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育児で「時短」 お父さんだって

長野県庁で働いている、30代・子育て中の秋元です。
長野県庁「かえプロ」(かえるプロジェクト)を勝手に応援しつつ、理想の働き方を模索しています。コメント欄は誰でも、どんなことでも、自由に書いていただければ。

4/26、今日の朝日新聞朝刊に、タイトルの記事がありました。
まさに私が感じている内容だったので、要約して紹介します。

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男性の育休が注目を集めている。
しかし、子育ては育休期間では終わらない。
多くの女性が復職後に短時間勤務を選び、仕事と育児の両立に悩んでいる。
男性の短時間勤務は、なぜ注目されないのだろうか。

とある団体職員の男性(40)。5歳の娘と4歳の息子がいる。
保育園の迎えのため、毎日午後3時半に職場を出る。
時短勤務を取るきっかけは「定時に帰る気まずさ」。
「いっそ時短で給料が減れば、先に帰る気まずさがなくなる」
「私が保育園のころ母の迎えが遅くて、いつも1人だけ居残っていた。自分の子には、あんな思いをさせたくない」

時短制度がある事業所のうち女性の利用者がいるのは17%だが、男性の利用者がいるのは約1%の事業所。
「時短は女性が取る、というアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)がある」

男性の時短勤務が広がらない背景は「キャリアに響く」から。
女性が「マミートラック(出産を終えて仕事に復帰したママが、出世コースから外れて昇進や昇給の道が遠のいたり、閉ざされてしまったりするキャリアコース)」に入る姿を目の当たりにすると、男性には相当な覚悟が必要になる。
日本では長時間働いて転勤や配置転換も受け入れる「無限定」な働き方でないと、昇進や昇給が難しい。

仕事に捧げる時間と子どもに接する時間は、常に綱引き。
そこに夫婦の時間をどんなバランスで割り振るか。
まずは「男は仕事、女は家庭」という固定観念を取り払う必要がある。
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うちは夫婦共働きのため、家事や子どもの世話は半分ずつにすることを原則としています。私は今の部署に来た当初、部分休業という時短勤務を取っていました。

立地的に本庁勤務を望んでいるのですが、多くの部署で残業をするのが当たり前。この記事の冒頭にある「定時に帰る気まずさ」があるから時短勤務にしたのではなく、「給料が減るぐらいでないと、残業しなければ終わらない業務量(分担)になってしまう」のが明白だったからです。

結果的にそこそこ業務量は考慮していただいたのですが、その当時の上司は部分休業という制度が減給の制度だと知りませんでした…。(減給でない時短制度もあるので少しややこしいのですが。)

あと、復帰したママで出世コースに乗せられている人が明らかにいます。本人の希望ではないはずなので、おそらく「女性の活躍」という名目で担がれているのでしょう。私はそんな姿を目の当たりにして「(時短をして)むしろマミートラックに入った方がいい」と思っています。その方々もそうですが、私もマミートラックでよいと思っています。(公務員なので一般企業のいわゆるマミートラックとは少し違うとは思いますが。)

こんな記事を書いていると、私は「仕事をしないずるい奴だ」と思われてしまうと思います。
仕事をしていないつもりはありませんが、どんな風に思われてもかまいません。子どもに接する時間が今は大事なので。

ただ、先日も「自分は何を成したいのか」という記事で書いていたように、「自分はやりたい仕事をやっているのか?10年後の自分は活躍しているか?」ということを考える気持ちと「マミートラックでよい」という気持ちは、少し矛盾していますね。(本当は子育てをしながら仕事でも活躍できるのが理想ですが。)

理想の働き方を叶えるのは日々葛藤です。

では、また!

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