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【R4.1.18】コロナ禍で初めて行う自治会活動-成人の祝い品贈呈と二十歳のインタビュー

また、まん延防止ですねー。 自治会でも早速、変更・急な対応が必要になりますが、仕方ないですね。 

でもギリギリ今年度の成人式は、昨年度よりは式典が多くの自治体で出来たようです。  通常ならば自治会長も出席になりますが、規模縮小につき呼ばれませんでした。  たまたま出かけた先で、成人式受付間近という場所に遭遇して沢山の晴れ着を見ることができました(上の写真。平塚市にて。)

ただニュースで聞こえてくるのは新成人の人口が過去最少であることや、成人の年齢が18歳に引き下げられることに関するものが多く、肝心の「今を生きる二十歳の抱負」はごく少数しか聞けませんでした。

大学生ならコロナで学生生活はどうなってるの? 何かに夢中なの? 今の二十歳は…どうなの??

せっかく大学に入ってもリモート授業ばかりで友達が出来ない、サークル活動もなく学生生活を謳歌できない…という、それ以上の世代は多くが同情したであろう事態がコロナ禍で生じていました。  

小中学校はとうに対面授業が再開されていますが、都内の大学では今だに変わらずリモートばかりのところがあるそうです。(後述)

二十歳というと、進学していれば多くが大学2年生です。 つまり昨年のコロナ禍で、入学式もままならないままリモート授業に突入、そのまま学生生活を送っているのです。 

そんな二十歳の若者たちは・・・どうしてるの!??  

ということが気になり、今年は当自治会では役員がお宅訪問しました。

もちろん、1番の目的は成人のお祝いで、インタビューはついででした。 

 

自治会活動で目に見える恩恵が少なかった20代、50代。

町主催の「成人式」が、コロナ禍でたった30分の式典のみになると知ったので、自治会所属世帯で成人を迎える若者達に、お祝い品を贈呈することを企画しました。 

二十歳という人生の門出を迎えた若者、そして親御さんの大事な日に、お節介ながらも「おめでとうございます!」を加えたいと思いました。 

自治会運営としては、コロナ禍でイベントが減り、予算も余っていたこともあります。 また、課題だった20代・50代への「テコ入れ」を兼ねています。  


敬老の祝いのときは、コロナで「敬老会」ではなく記念品贈呈だけにしたら、想定以上に申込が殺到し過去最多の方々にお祝い品が渡りました。 

自治会費がそれだけ多くの会員に還元されると考えれば良いかと思いましたが、それにしてもご年配者ばかりではなく、若者だって目に見えるメリットが欲しいよね…と思いました。 

もともと私の自治会の捉え方では、自治会のメリットと言えば目に見えない地域で繋がっている安心感や、普段は意識しないですむ、当番や有志が参加する美化活動や、防災備蓄品についてなのですが・・・、まぁ余程の迷惑品でなければ、贈り物があれば無邪気に喜ばれるよね。 と、敬老の日の「贈り物を渡す・受け取る」という行為での表情を見ていて実感しました。 (→「コロナ禍の敬老の日」→「自治会(町内会)とは?必要?」


自治会を見渡すと、「恩恵」と感じられるような、記念品が貰える行事、または楽しむことを目的とした活動は、子ども向け、ご年配者向けのものが多いです。

30代~40代くらいはまだお子さんが子ども向け行事に参加する機会があるでしょうが、高校・大学生ともなると、参加対象となる行事自体がグッと減るため、その親達は、自治会活動といえば準備・片付け・裏方要員になる割合が増えます。 

黙々としてくださる方や、最初は嫌でも、開き直って楽しさを見出してくれる方は多いようです。 とは言っても、やはり地域ボランティアや交流を楽しむタイプでなければ、自治会活動への期待や関心が薄れてしまうでしょう。 


二十歳に何をどうやって贈ろうか。 この地域の物を自治会らしく。


何名くらいか、全く想像つかなかった。 1人だったら!?と思ったら、8名の申込がありました✨

前例が無い、二十歳への記念品に一体、何を贈れば喜ばれるだろう?? そもそも何名から申込があるんだろう? 

と、福祉部10名程度の間では、半ば途方にくれた結果、無難に「図書券と花」という意見になりました。

一応、ネットで探せた全く知らない地域の「成人のお祝い品を渡している自治会」について参考にしましたが・・・、ちょっとつまらないかな? せっかく地元に戻ってきている、という人もいると思うし、これから地元を出る人もいるかもしれないので、この地域のものが良いかと考えなおしました。

いざ日が近づくと、二十歳に近い年齢のお子さんがいる三役メンバーから「あの気になるレストランのお食事券があれば!割引券でも!」といった、かなり具体的なご要望が上がり、急に議論が盛り上がって面白かったです。 

最終的には、日数が無かったこともあり「レストラン券」は実現せず、しかし地元(当自治会のご近所)の美味しいお店の品々を合わせたお祝い品が出来上がりました。

・人気店「ガラパゴレーシング」で、比較的飲みやすくてお勧め、というクラフトビール

・特別な日のスイーツにぴったり、ケーキ屋さん「カイセイセイカ」のパウンドケーキ

これらと花&カード…となりました!

ドアを開けたら役員ずらり!「おめでとうございます!」

宅急便のように大まかなお届け時間を確認していました。 そうして、宅急便とは全く異なるかたちー 副会長4名全員が自主的に参加して、会長の私と合わせて5名がドア前に並んで拍手、口々に「おめでとうございます!!」と満面の笑みで言いながらお祝いを手渡すことが出来ました。

ご本人も、親御さんも「うわあ(笑顔)」「えー!まあ、こんなに沢山で!」と驚きつつ、喜んでいたようでした。 新興地域なので昔馴染みでもなく、役員とは互いに初対面同士の方々が多かったですが、自治会員同士です。 初対面の他人、とは感じない親近感がありました。


簡単に、学生なら「コロナ禍の学校はどうですか?」 また、「今、何を頑張っていますか?目指しているものはありますか?」「町の成人式に参加しますか?」 など、インタビューさせて頂きました。 

まだ学校はフルリモートだったり、半々だという答えがありました。 しかしアルバイト先で新たな居場所や出会いを見つけたり、3年生から就活が始まるとのことで、資格取得に励んでいるとの話を多く聞けました。 今できることを考えて、堅実に精一杯取り組んでいる印象を、全員から受けました。


少し同情する気持ちがあったのですが、予想をいい意味で裏切られ、逆に元気をもらいました。 この若者達から受けた健全なエネルギーは、副会長たちも全員がハッキリと感じ取ったようです。 みんなで、「すごいねー」「若い子、それぞれがんばってるなあー!」なんてウキウキしたまま解散しましたから。^^  

これはコロナ終息後もあってもいいな、と思われるくらい、私たちの方にメリットがあった自治会活動となりました。 本当におめでとうございました。 お祝いさせてもらって、光栄でした。

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