池の近くの狐とお布施
ある池の近くに狐が住んでいました。
狐は、日が少し昇ったころに池の近くに現れて、日が傾いたときに寝床に戻っていく生活をしていました。
狐には月に2度、ときには毎日お布施が届いていました。
池の近くには大きな田んぼと竹林、栗の木がありました。
また古い家があり、中には本がたくさんあり、五つの味がするお菓子の包みがあり、机の上に綺麗な糸がありました。その家のまわりには古い井戸があり、その井戸から髪の長い女性の声で「お菓子がほしい。お菓子がほしい。」という声が聞こえるという噂がありました。
狐はある日池のまわりを歩いていると首と書かれた塚を見つけました。
気候は穏やかですが、時折突風が吹くことがありました。
さて、これから狐はこの池の近くでどんな出会いをするのでしょうか。
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