2024年2月17日(土)君のおかげで穏やかに暮らしていける
昨日は、佐々木蒼馬さんがかつて書いたものを読んでいた。虎になった人の話についての考察だ。ぼくには若干むずかしいところもあったけれども、面白かった。
ところで、昔、「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング」という長ーい名前のロックバンドがあった。「僕たちの家」(Our house)という歌が好きだった。「ぼくは暖炉に火をつけるだろう、君は花瓶に花をいけるのさ」という歌詞で始まる歌だ。まさに、
I'll light the fire
You place the flowers in the vase
のところでぼくは、もううっとりとなってしまった。
ぼくもいつか好きな女性とともに暮らすことができるかもしれない。そしてそれは、こういうことなのだな、いいな、と空想し、気持ちよく聴いていた。
だから、
Our house is a very, very, very fine house
(僕らの家は、すごく、すごく、すごく素敵な家なのさ)
というあきれるほどに単純な感じ方も、素直に受け入れられたし、
Life used to be so hard
Now everything is easy cause of you
(大変な時もあったけど
でも今は君のおかげで穏やかに暮らしていけるのさ)
のところでは、今となってみれば、泣きたくなるほど沁み入ってくる。
ところが、家庭というのはこの歌詞ほどには平和なものばかりではない。
テレビを観れば、両親が育児放棄や虐待で子供を死なせてしまったり、子供が両親を殺害したり、そんなニュースが後を絶たない。
家、というのは、最も幸せな場所にもなりうるし、最も残酷な場所にもなりうる。
好きな人とともに暮らす、ということは、案外簡単に実現できる人もいるし、優しい二人が結ばれたのになぜか優しくない関係になってしまうこともある。
で、今日ぼくはなにを言いたいのだろう。最近は説教くさいことばかり書いているから結論は避けよう。ただ、こうして好きな詩を書ける日々を過ごせることを、家族に感謝しながら、
Life used to be so hard
Now everything is easy cause of you
(大変な時もあったけど
でも今は君のおかげで穏やかに暮らしていけるのさ)
Our house is a very, very, very fine house
(僕らの家は、すごく、すごく、すごく素敵な家なのさ)
という歌を、長ーい名前のバンドが歌うのを、これからも永ーく聴いていよう。
(なお、文中の歌詞の日本語訳は適当です。間違っていたらごめんなさい)
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