【読書】アレグロ・ラガッツァ
あさのあつこさんの本はバッテリーを読んだことがあったから、身近だった。この本を手に取ったときも「青春ものかぁ」思った。
青春ものも、年取ってから読むとなんだかウズウズしちゃう。私もこんなに本気で悩んでたかな。本気で向き合ってたことあったかな。逃げてしまってたほうが多いんじゃないか。
私の自己評価では、私は主人公の相野タイプだと思う。
けど、高校時代の知人から見たら久樹タイプだと言うかもしれない。
相野の「身近にいた憧れの人と同じことをしたい」その気持ちはよくわかる。そして、久樹の「私のことは私が決めたい。なんで私の気持ちは聞いてくれないの」って気持ちもよくわかる。
思春期時代に出会ってたら、本気で物事にぶつかっていたかもしれない。私も、本気でぶつかってみたかった。ぶつかるからこそ、本気だからこそ、立ち止まることもあるんだろう。学生時代の私に伝えたい。「立ち止まってもいいんだよ。」って。
吹奏楽をイマイチ知らない私でも、すぐ世界に入り込めた。吹奏楽をしてる人なら、もっと溶け込めるだろう。
青春時代に戻って、本気でぶつかりたかった。