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旅で気づいた母への気持ち
私は1年半ニュージーランドでワーホリをしていました。
旅をしていると、「これお母さん好きそうだなぁ。ここ連れてきてあげたいな。」
ふと想うことがたくさんありました。
完全帰国する10日前、母がニュージーランドへ来ることに…
これは一大事!!
なんてったって、海外に行くことも、ましてや飛行機に乗ることも35年ぶり。
ハネムーンで行ったハワイが彼女にとって最初で最後の海外旅行だったのです。
持って行く荷物から、空港まで行く方法、携帯のeSIMの切り替え方
入国審査で聞かれそうなこと…家族や友達に助けてもらいながら準備をしました。
とりあえずニュージーランドに着いたら、私がいるからね。
大丈夫でしょう〜と今まで何度も母に言ってきた私も
いざその日が近づいてくると緊張しました。
空港で誰かを待っているあの時間って
なんであんなにドキドキするのでしょうか。
母の姿が見えた瞬間
自然と涙が溢れ出てきた
(まさに“溢れ出てきた”)
自分でもびっくりするくらい大粒の涙が出てきました。
あ〜無事に来た!よかったぁ。
安堵の気持ちと同時に、1年半ぶりに会う母を目の前にして
自分がどれだけ会いたかったか痛感したのです。
母も安心したのか泣きながらゲートを出てきました。
「よく来たね〜。」とハグをして涙を拭い、ニュージーランド親子旅が始まりました。
1番大きな都市、オークランドに2泊した後
私の大好きな街、南島にあるネルソンへ1週間滞在。
そして、最終日の前日オークランドに戻り日本へ帰国の予定。
ネルソンには、語学学校に通うため4ヶ月間いました。
その間2つのホストファミリーにお世話になり
私にとってニュージーランドのホームタウンみたいな場所です。
北島だけでなく南島にも行ったり、そこからまた移動したりとバタバタな旅でしたが
大好きな人達に母も会うことができて、連れて行きたかった所にも一緒に行けて
今までで1番時の流れが早く、濃い10日間でした。
誰かに会うたび感極まって涙していた母ですが、嬉しそうな顔をたくさん見れて
親孝行してるなぁ今。となんだか感慨深いものがありました。
盛りだくさんなニュージーランドの旅でしたが
なんだかんだ母と空港で会った瞬間が1番の思い出です。
あの時の溢れ出た涙と感情が忘れられません。
大人になったって離れていたって関係ない。
母は、いつまでも私のお母さんだ。
再確認できた今、不思議と自分が前よりも強くなったような気がします。