こなれることなかれ - 【推しの子】 #4 -
みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。
令和という「タイパの時代」に
提唱する連続哲学シリーズ
「マンガは令和の哲学書!」
今回で第4弾!
恋愛リアリティショー「今ガチ」も終わり
これをキッカケに MEMちょ の加入、
いよいよ 新生「B小町」が
本格的に動き出した 第4巻。
「今ガチ」で世話になった
プロデューサーのつながりで
ジャパンアイドルフェスに
出ることになったはいいが、
B小町のセンターを誰にするか…
ルビー と MEMちょ は
どちらも自分がやりたい。
対して かな は
「私をセンターなんかにしたら
このグループ 人気出なくなるわよ?」
と消極的。
ということで希望者ふたりが
カラオケ勝負をしたところ、
何とも言えないビミョーな結果に …
確かな歌唱力を持つ かな に
センターをお願いしたいが、
相変わらず本人は 頑なに拒否。
結局 すったもんだの末にセンターを
かな が務めることになるのだが、
それを引き受けた流れが個人的にスキ。
「でも最後に私達の曲を聞いて」(スッ)
からの 次のページがユーモラスだよね。
ユーモラスといえば、
端々でルビーが見せる「辛辣ぅ〰」的な
真顔のリアクションも 個人的には ツボ。
…と話が脱線しかけたけど、
長い芸能生活でスレスレだった かな が
JIFのステージ直前で
「私は新人
新人アイドル 有馬かな」
と気を引き締めて臨むシーンは、次話の
「私の事大好きにさせてみせる
アンタの推しの子になってやる」
と同じくらいグッときた場面。
そう、過去の記事を読んでいただいた方は
ご存じかもしれないが、
私の推しは「有馬かな」である。
ここまで他の人物と平等に
敬称略で表記してきたが、
どうにも違和感が拭えない。
やはり「かな ” ちゃん ”」と表したい!!
自他ともに言われていることだが
スレてて面倒で捻くれた女、
私は どうもこういう女性がタイプらしい。
(※ ただし 二次元に限る)
…アクアと趣向が似ているのだろうか。
でも、この4巻に限れば(?)
新加入の MEMちょ にも
ぜひ触れておきたい。
幼い頃からアイドルを夢見ていたものの
家庭の事情で挑戦すら叶わず、
夢を追える環境が整った頃には
年齢という壁が彼女を阻んでいた。
そこから紆余曲折を経て
年齢を偽ることになるのだが、
いざ B小町 にスカウトされると
本当に良いのだろうかと躊躇ってしまう。
そのとき MEMちょ に ルビーがかけた
「アイドルをやるのに年齢なんて関係ない
だって憧れは止められない」
というセリフは、
何かに挑戦することを躊躇う全ての人の
背中を押してくれる言葉だと思う。
さて、そろそろ本題に入っていこう。
かなちゃんの決意と
MEMちょの背中を押したルビーの言葉、
私が第4巻に見たテーマは
「新人のこころ」
そこで今回は
「新人のこころ」と「慣れ」
について考えていきたい。
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