安倍晋三は「国賊ではなくて」それでは「愛国の士でありえたか」というと,完全に幻想以前のピンボケ,この「世襲3代目の政治屋」を単純明快,かつまっとうに理解する話題(その2)
【冒頭での断わり】 「本稿(1)」はつぎのリンク先住所である。できればこちらをさきに呼んでもらえると好都合である(し,この「本稿(2)」の論旨を理解するうえでも,なるべくこの(1)に目を通してほしい)。
※-1「平野貞夫氏が安倍首相を『内乱予備罪』で告発した理由」『週刊ポスト』2018年9月10日 07:00,https://www.news-postseven.com/archives/20180910_757729.html (元記事は『週刊ポスト』2018年9月21・28日号)
安倍晋三が死に,アベノフタが外され,アベノリスクの弊害が終わったような段階になってからだったが,ようやく,とくに安倍第2次政権以降に積み重ねられてきた「ウソの政治が蓄積されてきた」その弊害,より率直にいうとその「数々の罪状」が,
とりわけ統一教会との骨がらみの癒着関係のなかで醸成されてきたその事実が,『パンドラの箱』(ただしこの中身にはもとから「希望」はなしだった)のフタを空けたごとくに,すなわち風船玉が破裂してみたいになって飛び出てきた。
当時から,安倍晋三は国賊だとか売国奴だとか蔑称される顛末になっていた。それも,歴代首相のうちでもっとも長い就任期間を誇れるこの人に対して下されたその評定であったのだから,それこそお話にならない日本の政治の3流,否,4流ぶり……。
ニーチェ研究家の適菜 収が公刊した上の本は,安倍晋三側からこの中身が問題だとして提訴する余地もないくらい,いわば「ありのままに迎えられる始末(記述内容)」になっていた。本当に腐りきったこの国のとくに「安倍晋三第2次政権時」の堕落ぶり,民主主義国家体制の溶融・衰退ぶりには目を覆いたくなる惨状を呈していた。
安倍晋三が実際に自分の政権を基盤にいったいなにをやってきたかといえば,まるで「子どもの裸の王様」のやることの一覧表であった。
「安倍晋三がウソの始まり」であったか,それとも「ウソは安倍晋三の始まり」であったという違いなど,単に非常にささいな問題であって,21世紀の10年代においてこの日本国の骨組をとことん腐朽・堕落させてきた「彼のひどい負の実績」の前では,そのどちらでもよいことにあいなっていた。
安倍晋三が国会において貫いてきたウソの数々(国会の公式記録として残されるべきそれは118あって,108の煩悩よりもさらに十ほど多かった)は,もしも本気で計上してみたら1000の単位にまで到達するかもしれない。
また,つぎの2つの画像資料で紹介しておくが,2018年7月5日から8日にかけて広島県から始まり,西日本地域を広くを襲った集中豪雨で甚大な被害が発生していったその初日の晩,東京のほうでは自称『自民赤坂亭』でこのように,どんちゃん騒ぎに勝手に盛り上がっていた連中がいた。この中心には首相の安倍晋三が居た。
◆ 豪雨被害と政府の動き(2018年7月5~8日)◆
7月5日(木)
11:00過ぎ 菅 義偉官房長官が定例記者会見で,九州北部豪雨から1年となったことについての質問に「本日も全国的な大雨で警戒が必要な時期が続くことから,先手先手で対策を打っていきたい」
13:20 京都市右京区で約2800人に避難指示。午後10時までに京都,大阪,兵庫3府県の約11万人に避難指示。各地で避難勧告も相次ぐ。
14:00 気象庁が記者会見で「記録的な大雨」の恐れがあるとして「厳重な警戒」呼びかけ。
15:30 内閣府で関係省庁の課長級による災害警戒会議。小此木八郎防災相が出席。
16:00 菅官房長官が記者会見で,記者の質問に答える形で大雨への警戒呼びかけ。
20:28~21:19 安倍晋三首相が自民党国会議員の懇親会「赤坂自民亭」に出席。小野寺五典防衛相,上川陽子法相,西村康稔官房副長官,自民党の岸田文雄政調会長,竹下亘総務会長らも。
22:02 西村副長官が自身のツイッターに赤坂自民亭の写真3枚とともに「和気あいあいの中,若手議員も気さくな写真を取り放題!正に 自由民主党党」(ママ)などと投稿。同日深夜からネット上で「ずいぶん呑気(のんき)ですね」「信じられない」などの批判。(前段に紹介した写真がそれら)
22:58 赤坂自民亭出席者の片山さつき参院議員が自身のツイッターに写真4枚とともに「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり!」などと投稿。ネット上では「いくら定期的な懇談会だとしても,常識的にこれから雨が酷(ひど)くなる予報のなかでのお酒は考えられません」などの声。
23:45 西村副長官がツイートで大雨に初めて言及。「地元秘書から,地元明石淡路の雨は,山を越えたとの報告を受けました。秘書,秘書官と随時連絡を取り合いながらの会でした」と投稿。ネット上で「同じ時刻に関西では,アラームが鳴りっぱなしで滝のような雨でした。秘書からどんな報告受けてたんですか?」などの批判。
7月6日(金)
01:10 京都府が災害派遣要請(以下,要請に応じて自衛隊が出動)
03:30 高知県が災害派遣要請。
朝までに 首相の7,8両日の鹿児島・宮崎訪問の取りやめ決定。
「午 前」 オウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の死刑執行。6人の元幹部も同日執行。
09:56 福岡県が災害派遣要請。
10:30 気象庁が記者会見で「大雨特別警報を発表する可能性がある」として厳重な警戒呼びかけ。
13:58 首相官邸の危機管理センターに「官邸連絡室」設置。
14:30 内閣府で関係省庁災害対策会議。
17:10 福岡,佐賀,長崎の3県に大雨特別警報。同日中に他の5府県にも同警報。同警報が出たのは計11府県。死者,行方不明者が相次ぐ。
18:35 京都府が災害派遣要請。
21:00 広島県が災害派遣要請。
23:11 岡山県が災害派遣要請。
7月7日(土)
06:10 京都府,愛媛県が災害派遣要請。
07:35 山口県が災害派遣要請。
09:42 京都府が災害派遣要請。
10:00 首相,官房長官らが出席し,大雨に関する関係閣僚会議。
10:20 「官邸連絡室」を「官邸対策室」に改組。
10:52 西村副長官が自身のツイッターに「現在,自衛隊員約2万1千名が人命救助など活動中」と投稿。ネット上に「(待機中で)活動していないものをあたかも活動したと喧伝(けんでん)するのは悪質」などの批判。
10:58 小野寺防衛相が「62カ所の自治体に連絡員約100名を派遣。中部・西部方面隊員約650名が被災地で活動。約2万1千人が待機態勢」と発表。
11:00過ぎ 菅官房長官が臨時記者会見。「死者4名,心肺停止6名、行方不明2名」
「午前までに」 菅官房長官が8日の和歌山訪問の取りやめ決定。
「午 後」 首相,東京・富ケ谷の自宅で過ごす。
「夜までに」 首相周辺が11~18日の首相外遊取りやめの可能性を海外関係者に打診。
7月8日(日)
05:00 兵庫県が災害派遣要請。
08:00 各省庁の局長級が集まる非常災害対策本部(本部長=小此木防災相)を設置。
09:02 首相,官房長官らが出席し,非常災害対策本部会議。
09:30ごろ 菅官房長官が臨時記者会見。「死者48名,心肺停止28名,行方不明7名」
09:48 首相,日米韓外相会談で来日中のポンペオ米国務長官と会談。
10:40 小野寺防衛相が「本日も約2千3百名の隊員が救助活動等を実施。約2万1千名の隊員が救助にくわえ,今後の給水など生活支援要請への即応態勢をとっている」と発表。
13:00 首相,康 京和(カン・ギョンファ)・韓国外相と会談。
14:29 首相,自宅〔滞在〕
というごとき経過をたどってきた当時政府の対応ぶり,この集中豪雨への安倍政権内のいささかならずふざけた(酒精をもってふぬけてもいた)対応の姿勢もあってのことだと思われるが,平野貞夫の「安倍晋三・告発」は,さらにつぎの※-2のように展開していった。
※-2「2020年3月10日 レポート 法務委員会にて 質疑『権力者による犯罪と憲法について』 」『衆議院議員 日吉雄太』https://yuta-hiyoshi.jp/report/文部科学委員会で質問-4-3-2-2-2-2-2-2-4-2-2-2-2-3-2-2-2-2-2/ から。
2020年3月10日法務委員会が開かれ,大臣所信に対する一般質疑がおこなわれました。日吉雄太衆議院議員は,権力者による犯罪と憲法について,25分間の質疑に立ちました。
元参議院議員の平野貞夫氏が,「安倍晋三首相による集団的自衛権の行使容認は,憲法秩序の壊乱とする内乱罪と予備罪にあたる」として告発した事例を取り上げ,首相も検察による訴追の対象になりうるかどうかについて問いただしました。
平野貞夫氏の告発は,最高検察庁に提起し,憲法99条が定める『憲法順守義務』が根拠と主張しました。最高検は告発を東京地検に回送し,東京地検は受理したうえで,昨〔2019〕年9月に不起訴処分を決めたものです。
内乱罪の要件や,今回の東京地検が受理した経過,不起訴処分への所感などを問いました。いま,問題視されている東京高検の黒川弘務検事長の定年延長も,政権による憲法秩序の壊乱です。憲法順守のうえでも,安倍晋三首相の責任は大きいと考えます。(後略)
安倍晋三の死後(2022年7月8日に統一教会2世の山上徹也により射殺された),この世襲3代目の政治屋がそれまで蓄積してきた『政治家としての反模範的な諸行為の記録』は,「政権による憲法秩序の壊乱」であり,まさに「憲法秩序の壊乱とする内乱罪と予備罪にあたる」とみなされて,なんら不思議ではなかった。
安倍晋三の仕草や発言に関して一番問題になっていた点は,あまりに「幼稚と傲慢・暗愚と無知・欺瞞と粗暴」であった特徴に集約される。またたとえば,ブログ『くろねこの短語』が命名したあだ名は「初老の小学生・ペテン総理」であった。
安倍晋三なりに蓄積してきた政治ペテンの実相は,統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党とのズブズブの関係をもって,いうなれば祖父の岸信介の時代からの系譜(深いつながり)を基層に有していた晋三の経歴のなかにおいて,その日,突然に起きた彼の死を契機に,より明白な事実となって浮上せざるをえなくなった。
しかし,安倍晋三の死については,つぎの記述に指摘された疑惑が濃厚にもたれていた。この疑問提起を完全に「否」といって排除できる人はいないはずである。
疑 問:「安倍元総理を暗殺したとされる山上某の自作銃は空砲だった可能性が高いことが,音声分析で証明された:マスコミはなぜ,沈黙するのか」『新ベンチャー革命』No.2907,2022年9月17日,http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/16773538.html
1 いま,奈良県警に逮捕されている安倍氏暗殺事件の容疑者・山上某は殺人犯ではなくなる可能性が浮上!
2022年7月8日に起きた安倍氏(元総理)の暗殺事件に関して,大きな疑惑が事件当初からネット中心に指摘されていましたが,このたび,この疑惑が科学的に証明されています。
さて,ネットのユーチューブに最近,アップされた動画( ♠ 原文註記)にて,安倍氏暗殺の犯人とされる山上某の自作銃の1発目と2発目の間に,消音銃2発が撃たれていることが当時の事件現場で記録された動画の音声データ解析より明らかにされています。
付記)「 ♠ 原文註記」は後段に一括して表記する。
この結果,山上某の撃った自作銃は空砲だった可能性が大となります。
将来,山上某の裁判がおこなわれたら,今回の音声分析結果が,弁護側から出されて,国の法廷は,山上某を殺人罪に問えなくなりそうです。
2 山上某の自作銃が空砲だと証明されたら,安倍氏暗殺事件は大がかりな組織犯罪だったとみなさざるをえなくなる
安倍氏暗殺の瞬間を記録した動画の音声分析から判明したこと,それは,山上の銃とは別の銃声音2発が記録されている点です。
そして,この謎の連続2発の銃撃が安倍氏の喉元に命中したことになります。
その結果,こちらの二発の銃撃が,安倍氏の命を奪ったことになり,空砲を撃ったに過ぎない山上某は,安倍氏暗殺の犯人ではないことになります。
そうなると,山上某は,大がかりな組織犯罪におけるクライシス・アクターのひとりということになります。
さらにいえば,安倍氏を警護した奈良県警は,事前に,安倍氏暗殺計画をしっていたことになります。
さて,ネットには,安倍氏暗殺を記録した画像を丹念に分析した人が多くいて,安倍氏の周辺で警護していた人物になかに,動きがおかしい人物が混じっていることもわかっています。この人物は安倍氏狙撃直前に,自分の安全を確保する動きをとっています。
補注)安倍晋三が銃撃されて死亡した原因に関する「奈良県立医科大学の担当医」と「奈良県警」「県警鑑識」それぞれの意見は,なぜか,調整(意見交換)すらまともになさないまま,つまり,整理(統一見解)も公表されないまま,今日まで来ている。これほどの殺人「大事件」でありながら,まことに不思議なその後における関係当局の対応姿勢になっていた。
3 ネットでは安倍氏暗殺に関して,多くの疑惑が指摘されているのもかかわらず,日本のマスコミはまったく無視しているのは不気味そのもの。
ネットでは事件当初から,安倍氏暗殺にかかわる疑惑が多く指摘されているにもかかわらず,日本のマスコミはそろって,これを完全無視しています。
日本のマスコミ人も,ネットはチェックしているはずですから,ネットで飛び交う安倍氏暗殺の疑惑に気づいているはずです。
にもかかわらず,どのマスコミもそろって,ネットで騒がれている疑惑を無視しているのは不気味そのものです。
このことから,日本のマスコミには,相当強い圧力がかかっていると想像されます。
このようなみえない圧力の存在に気づくと,岸田政権が,強引に安倍氏の国葬を強行しようとしていることが,ますます,不自然にみえてきます。
原文の ♠ 注記) ユーチューブ,「【山上容疑者空砲説】は濃厚! 高田 純博士の安倍氏狙撃事件 科学調査最前線! 山岡鉄秀 × 平井宏治 × 高田 純 × さかきゆい」【ザ・Q&A 】2022/9/16(金)
そのリンク先住所は,以下である。
⇒ https://www.youtube.com/watch?v=RaMiGZwmLEY
※-3「安倍氏国葬を欠席へ 自民・村上〔誠一郎氏」『時事通信』2022年09月20日17時56分,https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092000842&g=pol
自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は〔2022年9月〕20日,安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし,出るつもりもない」と述べ,欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政,金融,外交をぼろぼろにし,官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。
さらに関連してとなるが,「自民・村上氏,国葬不参加へ 『安倍氏の業績,値するか定かでない』」『朝日新聞』2022年9月21日 9時40分,https://digital.asahi.com/articles/ASQ9P33W7Q9PUTFK005.html は,つぎのように報じていた。
自民党の村上誠一郎元行革相は〔9月〕21日,朝日新聞の取材に対し,27日に営まれる安倍晋三元首相の国葬について,「そもそも反対だ。出席したら(国葬実施の)問題点を容認することになるため,辞退する」と述べ,参加しない意向を明言した。
ここへきて,自民党内で造反が出た。村上誠一郎元行政改革担当相はこのように,安倍の政権運営が「財政,金融,外交をぼろぼろにし,官僚機構まで壊した。国賊だ」とまでいい切った。
村上は先週の総務会でも統一教会との接点確認の手法,安倍や細田衆院議長が報告の対象外だったことを批判していた。「安倍1強」に飼いならされた連中にどれだけ響くか。あとに続く動きがなければ,岸田とともに沈没あるのみだ。
国論を二分する国葬は,実施を決めた岸田文雄首相が総裁を務める自民党から欠席者が出る事態となる。
村上氏は不参加の理由について,「国葬に納得できないため」と説明し,「安倍氏の業績が国葬に値するか定かではないうえ,国民の半数以上が反対している以上,国葬を強行したら国民の分断を助長する」と主張した。また,「こうしたことを自民党内でいう人がいないことじたいがおかしなこと」と語った。(『朝日新聞』引用終わり)
自民党とは反極の立場である日本共産党の見解となれば,つぎのように,安倍晋三「国葬」に猛反対である考えをすでに披露していた。
自民党員のなかからも,つぎのような批判が出ていた。
国会のなかでは与党とこれにすり寄りたい疑似野党の議席数を合わせれば,優に3分の2を越える圧倒的な勢力図のなかである。
そのせいか,自民党政権の傲岸不遜もきわまらせた極悪な態度は,すなわち,安倍晋三の死後においてとなれば,すでにたちまちに「国賊だ,売国奴」と指称されざるをえなかったこの3流政治屋だった安倍晋三であっても,あえてわざわざ国葬で送るという自民党政権の不届きなやり方を強行した。
「安倍元首相の「国葬」どんな問題点がある? 国民の間で割れる賛否,国会前では抗議集会」『東京新聞』2022年8月31日 18時00分,https://www.tokyo-np.co.jp/article/199150 という記事は,関連してこう解説していた。
つぎの一覧表は当時において世論調査にしめされた国民側からの「安倍晋三国葬」問題に対する賛否の調査結果であった。当時首相であった岸田文雄は同じ「世襲3代目の政治屋」の立場からだったのか,いかにも国民たちの感覚や理解からはかけ離れた采配を振るっていたことになる。
真っ二つに割れていたのが「安倍晋三の国葬問題」に関した国民たち側の立場であったとすれば,そもそもあの国葬は実施すべきではなかった。ごくふつうの「常識すらが分からぬ,存ぜぬ,通じぬ世襲議員首相の政治感覚」は,どこまでも相当に鈍磨しきっていた。
安倍晋三の葬儀をめぐっては,そもそも「この国の民主主義じたいを国葬に送ってしまったこの当人」を,なんとその国葬の対象者として遇したやり方は,「自国を崩壊させる行為を犯していた当事者」,しかも「自覚もなにもなしにそれにたずさわってきた」この「世襲3代目の政治屋」のボンボンに対する葬送の方式となったからには,いうまでもなく本来は,もっとも不適切であったどころか,完全にふさわしくなかった。
非難・批判がごく自然に沸騰してきたのは当たりまえであった。
※-4「【国葬】『日本人の一般的な死生観などに鑑み,粛々と出席して追悼する』(玄葉光一郎)・・・『日本人の死生観』って,はあ~? 立憲,大丈夫か!?」『くろねこの短語』2022年9月22日,http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-d2d946.html
いまの立憲民主党かつて,あの〈緑のおばさん的なユリコたぬき〉にさんざん翻弄されたあげくが,それでも,この程度に甘々の「アベ評価・位置づけ」をしてしまう,いわば天国へはもうノウタリン的な頭の造りしか有さなくなった野党第1党(的な徒党集団?)であった。
少しは,民主党が昔,政権を握っていたころの感覚を取りもどしてほしいところだが,いまやそこまで期待するのはむずかしく,ほとんどノーリターナブルの状態にみえる。この党のいまは,完全に吹きだまりに寄せられた連中しか残っていないようである。
補注)通称「緑のおばさん」とは,学童擁護員を差し,小学校の通学路上に立ち,児童の通学における安全確保に当たる職員のことで,女性の学童擁護員についてそう呼んでいた。
※-5「国葬反対を掲げる男性が焼身自殺未遂,近くに首相官邸や国会議事堂 70代男性が病院に」『情報速報ドットコム』2022年9月21日,https://johosokuhou.com/2022/09/21/61639/
〔2022年〕9月21日午前6時50分ころに東京都千代田区霞が関3丁目の路上で,70代の男性が安倍晋三元首相の国葬に反対をかかげて,焼身自殺未遂をおこなったことが分かりました。
NHKの記事によると,この男性は霞が関の道路にある植えこみのなかで油のようなものをかぶって火をつけ,駆け付けた警察官によって病院まで搬送されたとのことです。
対応した警察官2人も怪我をしていると報道されており,現場には安倍晋三元首相の国葬に反対する趣旨のメモが残っていたと発表されています。
男性の詳細は不明ですが,国葬反対をかかげている人物が焼身自殺未遂をおこなったとのショッキングな事件だけに,日本中が騒然となっているところです。(引用終わり)
この焼身自殺事件,われわれはどのように受けとめるか? 過大でも過小でもない観方が必要な事件として忘れてはいけない悲惨な出来事であった。
最後の引照をしておく。
「首相官邸近くで焼身自殺未遂,自民・村上誠一郎元行革相は欠席表明…国葬反対の逆風吹き荒れる」『日刊スポーツ』2022年9月21日20時20分,https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202209210001218.html は,
前述に参照した「国葬に関する世論調査」に関連させての記事になっていたが,こう報じていた。
岸田文雄が安倍晋三の国葬を強行した事実に関しては,金子 勝『裏金国家』朝日新聞出版,2024年9月が,第1章第3節「世襲という病」のなかでその批判すべき背景となった根本の要因を,きわめて適切に説明している。その要点は以下にごく簡単に紹介するかたちで触れておく(同書,45-48頁参照してごく簡約にかつ意訳的にも加工して紹介する)。
第1に,過去の栄光にしがみつく。
第2に,地べたに這いつくばって努力した経験がない。
第3に,世襲に公正な選択基準はないゆえ,政治を公的にあつかえる人材が登場させられる保証は,もともとなかった。
第4に,自分たち内輪の事情だけを優先する。
第5に,会社(国家)を自分のものだと勘違いして私物化して当然視する。これで国家じたいの死物化が必然化した。
安倍晋三も岸田文雄も「世襲3代目の政治屋」であった。彼ら流にだったが「さもありなんのなりゆき」が当然のように進行していった。金子にいわしめれば,この国は「もはや末期的症状である」(48頁)。
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