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大津市は「成瀬の街」だった

8月のことだが、関西出張のついでに1日休暇をとり、滋賀県の大津市に行ってきた。
「なぜ滋賀県?」かというと、関西の中で唯一行ったことのない県が滋賀県だったからである。

大津市にはずっと行ってみたいと思っている場所が2つあった。
紫式部ゆかりの石山寺と、漫画「ちはやふる」の舞台である近江神宮。
さらに、6月に遅ればせながら、大津市が舞台の大ヒット作「成瀬は天下を取りに行く」を読み、琵琶湖でミシガンに乗るぞ!コロッケ定食を食べるぞ!という目標も追加した。

とても暑い日で、まず石山寺でクタクタになった。あの寺はとにかく広いし、坂や階段が多い。疲れ果てて近くの蕎麦屋でビールとざるそばのランチをとったので、コロッケ定食はここで消えた。
近江神宮は石山寺からけっこう離れていた。電車での移動に時間がかかり、さらに駅から離れていたので、ここでさらにクタクタになった。
帰りの新幹線の時間を考え、ミシガンも諦めた。

だが、大津市のいたるところで成瀬に会った。
まず、膳所駅で成瀬が迎えてくれた(ヘッダー写真参照)。


近江神宮からの帰りに駅で待っていたら、成瀬電車がやってきた。
そういえば、成瀬は膳所高校の百人一首部に入り、近江神宮に行ってたなあ。


泊まったホテルは、成瀬のバイト先「Oh! Me 大津テラス」の近くだった。
観光中はホテルに荷物を預けていたので、荷物をピックアップしに行くときに寄ってみた。
ここにも成瀬がいた。
成瀬の写真を撮り、2階の本屋で新幹線で読む小説を購入。

次回はぜひ、成瀬おススメ?のミシガンに乗りたいと思う。


「成瀬は天下を取りに行く」はあまりに評判がいいから手にとってみたが、本当に面白かった。
成瀬は信念があり、潔い人物だ。周囲からは「変わった人」と思われ、中学では浮いていたりもしたのだが、とにかくぶれない。
みんなどこかで「成瀬みたいに生きたい」という気持ちがあるから、あの作品が大ヒットしたのではないだろうか?

みんなが成瀬のように自分の道を歩むことができたら、社会は変わるんだろうなあ。

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