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年を取ると偉くなる?

世代を超えて、人から学ぶことがたくさんある。
例えば〈鈴木福〉さん。
俳優以外にも多岐にわたって才能が開花している。
自分なりの意見をしっかり持っていて、感心することが本当に多い。
ネットニュースに福さんのインタビュー記事が載っていた。

軸はあくまでも俳優業 子役からの転機も明かす
映画『決算!忠臣蔵』(2019)に出演した際に中村義洋監督から言われた言葉が大きかったという。 「当時、子役と俳優との狭間で、どっちも呼ばれるようになったんです。『俳優の鈴木福くん』『子役の鈴木福くん』僕って何だろうと思ったときに、見てくれる人が判断すればいいと思っていたんですけど、中村監督に『子役じゃないんだから』と言わせてしまって、そのときに『僕は俳優と呼ばれるように自分でしていかなきゃいけないんだ』と思い、そこからいろんな人との出会いもあって、俳優としてしっかりと頑張りたいという気持ちが芽生えました」

マイナビニュース

若いのにしっかりしている。
若くてもしっかりしている人はたくさんいる。


一部の大人による【年長者だから偉い】という思い込み。
これは『年功序列制度』の影響?

ただただ日々をこなし、体験から学ぶことなく年月が過ぎていく。
そして彼らは「あなたのためを思って」を乱用する。

外では謙遜と称して身内の陰口を言い、家に帰れば他人の陰口を言う。
自分を良く見せることに必死だ。
他人を下げても自分の価値は上がらないのに。

よくわからない単なる「こだわり」を「プライド」と言い、人の意見を聞く余地は無い。
「プライド」というのは「誇り」という意味だ。
「誇り」とは単なる「こだわり」ではなく、自分で積み重ねた努力の上にあるはずだ。

このよくわからない「プライド」を持った人は高齢者とは限らない。
30代~50代のミドル世代にも結構いる。

鈴木福さんをはじめとする若い人達を見ると、【年長者だからエライ】と思っている人のなんと薄っぺらいことか。

その人たちも多分、とても大切な出会いがあったはず。
アドバイスされても逆切れしていたのでは一つも身にならない。

生きている限り、学ぶことはたくさんあると思う。
何を見て聞いて、そこから学ぶかは本人次第だ。
まずは鏡を見て自分を良く観察してみよう。

#最後までお読みくださりありがとうございました
#私的感想

#創作大賞2023
#エッセイ部門

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