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ちょっと成長したんじゃないかな?私
先日、家族の中での厄介ごとが持ち上がった。私は、妹からのどうしたもんかとの電話を受けた。妹は多忙で動けるかどうか微妙らしい。私は、「動こうか?」という言葉が喉まで出かかった。
ちょっと待て!
何でも無条件に引き受けてはいけない。
自分の体調はどうなのだ?
よく考えろ!
私は、どうにか自分にストップをかけた。
結局、もう少し情報収集しよう。動くかどうかはそれからにしようということでその日は話を終えた。
翌日、公共の相談窓口があることを思いつき、そのことを妹に伝えた。妹もその案にのって無事に相談窓口につなぐことができた。厄介ごとは解決したわけではないけれど、なんとなく方向性がつき、私が無理して動く必要はなくなった。
「なんだ。私が引き受けて手を出さずとも、物事は収まるではないか。」
思えば、私は、家族の中でいい子、頼れる子、いいお姉ちゃんだったんだな。そうでなければ、生きてこられなかったようにも思うけど、何でも引き受けてはこなしてきたように思う。仕事でも同様に、こなせるだけこなしてきたつもりだった。その結果、燃え尽きた。
うつ病で療養中の今、自己分析を進める中で、家族関係や育ちに影響されて、頑張り過ぎる人間であったことに気づいたところだった。これからは、もっと自分自身を大切にしよう。自分の心に蓋をしたまま動かないように、自分が消耗し尽くさないように生きて行こうと思っていたところだった。
妹に率直に、うつ病で療養中なこと、家族や育ちに根っこがあると思うこと、だから、今は無理をしないようにしたいと思っていることを伝えることもできた。妹は、「そうだよね。姉ちゃん、いつもめっちゃやってたよね。」と分かってもらえた。そして、妹は、「私のことを育ててくれてありがとう。」と。
以前までの私だったら、自分のしんどさを隠して、実家に駆けつけたに違いない。そして、厄介ごとに奮闘していただろう。だけど、気づきを得た私は、すぐに動かずに保留として、いい方法を思いつき、そのこと伝えるだけで、妹に動いてもらいなんとなく落ち着いた状態にすることができた。
反射的に動かなかったこと、スゴい頑張った!偉かったぞ。私。
自分の今の状況を伝え、私は動けませんと言えた。ものすごい偉かった!!
今は、めちゃくちゃ疲れてはいるけれど、再発防止策が使えたんじゃなかろうか。
そして、趣味の手芸に没頭した。他にも用事はないわけではなかったが、疲れたら好きなことをすると決めた。落ち着かない時ににぎにぎするものが欲しかったから、コーピングぬいだ。いいのができたなぁ。触り心地のいいこの子たち。これからよろしくね。
これからもゆっくり進んでいこう。