健康マインド(心に残る言葉❗) 谷崎潤一郎「恋というのは一つの芝居なんだから、筋を考えなきゃだめだよ。」
文豪谷崎潤一郎は1886年 東京 日本橋に産まれました。
祖父 谷崎久右衛門は1代で財を成した人物でしたが、潤一郎の子供の頃には身代が傾き、住み込みの家庭教師をしながら第一中学校に進学しました。
神童と呼ばれる程の優秀さで第一高等学校入学。早くも校友誌に小説を発表します。
東京帝国大学 国文学に進学。
在学時、和辻哲郎らと第二次「新思潮」を創刊し戯曲や小説「刺青」を発表します。
以後「少年」「秘密」を発表、大学は学費未納で中退しますが、当時自然主義の小説が多い中、物語性を重視した反自然主義の作風で時代の寵児となります。
関東大震災(1923年)後関西に住み、次々と作品を発表します。
「痴人の愛」「卍」「蓼食う虫」「春琴抄」を書き、私生活では2度の結婚・離婚をへて人妻だった森田松子と3度目の結婚をします。
松子との結婚で名作「細雪」に着手、戦後発表します。
高血圧に悩まされながらも、「鍵」「瘋癲老人日記」
「源氏物語」の現代語訳と存分にストーリーテイラーとしての才能を開花しました。
その谷崎潤一郎の言葉として
「恋というのは一つの芝居なんだから、筋を考えなきゃだめだよ。」
如何にも谷崎潤一郎らしい言葉で心に残ります❗