デンドロビウムと睡蓮鉢
ベランダのデンドロビウムが一気に咲き出した。
何年か前のホワイトデーに夫が気まぐれに買ってきてくれたデンドロビウム。コロナの前だったから、もう5年ぐらい前か。毎年綺麗な花で目を楽しませてくれる。
このデンドロビウムとメダカを飼っている睡蓮鉢の睡蓮だけが、ここ数年来残ってくれている。
ほかの観葉植物は枯らしてしまったんだった。悲しいことに。パキラとモンステラ。なぜかわかっている。形を思い通りにしたくなって秋の終わりなのにムリな剪定をしてしまったんだ。あるがままの姿で良かったのにね。水もあげ過ぎていたかもしれない。デンドロビウムも危うかった。冬なのに室内に入れないままだったけど生き残ってくれた。それからは冬にも室内に入れずにいる。ベランダは日当たり良くて風も避けれて冬でも大丈夫みたい。
その頃の私は、親戚や夫の言うがままに合わせようと我慢を重ねていて、今みたいに私は私のままで行くと決意して吹っ切れる未来が来るなんて想像もしていなかったんだ。自分に無理強いしてるから、観葉植物にも無理強いしちゃったんだなって思っている。かわいそうなことをした。
あたたかい季節になって、睡蓮鉢のメダカが活発に泳いでる。餌をあげると、必死に、まるでハイエナが餌に喰らいつくかのように集まってくる。食べてる姿を眺めるのは楽しい。睡蓮の葉っぱが少しずつ大きくなってきてる。藻が邪魔だけど、メダカにとったらちょうどいい住処っぽいからあんまり綺麗じゃないなと思いながらも程々に残している。