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だから僕たちは、組織を変えていける〜斉藤徹〜

長野県庁で働いている、30代・子育て中の秋元です。理想の働き方を模索しています。コメント欄は誰でも、どんなことでも、自由に書いていただければ。

今日から本の紹介記事も書いてみようと思います。
1冊目は斉藤徹著の「だから僕たちは、組織を変えていける」です。

たまたま本屋で別の本を探していて出会ったのですが、とてもおもしろい本でした。

こういう類って、経験談によって語られる本が多いのではないかと思うのですが、たくさんの研究が引用されていて、とても理論的でした。

「僕たちは」とあるとおり、一人ひとりの意識や行動の変革にフォーカスした内容です。

私がやろうとしている「理想の働き方」は、この本に書いていることが近いと思います。

理論的なので、自分が思っていた事に根拠を示してくれている気がして、すごく勇気づけられました。

ここからは内容を説明していきます。

目次

1章 時代は変わった。組織はどうか【Why】
2章 これからの組織は、「統制」から「自走」へ【What】
3章 リーダーは、強がりの仮面を外そう
 〜安全な対話で、関係の質を変える【How】
4章 チームを動かす、北極星を見つけよう
 〜意味の共有で、思考の質を変える【How】
5章 アメとムチを捨てて、好奇心を解き放とう
 ~内発的な動機づけで、行動の質を変える【How】
6章 たったひとりから、影響の輪は広がる
 ~だから僕たちは、組織を変えていける【How】
おわりに~現実の世界へ~
巻末付録
これから組織を変えていく「スモールイノベーター」のあなたに

本書の要点

https://www.flierinc.com/summary/2934より

  • 要点1 知識社会の人間的でクリエイティブな組織をつくるための変革は、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質→関係の質の「成功循環モデル」が基本になる。ポイントは関係の質からスタートすることだ。

  • 要点2「関係の質」を高めるためのベースが「心理的安全性」である。そして、組織のなかでメンバーが自然体の自分、素の自分をとりもどし、「ホールネス」を発揮することが重要となる。

  • 要点3 組織変革の核心は、自らが起点となり、仲間を増やしていくことだ。

私のおすすめポイント

あえて要点は別サイトを引用させてもらいました。
(私が思った要点が偏っていないか、チェックしたかったので。)
難しい言葉が並んでいますが、実際読むと具体例や絵があったりして、とてもわかりやすいです。

重要なのは【要点2「関係の質」を高めるためのベースが「心理的安全性」である。】ですね。

そもそもこの本を立ち読みして買おうと思ったのは、「心理的安全性」について学びたかったから。(もともとそこに興味があった)
目次の詳細を見ると3章の大部分は、心理的安全をどのように生み出すかという内容だとわかります。

では、なぜ心理的安全性が重要なのか?
決定的なのは
「グーグルによるプロジェクト・アリストテレス(何百万ドルもの資金と約4年の歳月を費やした生産性改革プロジェクト)の結論が、【心理的安全性がチームの生産性を高める】だということ」ですね。

理由はさておき、要はこのことだけ覚えておけばいいと思います。
心理的安全性を生み出すことが、組織を変えるための一丁目一番地。

これができていないのに結果を求めてしまうと、結局失敗してしまうのだそう。

さらに4章・5章の思考の質を変えるや、行動の質を変えるは、難易度が格段に上がるので、やっぱり心理的安全性が重要だと覚えておけばいいと思います。(4章・5章も読んでためになることはたくさんありましたが。)

おまけ

巻末付録に「組織を変えようと行動する人のことを【スモールイノベーター】と呼んでいる」と書いてあるのですが、この呼び方、私も使わせてもらおうと思いました!
(「長野県庁の革命家」よりカッコいいし、適している気がするので笑)

では、また!

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