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三重行政の受難
文化財保護法
宗教法人を経営するうえで、この法律があるのは、社寺教会の従業員や管理人たる役員らは、皆が知っていて当たり前だと思うが、もう一つの記事で発信する予定の話題と併せて、この数十年でよく聞く'岩盤規制'とされてきた話題を2つ提供したい。
それは、一つは文化財のちょっとした移動や、特定の樹木の伐採、修繕に際し一々それをやる前に申告させ、しかもモノにより提出先が異なること。
もう一つは、天然記念物ではあるが明らかに対人や対建造物、農業や酪農にまで影響している某動物の捕獲や駆除が不可能としている時代遅れな法律のことである。(はる会長は聴力の都合で学科のみ狩猟免許を取得したが、麻酔銃ですら環境活動家が批判しているのを見て呆れ果て、もともと内臓?珍味を好まないこともあり、資格を持ったとしても素人が使えるとは思えないので今では現場の猟友会らが考えるべき派である)。
日本野鳥の会にすら、具体的な動きは全くない。社寺境内・墓地には山林や庭も含まれ、教会も幼稚園が畑を借りたり持っていたりするのに被害救済から完全に外れてしまっている。
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魚類や動物の供養に関しては病院や動物園からの依頼で、過去には会長の父も参加していたが、現代では野ざらしたり野焼きしているわけでもないのに、とくにハクビシンたちには天井に入りこまれ、座布団や仏具に何度糞尿をかけられたことか!
結果、高額な調査費用はじめ買い替えが必要となり氏子や檀家さんの財布にも負担になっていったわけで、ほかにもいいかげんに変えてくれと思うような古い法律や、それを変だと思わない一部の役所の怠慢ぶりも、震災以前からたびたび耳にしている。なにより地方では檀家のほとんどが農業従事者だったりするわけで、互いに他人事ではない。
縁起物として境内地に鯉や鶏や孔雀を飼ってたり、幼稚園を併設していてそこでウサギやポニーを飼ったり庫裏では犬猫と共存しているところは多々あるが、亀戸天神の亀は要注意外来生物もいるみたいだし、神社や観光寺院では、ふつうはペット同伴も禁止である(人間も土足禁止)。
しかし、このような話題をとりあげるたび、かつてはエセ同和らが寺にやってきて全く別の人権問題を持ち出しては過去の差別戒名がけしからんなどと恐喝訪問を行ったり、宗務庁に街宣をかける右翼も定期的に現れるなど大変な業務妨害だったという各宗門関係者の声も雑音にまぎれて、かき消されていた状況。
反対者の話からするに、サイエンスというか天気予報レベルで義務教育理科・科学を信用していない方も多い。しかし仏教も神道もキリスト教もイスラム教もヒンドゥー教も道教も、現在では全て海外に展開されている世界宗教である。したがって、海面上昇だとか猛暑や洪水などが増えた急激な地球環境変化は、自らでは避けられないレベルで皆が直面している被害であり、国境云々とは別なところで知恵を出し合わないとそれらを管理できる機械も人間も困るため、停戦協定よりも第一に急いでほしいもので、国連もたびたび警告し音声や動画で呼びかけているのだが。 ガザの紛争、ウクライナ問題、イスラエルとハマスの云々に紛れて、情報は確かに出しているけれどもアルゴリズムレベルで完全に埋没しているそうだ。
SDGsを推進していると謳いビジネスに利用している団体は多数あるが、2030アジェンダに向けて諸々皆が知恵を出し合い改善していかねばならない時代に我々は生きている。おそらく、これを考える過程でもなおバースコントロールの宗教的な裏付けある権利云々(なぜか米国大統領選でのみたびたび議論になる)が再燃するのは承知の上で書いているが、ローマ法王主催の倫理会議みたいなものに呼ばれてるのは毎回男性聖職者しかいかない、ということが問題の深刻さ危うさをものがたっている。人間もまた生態系の一部であるにも関わらず。
文化庁に最終的には確認がいくようなものも、なぜ都道府県や市町村の認定や所有が絡むと提出先や書式がバラバラになるのか極めて問題だ、不便だ、オンラインも選択肢に含めよという社寺教会さんは遠慮なく、どの議員や議会でも良いから陳情や申し入れをしてほしい。本人が議員だ、という人も稀にいるのだから。
(ついでに言えば、そのような地域からは、電波環境の改善までセットで行ったほうが防災上も有益である。もっと不便なのは相変わらず遠方の人にたいへん不利な、成年後見人の登記が東京法務局のみで受付する謎であるが、これについては後日まだい書記長が発信するもよう)
cf. F.Mendelssohn :Piano Trio No.1 Op. 49(1839)
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三重なら三重で、このくらいまとまって手続きされてほしいものですな(小声)。当会では、このような陳情等を匿名で書きたいという寺院関係者の申し出があったり、陳情したことにより村八分になって身の危険等を感じると仰る士業さん(の住まわれる地域コミュニティ)の言いぶんも盛り込んで都議会に情報提供したことは、あるにはあるが。だいたい、弁護士なのに身の危険で活動できない人すら出ているとは、世も末である。東京近郊にお住まいの方は傍聴等でも、ぜひ協力を。
ヘッダー画像は2024年12月4日 はる会長撮影📱@Tokyo Station