タイムマシンと来世
「タイムマシンで戻れるとしたら、
いつの日に戻りたい?」
タイムマシンが、
この世に実在していると仮定して
友人や家族と話をする事があります。
私が、戻りたい日…。
幼い頃、
ラジオから流れてくる
カープの野球中継を聴きながら
家族みんな揃って、スイカを食べた
あの夏の日?
子ども達も幼く
ワンコさんも子犬で
大変だったけど
振り返ると充実していた
あの頃?
おろしたてのバイト代が入った財布を
どこかに落としてしまって
「うわぁぁぁ!!」と
顔面蒼白になって叫んだ
前日に戻って
財布を紐でバックに結びつける?
んー。
どうしょう…か…?
こんな風に考えていたら
【戻らないからこそ、大切な時間】
…の様な気がしてきます。
いい事は大切な記憶へ。
辛い事は人生の学びへ。
と、言いたいけれど
人生に暗い影を落とす様な事は
なかった事にしてしまいたい。
やっぱり、タイムマシン欲しい!!
そして、そんな事は有り得ないと
ふっと現実に戻る。
でも、また、
ちょっと思考が逃避行して
次に出てくるのは
「来世に期待。」
新しい人生なら、真っさらだもの
一から人生を創造出来る。
何をしようかな?
来世では、
良いスタイルになりたいなぁ~。
もっと知識を取り込みたい。
無駄に、ダラダラ~と時間を
消費するのを控えたい。
…ん。
これって…。
今からでも、少しは出来るんじゃ…。
誰かが言っていた。
「例え、あなたが何歳でも、今日のあなたが、これからの人生で一番若い。」
タイムマシンはない。
来世に期待しても、今世の記憶を
全て無くして生まれ変わるという。
ならば…ちょっとだけでも
今世の自分を好きになれる様に
生きてみようかな。
こんな話をした後
私は、必ず空を見上げる。
前向きに思考を持っていった後
少しの後悔が胸に浮かぶから。
今世で会えなくなった
大切な魂と人として
言葉を交わせる間に
照れくさくて
当たり前過ぎて言いそびれた
「ありがとう」
届かぬ想い
深い感謝が今になって溢れ出す。
来世で、また会えます様に…。
記憶を無くした私が
また、言い忘れるかもしれませんが…。
巡り会えたら
その時は、またよろしくお願いします。
そして、今、人として
言葉を交わせる間に
大切な人達に
ちゃんと伝えてゆこう。