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【R4.2.9】自治会館レベルでも「受益者負担」を考える。公的サービスを利用し易く。①

まだしばらく、寒さが続きますねー。 箱根に車通勤だから、雪は嬉しくありません・・・。

↑写真は当自治会館(今年度の文化展はコロナの合間で開催できました)。 壁や床が白くロビーでも広々と見えます。 その他の部屋はホームページの施設案内のページに写真があります。 駅前の3階建ての建物のワンフロア分で、上の階には町の支援センターが入っています。

さて今年度に会長になってから疑問に感じた自治会館の利用規定がありました。 

とくに使用料金について、担当者が変わったとしても変動しない明解さ、また自治会員にとっての有利性を持たせるように改訂しました。 (新年度4月~予約分からの利用)

半額措置の条件「福祉的団体か?生涯学習と言えるか?」といった文面は、個人の価値観で変動する上、広義で捉えれば言い方一つで全ての利用団体が当てはまるので削除。 また定期的に利用する全ての団体の実態を「利用状況・団体情報アンケート」で洗い出し、営利団体を明確に線引きし、払うべきものは払って頂くことにしました。 

さらに気づいていたのは、駅前立地という便利かつ安価で綺麗な場所なので、他所から(町外から)の利用者も増えているということです。 これは他の自治会とは大きく異なる特徴です。 

上記のアンケートで露わにしてみれば、自治会事業を除き、定期利用のサークル活動や指導員がいる有料教室などでは、全体の30%しか自治会員が参加していないことが分かりました。 

住民(会員)の多くが、もしかしたら趣味で参加したいと思う教室があるかもしれないが、自治会事業と切り離されているため、自治会員なのに自治会館で何が行われているか知らない、知らされていない(見えにくい)という現状です。 

規定には他にも「一人でも自治会員がそのサークル活動や団体にいれば」減免措置というのがありましたが、「半数」に変更しました。 情報発信など他の対策も考えます。 


この明るい雰囲気で大人数で出来るのは、自治会館の良さ。自治会クリスマス会。

受付も月一の全体掃除も、掃除用品買出し(経費は町の交付金)も自治会員がしているのに、日々の利用を外部がそれほど求めるなら、自治会が頑張って管理する意味は薄れます。 

それなら「駅前町民センター」と上の階(支援センター)と合わせて町管理にして、受付担当や清掃員を雇う体制にすれば良いのです。 当自治会は大型マンションで、集会室のある管理棟がありますから、たまに管理棟で出来ない大きな行事で借りることにすればいい。(下に補足) 

例えば町が最近、町民センターを改装オープンしましたが、「町民センター」なのに利用者の70%は南足柄や山北など町外の人達だったら問題になります。(実際はほとんど開成町民だと思います) 

「駅前町民センター」になれば、役場横の町民センターの文化・交流拠点という目的に加え、町外利用者からの利益を見込む場所として差別化&収益化が可能です。 

自治会館に関しても、利益が自治会員に還元されるなら良いけれど・・・と繋げて考えられます。 が、実際には、「使用料金の利益で、自治会費を2割安くできるんじゃないか?」などということは今のところありません。 自治会館は町の所有物(公的な場所)で、自治会が管理を委託されています。 そのため過剰な利益は町に返還することになっています。 

逆に赤字経営でも交付金で補填されているので、安価に(自治会員は無料で)利用できています。 

使わなくても損がある訳ではないけれど、せっかく自治会員というだけで無料で利用できる場所なのだから、そうした公的サービスの内容は少なくとも知っていた方が良いです。 

せっかく調理室もあるのに、使われていなくてもったいない!と、ASOBI隊では積極利用。 宝石セッケン作りの様子。

(※大型マンション管理棟について補足) 実際にはもちろん自治会事業で、マンション管理棟ではなく自治会館が利用されています。 週一の小さな体操から、年一の大きな行事まで。 自治会館において、サークル活動より自治会事業は当然、優先されます。 

管理棟は住居棟に密接しているので騒音等の苦情が出るし、民間の管理会社所有なので住民でも無料ではありません。 またそれほど広さが無いこともあり、自治会事業を行う上では、やはり自治会館が欲しいとなったようです。 

広々とキレイな自治会館は、その使いやすさを知った多くの会員も個人的に利用しているので、他の会員の方々にもその利用方法や使い道など、知って頂く情報発信等は改めて必要だと考えています。


長くなるので、つづく・・・

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