事実は真っ直ぐ見て進む！でも辛いぞ

兄の事は読んで頂きましたか?
膵臓がんステージ4の癌患者です。
３月迄は健康を自慢にしていましたが突然の宣告を受けました。
色々本人も調べて挑戦していますが、数値や一貫性を信じる兄には「良い事も有るよ！」程度の励ましは禁句です。
事実を事実として伝えた中の激励や説得でないと耳を貸しません。これも当然ですよね。
当事者でないと分からない事ばかりですからね。
当然これからも庭の手入れ、奥さんの精神ケア、葬儀を含めた色々な準備に微力ながら手伝い、努力をしょうと考えています。
しかし受け身だけではこの短い期間を充実させて上げるのは弱いと感じてます。
何か自分で全力を傾け、結果を生む選択をしようと、開始しました。
この第一歩は私の指導する合唱団で、以前、何回も演奏したモーツァルトのレクイエムの練習を始めます。

生きた音楽を作りたい!

それと余命宣告を受けた頃に、図らずも苗を育て始めた大玉スイカを8月迄に立派に育て上げ、兄に届けます。
我が家の庭の片隅を耕し、始めたので皆、疑心暗鬼。
大きく育つとは思っていないと思います。
でも私自身、経験は有ります。
子蔓4本仕立てをメインに今の所順調です。
兄は8月まではまだものが食べられます。
6キロのスイカを持って行ったらキット喜んでくれると思います。病気と闘う姿勢は大切ですが、この夏までの短い時間を充実させるのはもっと大切な事だと思います。
喜ぶ顔が見たい。
私が自分で作ったと言う事を知った時だけ、笑うでしょう。
それが最高のプレゼントと信じます。

今の大玉スイカの育ち具合

「お前の話だと、兄貴はもう終わりで、後処理の話に入っているね!これって失礼じゃない!」と言われそうだか、これは兄の言葉から導き出した方向だから間違ってません。今は喜んで貰える事だけ考えます。