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【ジャーナリズム】社会について

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個人的に気になる時事問題、社会問題について考えてみました。
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#子育て

【ジャーナリズム】現実がネット化した今、秋葉原通り魔事件から考えること。 (秋葉原事件 加藤智大の軌跡/中島岳志を読んで)

今、秋葉原事件について考えると言うこと。 求愛行動としての「ネタ」。 インターネットにアクセスするためのデバイスがパソコンに限られていた頃、現実の世界とネットの世界は「現実/非現実」という風に綺麗に分かれていた。 「現実/ネット」という二分法が成立していたわけである。 しかし、そんな二分法は本来成立し得ないということを、世に知らしめた出来事がある。 2008年に起きた「秋葉原通り魔事件」である。 近年「思いがけず利他」が話題となった中島岳志氏は、2011年に発表した

【ジャーナリズム】子育て世代の暗黙の了解。「母親になって後悔してる」を読んで。

仕事、家事、育児。 これらすべてを完璧にこなした上で、美容や勉強など、自己研鑽、自己啓発もこなす。 それが人として、親として理想的な姿であるというテーゼを、現代の子育て世代は暗黙の了解として受け入れているのではないか。 そんなことを感じた。 「いや、無理やって。」 そうやって声を上げることさえ許されていない。 現代にふさわしい(とされる)理想的な母親像が、個人の行動はもちろん、感情や思想さえ支配してしまっているこの問題って、男性にも同じことが言えるんじゃなかろうか