健康マインド(心に残る言葉❗)山本富士子「とんでもございません」
1950年(昭和25年)第1回ミス日本に選ばれた山本富士子。
その会場でのインタビューで使った言葉です。
審査員にそんな日本語はない、それを言うなら「とんでもないことでございます」と怒られたそうです。
しかし、良家の美女が使った「とんでもございません❗」はお上品に否定する言い方として認知されます。
「良いスタイルを維持するために、毎日食事には気を付けて、専用のコックさんが居られるのでしょうね❓」
「とんでもございません。私は好きな物を自分で料理してなんでもいただいています。」
こんな使い方でしょうかね〜。
山本富士子さんは1931年 大阪立売堀産まれ。
船場の綿花問屋(山重)のいとさん(長女)です。
1959年の大映映画「細雪」では三女(雪子)役ですが、4人姉妹ですから四女からは(きあんちゃん)と呼ばれていましたね。
(三女)の雪子は結婚話が物語の主軸ともなる役です。
旧名家(蒔岡家)の品と芯のある女性ながらも、一歩引いて「とんでもございません」と言うタイプの女性で山本富士子にピッタリの役でした。
この(細雪)は何度も映画化され、テレビドラマでも舞台でも、多くの女優さんが演じました。
三女(雪子)役は1950年の阿部豊監督では山根寿子
1983年 市川崑監督では吉永小百合
舞台では檀れい・紺野美沙子・水野真紀 等が演じています。
テレビドラマでは1965年 日本テレビ系では司葉子。
(平成細雪)NHKで放送 伊藤歩が演じました。
昭和の時代には、女性の(しおらしさ)・(儚さ)・(逞しさ)・(強さ)が発揮されました❗
この言葉「とんでもございません」も女性が日本文化を彩ってゆく過程の言葉です。
山本富士子さん❗御身体ご自愛ください。