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中国政府奨学金 ①書類選考

 こんにちは!まめだいふくです。
今回は中国政府奨学金の書類選考について、私の経験をお話したいと思います。
ちょうど2024年度奨学生の募集も始まったところなので、受験を考えている方の参考になれば嬉しいです。私は2023年度の申請ですので、これから申請される方は必ず最新の情報をご確認ください。

私の申請情報です↓

中国政府奨学金(JASSO経由) 
※合格を頂きましたが、留学先大学選考の段階で辞退させていただきました。
年度:2023年
区分:普通進修生(1年)
学部:新闻传播学院 (メディア学部)
申請当時の学歴:日本の高校卒業、日本の大学在学中(3年)
中国語能力:HSK5級 216点

提出書類を揃える

 これが最も難しいかもしれません…(ほんとです) 中国政府奨学金はとにかく提出書類が大量にある!!しかも、普通進修生の場合は高校の卒業証明書や成績証明書(しかも英語)など、発行に時間を要する書類が必要になります。必ず期限に余裕をもつこと!!!
そして要項を読みまくって、提出書類を全て揃えること!!!


和文出願書

 個人情報を記載する出願書です。特に志望動機は記入しません。その代わりに大事なのが、留学先大学選びです。

 この奨学金留学の選考方法は少し特殊で、
①奨学金の受給が決まる→②留学先大学の選考→③留学本決定
という流れです。和文出願書には、第一希望~第三希望までの大学を記入することができます。留学可能大学は、CSCのサイトで確認できます。

 大学選びの際に大事なことは、大学のランクの差をつけた3校を選ぶことです。留学生に人気な都市部の大学は、②の選考段階で不合格になる可能性が高いです。(私も実際落ちました。) 
確実な合格のためには、北京や上海以外の大学も考慮しましょう。
 大学のランクやレベルの情報収集にあたっては、小红书(中国版Instagram)で「○○(学部名)学 院校排名」などと検索すると沢山ヒットします。それぞれランクのつけ方が微妙に違ったりするので、年毎などいくつかのランキングを見て総合的に判断すると良いと思います。

学習計画書

 志望理由、留学中の学習・研究計画、帰国後の計画について詳しく記入します。出願の時点では日本語で記入します。ただし、面接試験合格後、大学の選考用に電子システムに提出するのは中国語または英語になります。この際指定字数があり、かつ日本語の計画書と同じ内容にしなければなりません。
したがって、中国語で同じ内容を書いた時に指定字数を満たせるよう、日本語では長めに書くことが重要です。普通進修生は500字の指定だったので、私は日本語で900字ほど書きました。

書いた内容は以下の通りです。(私は普通進修生で新闻传播学院に出願しました)
・中国政府奨学金を志望した理由
今まで日本で中国語を勉強してきたが、コロナ禍のオンライン留学を通して、学びたいのは『中国語』ではなく、中国語をツールとして中国の文化や新しい学術的知識を学ぶことだと気付いた。政府奨学金はまさにその目的での留学を支援する制度であると考える。

・自分にとっての「新しい学術的知識」とは、メディア学
日本の所属大学では学べない内容であり、かつインターネットの登場でメディアの構造が変化していく中、その根幹を成すメディア史や記事の作成、撮影について学ぶことはとても重要。
さらに、実習クラスが多く、現地学生と交流できる。
座学で基本的な内容の学習→実習クラスに参加、学習の成果を形にしたい。

・帰国後
卒業論文の執筆。大学での専攻や研究分野に関連がある学部に留学するため、卒業論文に取り入れられるよう日々の学習に励みたい。

Wordのフォーマットで作成するので、簡潔に、分かりやすく文をまとめることを意識しました。また、後々自分で中国語に直さなくてはいけないので、その時のために文の組み立てをより意識して書きました。

推薦書

 本科生と普通進修生は原則不要と書いてあったので、提出しませんでした。第二志望の大学にサイレント不合格したのですが、その影響かどうかは不明です…。


 私はほぼ同時期に業務スーパー奨学金の資料作成をしていたのですが、政府奨学金の志望動機等の準備はそこまで大変ではないかなと思いました。
ただし!高校に頼んで卒業証明書を超特急で発行してもらったりなど、事務的手続きがかなり大変でした・・・ぜひぜひ、時間には余裕をもって進めてください。

 最後までご覧くださり、ありがとうございました!
次回は面接試験の様子をお話します。






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