初期流産の後日譚 -不育症に関する話あり-
忙しかったためになかなか書けなかった。前回の記事のその後の話である。
背景
前回の記事で、何かあれば加筆等するかも、と書いた。1つの記事に書けるほどの話があったので書くことにした。
あくまで一例と捉えてほしい。
自然排出翌日からの症状
腰痛・腹痛
腰痛がひどかった。4、5日続いたと思う。ひどすぎてたまにハイハイで移動していた。
腹痛もあった。自然排出開始日よりも痛みが強く、後陣痛に似ていたと思う。一瞬の妊娠だったのに子宮は大きくなっていたらしい。
出血
自然排出が始まった日に少し出血がおさまっていたと思っていたのに出血が復活した。生理4日目くらいの量の出血がそのまま受診日まで続いた。死産後や娘の産後がどのようであったか思い出さず、普通のことだろうと思っていたのだが、出血の継続を先生に伝えると驚かれた。内診の結果、膜が子宮口に引っかかっていたそうだ。内診された流れで引っかかっている膜をとる処置もされた。
その後は出血量が減少していった。
不育症の疑い
個人的にも気にしていたところで、やはり先生からも不育症の疑いについて言及された。間で娘を無事に出産しているとはいえ、最初の死産経験を鑑みると当然だろう。加えて、娘が小さく産まれたことも先生は少し気にしているようだった。娘出産当時は、臍の緒が胎盤の端にあるから小さいのだろう、と判断されたが、不育症が原因であることもあるのだろう。
ちなみに、7人を亡くした母はもちろん不育症と診断されたのだが、唯一生き残った私は普通の体重で産まれた。ただ、産まれる前の私は内臓に穴が空いていると言われ、生き延びることはできないと思われていたそうだ。どういうわけか普通に産まれ、産まれた後に内臓に穴があるなどと診断されたことがないし、今も無事に生きているのだが。また、関係はないと思うが、母方からの遺伝で私自身は腎臓が良くないが、娘には遺伝しなかったようで問題なさそうだ。
因果関係はわからないが、不育症と一言で言っても人それぞれだろう。
話を戻す。
不育症の検査を私に勧めるか先生は悩んでいたようだが、いずれも自然妊娠で不妊治療をしたことがないことと私の意向を確認され、もう1回様子を見るという結論になった。もし不妊治療をしていたら、すぐに不育症検査をする方向に話が進んでいたのだろう。このあたりの話は主治医によっても考え方は違うかもしれないが。
余談(流産後の受診について)
流産後1回目の受診での処置
前述の引っかかっていた膜をとる処置中に気分が悪くなっていないか頻繁に確認された。気分悪いとは感じなかったので不思議だった。今思うと、処置により相当出血していたのかもしれない。その日、帰宅してから夫に顔色が悪いと言われた。
流産後に出血が続くようであれば、このような処置をすることになるかもしれないことを考慮してほしい。
流産後2回目の受診をするか否か
膜をとる処置をした診察のさらに約1週間後に念のため受診の予約を取ることになった。通常であれば2回目の受診は必要ないだろう。出血がだいぶ少なくなっていればキャンセルしても良いと言われた。
出血は減っていたものの、予約日にまだ出血があったため念のために受診し、問題なく湯船も解禁になった。
2か月以内に生理がこない等の異状があったらまた受診するよう指示された。
待合室にて
経験をしたことがなくても流産死産後の産婦人科の受診が嫌なものであることは想像に難くないだろう。しかも長く待つことになる。息子死産後の受診は息子を分娩した別の病院でだったのだが、将来のことを考えられず、待合室では自分の周りだけが暗く感じられた。人によっては健診に来ている妊婦さんを見るのがストレスになる人もいるだろう。
前回の記事にも書いた通り、場数のせいか、この流産で精神的なダメージを私はそれほど負っていない。息子死産時と精神状態はだいぶ違うのだが、診察待ちの過ごし方について書きたい。
流産後の1回目の受診日、欲しい商品のネット販売開始がたまたま診察予約時刻だった。待合室に到着したものの、まだ呼ぶなまだ呼ぶな、と思っていた。予想していた通りの争奪戦となり、重く、エラーばかりでなかなか大変だったが、無事に狙っていたものを購入できた。30分かかったが、まだ診察に呼ばれず、注文完了のメールを確認して待合室で安堵した。達成感に満ちた状態で診察室に入ったので、流産後の患者には見えなかっただろう。
ちなみに、この商品は結局予約販売となり、わざわざ争奪戦を頑張る必要はなかった。
それ以外はデイトレをしていた。ただ、これは流産死産後に限ることではなく、自分にとっては妊婦健診を待っているときと変わらない。
いずれにしろ、産婦人科での受診を待っている間は妊娠に全く関係ないことをやってみると良いかもしれない。やることがないと言う人には、例えば、ロトの数字を選んでみるなどはどうだろうか。購入してうまくいけば大金を入手できるかもしれない。
まとめ
特に大きなことが起きたわけではなかった。不育症については今後どのように対応するかわからない。とりあえず今回の妊娠について一区切りついた。
流産も死産も不育症も人それぞれ違うので、主治医の言うことをよく聞いて自分の状況に合わせて対応してほしい。