単元別ポイント01_牟礼恵子「見えないだけ」(光村中2)
自分の経験をもとに、中学校の国語教科書教材におけるポイントを簡単にまとめていきます。
中学2年生の光村教科書から開始し、いずれは3学年分すべて作成できればと思っています。
第1回は有名詩人牟礼恵子さんの詩「見えないだけ」という詩。教科書では見開きの部分にあり、中2の導入教材としてもぴったりだと思います。
※記号の凡例
・:作業、確認
◎:発問
★全2時構成(1時間目はガイダンスを含むため、実質1.5時間)
〈第1時〉
◆詩の分類の確認
・口語/文語
・定型/自由/散文
◆文学的文章における基礎知識の確認
・「連」という概念
・表現技法(体言止め、対句法、倒置法、反復法)
・比喩(直喩、隠喩、擬人法)
〈第2時〉
◆詩の読解
・この詩における分類、表現技法確認
◎この詩の中で「まだここからは見えない」と書かれているものを5つ挙げよう。(第1連の5つ)
→5つのうち1つを担当し、ジグソー法にてその詳細を考える。
◆詩の主題確認
◎この詩が私たちに伝えたいことはどのようなことか、考えてみよう。
〈一言コメント〉
中2の最初の教材としてどこまで深めるかというのは、時と場合によると思います。中1から引き上げての生徒たちなのか、初めて持つ生徒たちなのかによっても授業の方法も変わってくるでしょう。
少なくとも、詩の基礎知識理解と詩を味わう体験というものを中心に置きたいと考えます。