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#炭太祇

俳句を読む 65 炭太祇 うつす手に光る蛍や指のまた

うつす手に光る蛍や指のまた    炭 太祇

たしか暑い盛りだったと思います。日記をめくってみたら2006年7月16日の日曜日でした。腕で汗をぬぐいながら歩いていると、前方を歩く八木幹夫さんの姿を見つけたのです。後を追って、神田神保町の学士会館で開かれた「増俳記念会の日」に参加したのでした。その日の兼題が「蛍」でした。掲句を読んでそれを思い出したのです。あの日、選ばれた「蛍」の句を、清水哲男さん

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