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消えたくなるとき

生きていたい。生きているのが好きだ。
死ぬのは怖い。

そう思っているのに、脳みそが勝手に「消えたい」と言いだすときがある。
一旦、透明になりたいと。
「誰にも見えなくなって、社会において何の役割もなくなって、誰の視線も気にならなくなって、誰が何を言おうと嫌なことは聞こえなくなって、自分の思いだけで、一旦、過ごしたい。」

自分の不手際や、誰かへの苛立ちや、疲れのせいで、爆発しそうになったとき、脳みそがそういうワガママを言い出す。

助けてあげたいけど、それができない。
とりあえず時が経ち、風化していくのを待つ。
そうやってしか対処できない。

だからより一層、「消えたい」という重い言葉を軽く使う脳みそができあがったのかな。

とにかく、今は疲れている。
コンビニでアイス買って帰ろう。

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