夫から 気づくと丸投げ されていて 不満をnoteに ぶちまける今 [丸投げし返し案件]
週一回、非常勤の麻酔科医を続けている。
子どもだけでお留守番はまだ少し心許ないので、今まで義実家に預かってもらっていた。夫はフレックスタイム制なので、別の曜日には昼までで帰ってきてたりするのに、頑なに私の仕事の日には早帰りしないの夫の甘えや怠け心だとずっと冷たい心の目で見ていた。
言い訳は、義母に孫との時間を、だった。まぁ、実際に色々してくれてたのは義姉なんだけど。義母があの世に旅立った今、どのように言い訳するのかしらね。
今回の言い訳は、年明けはちょっと忙しいから仕事に行かなくちゃいけない、だった。私が在宅してるその次の日は、次男の勉強見るからと有給を取るのに? ふぅん。そう言われれば、しょうがないけど。義実家ではなく家で見てもらうようにすると夫が言う。ええ、私も義姉も気を使うじゃない。お昼食べてから来てもらえるように、私は早起きして子どもたちのお弁当を作る(冬休み中だったので) 少しくらいはお留守番できるから、お昼過ぎからで大丈夫です、とお願いしてる。ちょっとした茶菓子と温かいほうじ茶をポットに用意して、仕事に出る。
帰ってきた夫に、今日は忙しかったの?と一言聞く。嫌味って通じてない気はするけど言わずにはおれない。なんかもごもごは言ってたわ。
四十九日の食事どうするかもだいぶ前から聞いてたけど、なんか私が勝手に自分の理想を汲んでいいように決めてやってくれると思ってない? 香典返しや税理士さんとのやり取りやらも、いつのまにかシレッと丸投げ。それでいいんちゃうとだけ言ってくる。でも、食事どこで頼むか調べて提案したら何かしら一つは文句をつけるから決まらない。
義母がよく取っていた仕出し屋さんのにしようかなとか呟いてる。このまま放っておけば前日の夜ギリギリになりそうな迷い様。早よ決めて。その仕出し屋さんが絶対いいと言うなら言ってきて欲しいし従うけど、ネット注文はないから昼間に電話しないといけない。早めに決めないから、他の候補のうちいくつかは締切終わったよ。それに、偏食の子どもが食べられるようなメニューはホームページ見る限りなさそうだから、相談が必要そう。いや、たしか以前は子どもの食べられるもの一切なくて、家から作っていったように記憶してるな。義母は電話で長話するのが好きだったから、そこが良かったんだろうな。電話嫌いな私だったら絶対選ばないところだ。候補にもあげてなかった。
私はいくつかの候補と共に、メニューが豊富・ネット注文可で、しかも御霊供膳が頼めるところを見つけたのでそこをイチオシで提案してた。義姉のアレルギーにも対応できるし。でも一向に決まらないから自分で御霊供膳を作る準備は完了している。
容器回収タイプだとあとで多少は洗う必要あるし、食べきれなかったものを別に移す容器も用意しないといけない。御霊供膳を作るとなると朝から準備して疲れるし後片付けが増えるから、持ち帰りタイプのがいいなと言ってるのにマルッと無視された形だ。なぜなら義母の使っていた仕出し屋さんの容器は引き出しタイプの3段で、ちまちま洒落た小皿がついてきて洗うのますます大変なやつ。自宅でやってその後の予定もなくて皆が帰ったあと着替えてのんびり洗うならいいんだけどさぁ。あのキッチン寒いんだよね。早くお家に帰りたい……。
今まで一度だって座ったまま片付け手伝ったこともないのに、容器は自分が洗うわ、などと言い出したし、御霊供膳はやらないといけないの? なしでいいんじゃないかと言い出す。ふむ。義母は昔やっていたけど。やらないでいいんだったらやらないわね。今までの色々の計画・準備は飲み込む。
要するに義母と同じところに頼みたいなって思ってるけど自分が手配するのは面倒だし、他の選択肢には文句言いつつ決めないままってことなんかな。そして私が義母のように言わずともやってくれたらいいと無意識に思ってる感じか。『〇〇がいいの? そこで頼む? 手配しとくね?』 これを待ってる?
うわ、めんどくさ。私あなたのお母さんと違いますけど。もうどうでもいいわ。子どもはカップヌードルでも食べさせればいいか。なんか疲れも溜まってて、シレッとではなく豪速球の球で丸投げし返すことにした。
『お好きにどうぞ。じゃ、注文お願いしますね』
ええっ!とか言ってるけど、やっぱり自分でやるつもり全然なかったんだな。いや? 私の提案にはすべて文句が出てくるなら自分の思い通りにしてくれたらいいから。もちろん(あなたと違って)相談にも乗るし手伝うよと一歩も引かない構えで対峙する。私からは怒りのオーラがばんばん出てる。他人事のような立ち位置からそれっぽいことと文句だけ言いつつ自分の希望通りに人を動かすだけでいいなら楽だわよね。そうは問屋が卸しません。
ああ、重荷から解放された気分!! そして速攻、御霊供膳のイミテーションだけ注文する。これは自分の心の安寧のためだけ。よく考えたらさ、私の次の世代に引き継ぐとき、ちゃんと御霊供膳作ってね、と伝えるより、もし御霊供膳を供えてくれるならば作ってくれてもこのイミテーション飾ってくれても充分よ!の方が良くない? 世間的には異論はあるだろうけれど、実際に作ってきた母や親族たちならそう言ってくれると思うわ。文句言うのは作ったことのない頭の固い人だけ(私の父などは作らないくせに文句言うタイプ。一度普通の家事の合間に全部自分でやってみたらいいのよね)
そして、四十九日の夕方は子どもの習い事の母たちのボランティアが必要な日だけれど、もういいや、用事があるから行けない態で子どもだけ参加でお願いしよう。