【読書】思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ
ダイアロジックリーデイングとは
ダイアロジックリーディングとは子供と対話しながら行う絵本の読み聞かせだそうです。
ただ親が子供に一方的に読み聞かせるのではなく、子供に対して質問したり、子供が言った言葉に対して話題を膨らませたりする。
それにより、子供の質問力、考える力を養うことができるそうです。
実際に、保育園で実践した結果、子供たちの言語発達能力が上昇したという。
ダイアロジックリーデイングをする場合の注意点
幼稚園、保育園などで行うと必然的に大人数で絵本の読み聞かせをすることになります。
しかし、子供の数が多くなると、一人一人の子供の意見を聞き逃してしまう場合があります。かえって子供が意見を言いずらくなってしまうを作ってしまうかもしれません。
なので、できるだけ、5、6人ぐらいにグループ分けして行うのがいいそうです。
慣れていない子には、無理に実践しない事も大事です。
質問されることに慣れていない子供の場合、少しづつ慣らしていくように調整をすることがいいそうです。
話の展開を先を知りたい子供がいる場合は、最後に質問するなど。
日本とアメリカでの絵本の読み聞かせに対する認識の違い
日本は、親子の絆を重視し、物語の創造性、想像力、倫理観を養ってほしいという目的で絵本の読み聞かせを行っているそうです。
アメリカでは、言語教育を意識して絵本の読み聞かせをしているらしいです。
日本とアメリカの絵本の読み聞かせの違い
日本は、親が一方的に絵本を読み聞かせ、子供はひたすら聞くことに徹します。
よって、傾聴力が高まり、話を聞く力が付きます。半面、質問力、考える力が弱い人も多くなります。
アメリカでは、親と子が相互に会話しながら絵本を読み聞かせます。子供たちはうるさいぐらいにしゃべるそうです。
それにより、積極的に質問する力が身につき、コミュニケーションの力も高まり積極的な人が多くなるそうです。
感想
この本で紹介されていた「大きな木」という作品が気になり本屋で立ち読みしました。「無償の愛」について、考えさせられました。どんなにひどいことをされても木は幸せなのです。何故でしょうか?意見が分かれます。
子供の頃にどのような育てられ方をするかによって、本が好きになるか、高い理解力、質問力、考える力に違いが出るらしいと感じました。
現在、20代の私は、どうすれば理解力、質問力、考える力を高めることができるかを知りたかったです。子供のころの教育で格差が出るとは。ちょっと、悲しくなりました。
しかし、現在子供を育てている親、これから、父親、母親になる人に勧めたいおすすめの一冊です。
書籍情報
思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ
加藤映子
かんき出版
2020年11月4日出版
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