お守りのように大事な本-002
普段は、kindle本(電子書籍)を
読むことがほとんどですが、
紙の本で読みたくなることがたまにあります。
紙の本は、本屋さんに併設しているカフェで読んだり、
図書館で読んだりして終わることもあれば、
1年に1~2回、一目惚れして購入したりもします。
今回は、昨年私が購入した1冊の本について書いていきます。
■本との出会い
日付も覚えています。
2023年7月22日、用事があって札幌に行った時。
札幌に行くと、家に帰る前、
必ず駅と繋がっている本屋さんに立ち寄ります。
この本屋さんで、たまたま見つけた本でした。
※こちらのカフェで本を読むことが多いです
購入前の本を持ち込み出来るので、
時間に余裕があるときは必ずと言っていいほど利用しています。
時間帯によっては満席になることもあります。
■出会った本『さみしい夜にはペンを持て』
古賀史健さんが書かれた本『さみしい夜にはペンを持て』。
当時本屋で見かけたとき、タイトルとデザインに一目惚れしました。
後から知りましたが、発売日は2023年7月18日。
発売されてから4日後の7/22に、偶然出会い、即購入。
恥ずかしながら、今まで著者のお名前や本のデザインを
気にすることがなく、誰が有名なのかも知りませんでした。
購入後にこちらの著者を検索したところ、
『嫌われる勇気』を書かれた方と知り、驚きました。
※本の帯に書いてありましたが、
きちんと見ていませんでした…
■表紙の絵を描いた方
一体どなたが描いた絵なんだろう?
本の絵を描いている方を検索したのは初めてでした。
検索したところ、『ならの』さんという方であると知りました。
いろんな作品が掲載されていましたが、
やわらかい印象で、色使いも綺麗でした☺
一気にファンになりました☺🙌
■あらすじ
主人公は、タコのタコジロー。
勉強や運動、おしゃべりが苦手で、緊張すると顔が真っ赤になるタコジローは、中学時代いじめられていた。クラスメイトには笑いものにされ、ひとりぼっちになった教室で、涙が混みあがってくるタコジロー。
ある日、いつも通りの時間に起床し、朝ごはんを食べて、バスに乗って学校へ向かった。中学校に近づいたとき、からかってくるクラスメイトを見かけたタコジローは「ー無理だ」と学校に行けずバスを降りなかった。
しばらくバスに揺られて、町はずれにある市民公園で降りた。
公園にあった岩に寝そべり、穏やかな時間を過ごしていたが、寝そべった岩が、実は巨大なヤドカリの殻だった。
ー偶然出会ったおじさんのヤドカリが、タコジローに「自分と対話するために書く」ということを教える物語が始まる。
■本を読む前に
私はこの本から、何を得たいんだろう?
読む目的をはっきりさせれば、
読んだ時により頭に残るかなと思い、
以下のとおり考えてみました。
・取り繕った文章でなく、
素直な文章をかけるようになりたい
・書くことを続けたい(日記も続かないため)
・「自分が書く内容に需要はない…」と
思ってしまう自分を変えたい
■読んで感じたこと
ストーリーになっているので、
とても読みやすかったです。
私はいつも、何回かに分けないと
読み切れないことが多いのですが、
こちらの本はどんどん読み進められました。
また、ヤドカリのおじさんがタコジローを
大きく包み込むような優しさに溢れており、
「ああ、私も大丈夫だな」と思わせてくれた。
物語に感情移入して、
まるで私が教えてもらっている感覚でした。
なかなか本音を話せない私にとって、
書くことが好きになるきっかけをくれた本です。
■まとめ
『さみしい夜にはペンを持て』は、
私のリュックに必ず入れて持ち歩いています。
お守りのようです。
何度も読み返している大事な本です。
自分の考え方までも変えてくれる本と
出会えたことに感謝です。
終わりです(^^)/