ムソルグスキーの『死の歌と踊り』
ムソルグスキーの『死の歌と踊り』は西洋芸術音楽史上最高の歌曲集だと思わざるを得ない。シューマンやマーラーの歌曲も大好きだしすごいと思うのだが、やっぱりムソルグスキーの歌曲に比べるとどこかひ弱な感じがする。これは、終曲の「司令官」。歌詞の内容がダイレクトに伝わってくるぐらいにロシア語を勉強していて本当に良かったと思う。最近はチェコ語にばかりかまけているとは言え、今でもちゃんと辞書を使えば何の問題もなく読めてしまう。ちなみに、この歌曲集はショスタコーヴィチによるオーケストラとソリストのための編曲版もある。興味のある人は、是非とも聴かれたし。