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【完全保存版】中身が理解出来るフィリピン賃貸契約書ガイド


こちらの記事は約8000文字の大作です笑

賃貸契約書の読み方

SQUARE METER 広さ

貸し物件の面積。しかし、実際に超音波メジャーで正確に計測しても、この面積よりも小さいことがほとんどです。
 壁芯で計算するか、内法で計算するかの違いによる誤差もあるが、時には、10%も少ないことがある。廊下の部分を面積に入れていたり、何年も前の古い図面に描かれた間仕切り位置で計測したときの値を正しいと信じて使っていたりすることもあります。

 実際の面積と契約書上の面積の違いについて、フィリピンでは何を言っても無駄である。「現実がどうであれ、その数字が契約条件だ」と言われて終わる場合がほとんどです。よっぽど良心的なアドミであれば、再計測をしてくれるかもしれないですが、確率的には10%もありません。仮に10%もの違いが見られ、そのことを伝えても何も動かないようなところとは、契約をしない方が良いと思います。アドミとのつきあいは今後ずっと続いていきますので、10%以上も違う事を伝えても動いてくれないアドミの場合は、この先多くのトラブルが発生することが容易に予想されるので、契約しない方が良いと思います。

この様に広さが記載されています。

RENT PER SQUARE METER 平米単価

 平米単価は、通常税抜き価格で表示されています。フィリピンの付加価値税(日本でいう消費税のようなもの)は12%と大きいため、税抜きか税込みかでは、諸々の計算における違いが大きくなります。経費として認識するのは税抜き価格であることや、源泉徴収の計算の基礎となるのもVAT抜き価格になるので、VAT抜きかVAT込みかは必ず確認しなければならないです。VAT込みか込みではないかを明記しない契約書を出してくるところは、たいてい税務申告をまともにしていないところであり、オフィシャル・レシートも出てこないし、すべてを適当にごまかしているところであると思われます。

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