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【読書日記】私が30代になった(イ・ラン著)

数冊の本を同時に読み進めています。気分によって読む本を変えてみたら、普段より本を読む時間が増えたので、しばらくはこういうスタイルで読むことにしました。


先日、いつもであれば行かないであろうワーキングカフェのような場所に入ってみました。いつも行かない理由は、パーソナルスペースを広く保てる場所が好きな自分にとって、周りで色んな人が作業している環境が苦手だからです。

ただ、その日は普段の行動と正反対のことを1つでもやってみたい気持ちでした。ふらっと立ち寄ってみたところ、パソコンでの作業や勉強ができるスペースが広く設けられていて、ほとんどの席が埋まっていた。本も売られていました。

カフェに入ってすぐ目の前に本が並んでいて、その中で最初に目についた本が『私が30代になった|내가 30代가 됐다』という本でした。読む前にもう私の中で購入決定しました。

私が30代になった|내가 30代가 됐다

著者は韓国ソウル生まれのイ・ラン이랑)さんです。コミック作家、エッセイストですが、シンガーソングライター、映像作家としても活躍されているとのこと。

イ・ランさんのことは、こちらの本で初めて知りました。どんな本だろう、とパラパラ立ち読みすると、なんてことない日常が繰り広げられていました。普段持ち歩いているモノ、お金事情、仕事についてなど…。

全体的な雰囲気は、読んでいて身体の力が抜けるような感覚になる内容です。軽い感じ。中には、なかなか触れにくい内容もありますが、全く重くない。飾らない言葉で綴られていて、すんなり頭に入ってくる。そうそう私もそうだ。と思う場面が多くありました。

好きだなぁと思った1ページをご紹介します。

なんでコーヒーを飲むのだろう

これはなんのために飲んでいるんだろ
이건 뭐 한다고 이렇게 맨날 마시고 있지

うぅ、わからん
아 몰라

こんなに仕事する大人なんだから飲めるものはとりあえず飲まなきゃ、うんうん
이렇게 일하는 어른인데 먹을수 있는건 일단 다먹어야지 암암

「私が30代になった」より

「適当」という表現が合っているだろうか…と少し不安になりますが、この適当で軽い感じが好きなのです。イ・ランさんのように、感じていることを軽く素直に書ける(語れる)ようになりたいなぁとも思いました。


100ページ弱ありますが、すぐに読み終わります。もう3倍の量を読みたいくらいです。まだまだ読み足りない。

韓国語と日本語両方で書かれているので、韓国語勉強にもなります。気分が沈むなと思うときにペラペラ読みたくなる内容です。

自分が取りがちな行動と正反対のことをしてみた結果、この本を知ることができたと思います。たまには好きとか苦手とか考えずに行動してみるのも良いなと、この本のおかげで思えました。

おわりです。

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