ミヤコに学ぶ「なんとかなる」 - 【推しの子】 #11 -
みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。
令和という「タイパの時代」に
提唱する連続哲学シリーズ
「マンガは令和の哲学書!」
今回は【推しの子】シリーズ 第11弾!
「スキャンダル編」から
「映画編」へと流れていく第11巻
とりわけ「スキャンダル編」の展開は、
リアルタイムで読んでいた読者の皆さんには
「この後どうなってしまうのだろうか」と
手に汗握った人も多かっただろう。
スキャンダルを掴まれて
最悪の展開が脳裏をよぎった かな。
だが アクアの機転と大技により、
彼女の報道が世に出ることはなかった。
引き換えにB小町や
アクアたちが失ったものも、
決して小さくはなかったのだが。
物語はそれを皮切りに
クライマックスへと動いていく
…というのが、11巻の
おおよその流れだったわけだ。
今回はスキャンダル編の中心人物でもあり、
私の推しでもある「有馬かな」に
スポットライトを
当てていきたいのだけれども、
とはいえ面白おかしく
展開しようというつもりではない。
今回の気付きは、ミヤコとのやりとりにある。
スクープを撮られてしまったと知った かな は
自らを「プロ失格」というほどに
落ち込んでいたけれども、
ミヤコは
「プロ失格だなんて思ってないわよ」
と意外な反応を示した。
かな は性格的に
私も共感するところの多いのだが、
実際 このシーンのような状況というのは
心当たりが結構ある。
たとえば仕事の場面。
自分では
「取り返しのつかない
失敗をしてしまった…」
と真っ青になって報告したら、
上司や先輩に
「なんだ、そんな大したことないじゃん」
と言われるようなケース。
こっちはカンカンに怒られると
覚悟しているから、
むしろ「あれ?」という感じになる。
この かな(や私)のように
必要以上に悩んだり落ち込んだりする人って、
実は少なくないのではないだろうか。
当事者の気持ちからすると、
この悩んだり落ち込んだりしている
最中というのは
周囲が思っている以上に苦しいもの。
実際、かな も
この世の終わりみたいな顔をしていたよね。
悩みのレベルや内容にもよるけれども、
最悪の場合は 暗闇の中で絶望してしまい
自ら命を絶つ…なんて人もいる。
(いじめだったり受験失敗だったり)
そんなバッドエンドは、
絶対に迎えてほしくはないのだけれど。
今回はそんな
悩んでしまいがちな人に向けて、
その原因や対処法を
一緒に考えていきたいと思う。
この記事を読んで、毎回
必要以上に落ち込む自分から脱却していこう。
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