最近考えていること

歩いている時の思考を文面化するとなんだか気恥ずかしい気がするが、書き残しておきたい。

散歩中が一番思考が巡っているように思う。
最近、フランクルの動画を見た。フランクル、「夜と霧」を書いた人。
いわゆる、天才だとか才色兼備だとか言われる人たちを見ると「悩みないんだろうな」と思っていたが、最近になって「人には人の悩みがあるよな」と思うようになった。人が背負っている苦しみは目に見えない。通勤電車を待ってホームに立っている人たちの気持ちは千差万別で、ウキウキな人もいればそうでない人もいる。だから、簡単に人を決めつけないようにしたいと思っている。そして、なるべくニュートラルに接しられるようにも。

フランクルの動画では、大事な人を亡くした患者との対話を取り上げていた。
患者:「私が死んだ方がよかったのだと思います。」
フランクル:「あなたの大事な人は、あなたが亡くなったらどう感じたと思いますか?」
患者:「私が亡くなったことに苦しんだと思います。」
フランクル:「では、今のあなたは、大事な人が背負うはずだったかもしれない苦しみを感じているのではないですか?」
なるほど、と思った。私が感じている苦しみにも意味が見いだせる気がする。
しかし、苦しみに意味を見いだすのがよいことなのかどうかは分からない。ただ1つ言えるのは、意味を見いださなければ苦しみを感じることに耐えられないということだった。

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