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ゆる創作

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ゆるいフィクション書いてます。この世から数分逃げたい時ぜひに
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#初投稿

春猫

春猫

一つ、欠伸をした。

こんな晴れた日は思索に耽るなどの馬鹿げたことはよしておいて、何とはなしに道を歩くに限る。

桜の散る遊歩道をふらふら歩いていると、紋白蝶が視界の端に映り込む。彼もまた、なにも考えてはいなさそうだ。

暫く歩くと、出店などが出ている少し広い道に出た。

血を吸い上げた様な鮮やかな桃色に人々は魅了されているようだ。人集りの隙間を縫う様にして歩く。誰も私を見向きはしないが、それが私

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