に進学できていた学歴からも推断できる。コロンビア大学といったらなんといっても,アメリカのアイビー・リーグと称される名門校中の名門校のひとつであった。

東海岸に立地するアメリカのアイビー・リーグ大学群

 その構成大学はブラウン大学,コロンビア大学,コーネル大学,ダートマス大学,ハーバード大学,ペンシルベニア大学,プリンストン大学,イェール大学であって,いずれも各種ランキングで国内トップクラスに位置する名門校で,学部の合格率は例年3から7%程度と全米で最難関のグループに属するそうだが,

 小泉進次郎は縁故入学で特別に合格あつかいされたとしか観察したほうが,より適切な観察となる。関東学院大学経済学部の偏差値を探ってみたが,どうにも「救いようも(掬いようも)」のないくらい低い。ただし,この種の縁故入学の評価じたいについては,甲論乙駁の余地が多分にある。

 というのは,その種の縁故入学が絶対に「まずいとか・いけないとか」までは断定できないのである。ただし,小池百合子みたく嘘つき三昧で,カイロ大学を「首席で卒業した」などと,実質のない大ウソをつくのは最低。

 いまでは,彼女の御姿を拝顔するたびに「この人,縁故だよね,エンコ・・・」でカイロ大学に1年だけは在学させてもらったが,進級すらできないで,ましてや卒業などしていない。

 そうだったのに,軍事強権政権のおかげで卒業をしたという虚構に対するお墨付きを,どこかの誰かすらはっきりさせえない状態:事情で,出してもらっていたに過ぎなかった。

 というよりは結局,実体のほとんどなかった百合子のカイロ大学在学物語の虚像(フィクション性)を思いしらされただけであった。このことは最近になると,いよいよ暴露されつくすような「事実」になっていた。

 それに比較すれば,進次郎は正式にコロンビア大学大学院修士過程に正式に在籍させてもらい,きちんと卒業もしていたはずだから,この事実じたいに向かって,いちゃもんを付ける筋合いは誰にもなしえない。

 b) 要は,進次郎は,アメリカ合衆国が日本に置く「日本総督府」のいうことをよく聞く「ポチ」として,アメリカ側,それもジャパンハンドラーが「手塩をかけて育てた」つもりの人材だった,という位置づけができる。

 以上の本ブログ筆者の寸評的な言辞(説明)は,ここでいったん留めておき,適菜 収の書いた進次郎「文章」の残りを,さらに引用しておく。

 --進次郎が鼻息を荒くして日本変革への決意を語ったことがあった。なにを変えるかというと,衆議院でマイボトルが持ちこみ禁止になっていることだという。頭がクラクラ〔させられるのは適菜1名にあらず……〕。

 気候行動サミット中に外国人記者が「石炭は温暖化の大きな原因だが,脱石炭火力発電に向けて今後どうしますか?」 と質問すると,

 「一言〔で〕「減らす……」〔という返答になった〕。

 記者が「どうやって?」と問うと,黙りこくり,しばらくして「私は大臣に先週なったばかりです」。

 総理になったら同じことをやるかもしれない。「私は総理に先週なったばかりです」と。

進次郎政権では党内のポコチン勢力を結集させたほうがいい。副総裁は財務事務次官のセクハラ問題について「セクハラ罪という罪はない」といい放った麻生太郎

 補注)適菜いわくの「ポコチン勢力」とは,多分「ヘッポコ」なそれのことと推察できる。

〔記事に戻る→〕 〔だから適菜はこうもつづけていった〕フィギュアスケートの高橋大輔に無理やりキスしたセクハラ・パワハラ野郎〔女郎?〕の橋本聖子

 買春疑惑報道を受けて政務官を辞職した山田太郎

 18歳の女子学生に酒を飲ませ,4万円を渡してホテルに連れていったとされる吉川 赳の入閣も期待したい。

 なお,「NEWSポストセブン」によると,女子学生は「ルームサービスでお酒を頼んだあと,すぐに吉川さんにベッドで服を脱がされて……。私,経験がなかったから,怖くて過呼吸になってしまい。経験がないからと何度も拒否をしたら,『胸を見せて』といわれて,吉川さんは私をみて自慰行為を始めて……」と述べている。〔精液のみならずともかく豊富に〕人材〔など〕があふれているのが〔最大政党である〕自民党〔の内実〕。

 〔結局だから〕進次郎が自分のことを「政治バカ」といっていたけど,「政治」はつけなくてもいい。(適菜からの引用ここで終わり)

 補注)つまり,小泉進次郎の存在を,適菜はバカだと結論したわけだが,ともかくこの「世襲4代目の政治屋」が,自民党総裁選では以前から本命視されてきたとなれば,けっしてバカにしただけでは終わらない大問題が,日本の政治のなかには,まるで時限爆弾のようにしこまれている。

 セクシーという表現が好きな進次郎であったが,セクシー問題に関してとりわけ肉感的な領域そのものにおいては,勢いがあり得意でもあって,その成果を大いに挙げていた。しかし,肝心な政治家として具体的に,どのような実績を挙げてきたのかは,依然,皆目不詳のままであった。だからこれまで,政治屋としての43歳までの生涯は,不発つづきの人生だったと評価されて不思議はない。

 その人が自民党総裁選では最有力候補で,推薦人が41名も名を連ねていたというのだから,この政党が完全に堕落したがごとき実情は,もはや手遅れだとかなんだとか指摘するのも嫌になるほど,腐りきっていた。ともかく,過去形で話しをすべき対象がである,いまだに現在形でみずからのたうちまわっている醜態ぶり。

 ※-3「対米属国日本の宿命」-アメリカは小泉進次郎が首相になったら,これまで以上にさらに日本を思いどおりできる-

 以前であったが,日米関係のなかでは「年次改革要望書」というものが,毎年だがやりとりされていた。というか,アメリカ側がもっぱら日本の政治・経済・社会・文化・伝統の全領域に対して,あたかも属国あつかいをするかのように容喙し,変更させてきた。

 つまり,「日本総督府」をこの国内に設置しているアメリカの立場だからころが,遠慮容赦なく口出しし,あれをこうしろ・これをああしろなどと,なにに関してでも,いちいちあれこれと,この日本国の内容を変更させてきた。現在もそうした基本的な関係性が変わることがない「米日間の上下関係」は,実質堅固に維持されている。

 ウィキペディアの年次改革要望書の解説のなかに,たとえば具体的につぎのように記述されているが,いまとなってみれば「日本弱体化計画」を実現するための「アメリカ側による強引な要求」でしかなかった事実は,明らかそのものである。

 つぎにその年次改革要望書の関係で日本が変更をしてきた過程を,一部紹介し,かつ評言を添えておく。

     ◆ 年次改革要望書-日本の内政との密接な関係- ◆

 1996年,実際には1年後の1997年に,現在の大型自動二輪車の運転免許証制度が改正された。これまでは,運転免許試験場の一発試験による,排気量の限定解除審査のみだったが,大型自動二輪車免許と独立免許になり,指定自動車教習所でも大型自動二輪車の免許が教習や取得できるようになった。

 ⇒ 最近の現実問題。バスや大型トラックの運転手が現在,非常に不足している。

 1997年,独占禁止法が改正される。持株会社が解禁される。

 1998年,大規模小売店舗法が廃止される。大規模小売店舗立地法が成立する(平成12年(2000年)施行)。建築基準法が改正される。

 ⇒ 駅前商店街のシャッター化現象が結果してきた。

 1999年,労働者派遣法が改正される。人材派遣が自由化される。

 ⇒ 非正規労働形態がその後,大いに普及し,いまだにその比率はほぼ4割近い。少子化社会の現状については,この要因が重要なひとつとして,大いに効いていることは,いうまでもない事実。
 
 2002年,健康保険において本人3割負担を導入する。

 ⇒ なにゆえアメリカのいいぶんの影響でこうなったのか? 1975年ころだったが,本人負担は0割であった。

 2003年, 郵政事業庁が廃止される。日本郵政公社が成立する。

 ⇒ 竹中平蔵よ,自身のかかわりを総括したか?

 2004年, 法科大学院の設置と司法試験制度が変更される。労働者派遣法が改正(製造業への派遣を解禁)される。

 ⇒ 法科大学院そのもの主旨は,実質的にほぼ失敗であった。既存の制度を大胆に改革・変更すれば済んだ話が,設立された法科大学院74のうち半数がいまや存在しない。これこそは事実において大失敗の消せない記録。

 2005年, 日本道路公団が解散する。分割民営化がされる。新会社法が成立した。

 ⇒ 高速道路は無料になるといっていたのに,いまだに有料が永遠につづくようなこのごろの様子。嘘つきはどろぼうの始まりとかいうが。

 2007年, 新会社法の中の三角合併制度が施行される。

 ⇒ 国際的ルールに日本の企業を従わせるための改正であって,外国企業による国内企業の敵対的買収に使われる懸念が払拭できない。

年次改革要望書のこと

 ここでは,矢部宏治のつぎの寄稿がその付近に関した米日関係の本質を,分かりやすく解説している。この記事をぜひとも読んでほしい。矢部宏治は講談社新書から関係する啓蒙書も,何冊が公刊している。


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