「やった」「やらない」のトラブル対応
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
今年度は低学年をもつことになり、ちょこちょことトラブルが…。お隣のクラスも同様で、担任の若い先生が困っていました。よく聞いてみると…。
「やった」「やらない」になって話が進まない…
人のものに落書きをしてしまった…。状況的にあの子だろうという目星はついていて、ほぼ間違いないけど、100%の確証まではない。若手の先生が聞いたけど、「やっていない!」の一点張り。幸い、相手方の保護者の方は犯人探しを求めはしなかったのですが、きちんと指導はしたいところ。
職員室で話題になり、いろんなパターンのやり方があって面白いなと思いました。
矛盾を突いて崩すパターン
これは女性のベテランの先生に多かったです。なかなか一度「やっていない」と言ってしまうと、言った子は引っ込みがつかなくなりますよね。それでも、もう一度丁寧に状況を聞き取り、一度目との矛盾点が出たところをきっかけに、矛盾点を付いているそうで崩していく…。なかなか難しく、経験がものをいうテクニックですよね。
信じた前提で、思いきり指導を入れるパターン
私がよく使います。矛盾点をついてもなかなか崩しきれなかった時…。
「わかった!信じるよ。やっていないんだもんね。
でもね!!
もしこれをやられたらどう思う?
そうだよね。やだよね!こんなことをするのは絶対に許せないと思うんだけど!!
きんなことをやる人のことをどう思う?
そうだよね!本当に許せない!!
君は絶対にこんなひどいことはしないよね?絶対にしないよね?こんなひどいことは絶対に許せないから、先生も二度とないように目をひからせるから、君もなんかあったら教えて!」
こんなふうにして、自分がどれだけひどいことをしたかを自分の口で言わせながら、先生の姿勢として絶対に許さないことを伝えて、釘を刺していきます。ただ、これは一回目のみ。一回目のみはこれで様子を見て、それでも続く場合には徹底的に追求します。
内容によっては、全体指導でも指導する!
やったと認めていない場合に…悪質なもので、許せないけど、やった、やらないではっきりさせられなかった場合に…
「この前、人のものにいたずらするっていう出来事があったんだよ。
みんなはこういうことをされたらどう思う?
こういうことをする人についてどう思う?」
周りの子にさんざん話させます。そして、やったであろう本人にも…。そうして
「二度と同じことがないように、みんなで見ていこうね。」
と話します。そうすることで、やったけど言えなかった子に釘を刺すとともに、やられた子にみんなに指導して、みんなも憤っている様子を見せることで安心感をもてるようにします。
いろんな人のやり方を聞いて、参考になるなぁと思いました。皆さんも、とっておきの方法があればぜひぜひ教えてください。