キャメロン・ディアス10年ぶりの復帰作!! ジェイミー・フォックスと暴れ回る?! 『バック・イン・アクション』映画感想
どうもこんにちは映画大好き音楽家Marvyです。
今日は1月に配信されたNetflixオリジナル映画『バック・イン・アクション』
あらすじ
Netflixが約7000万ドル(約105億円:1ドル150円換算)をかけて製作した最新作。前回紹介した『セキュリティ・チェック』に比べて1.5倍以上製作費が充てられていることでも、この作品に対しての本気度が見える。
『セキュリティ・チェック』に関する投稿はこちら
主演がジェイミー・フォックスだからということもあるでしょうけど、何より10年ぶりにキャメロン・ディアスが復帰したことが大きい!!
2014年、結婚を機に活動中止を発表。当時は芸能界引退とまでも言われており、当時まだ映画に興味がなかった僕でさえこのことは耳にしていた記憶がある。日本では上映開始直前に中止となった問題作『セックス・テープ』の影響と言われていますが、実際には私生活を取り戻すために俳優業を離れる決意をしたそうです。
まぁ、『セックス・テープ』の存在が要因の一つになった可能性があることは否定はできないですけど…
そんな決意をしてから昨年同作を撮影しているとニュースが。なんでも彼女の最終作となった『アニー』で共演した、ジェイミー・フォックスからの熱烈なオファーで実現したそう。
実はその時からめちゃくちゃ楽しみにしてたんです!!
(2024年は新作映画がアツすぎて、正直忘れていたことは内緒)
一方でジェイミー・フォックスに関しても、Netflixオリジナルの『デイ・シフト』や、『アメージング・スパイダーマン』と言った作品で知っているし、彼のスタイルをある程度熟知しているので、かなり期待値は高かったです。
ちなみに先に言っておくと、この映画を見てからキャメロン・ディアスが出演している映画追いかけてます笑 明日からキャメロン・ディアス特集の記事を書いていく気がする。
前置きは長すぎない方がいいので早速感想に参りましょう!!
感想
ネタバレなし
開始直後からドストライクすぎる!!
キャメロン・ディアスが主戦場としていた90年代の雰囲気を感じさせながら、現代風にアップデートされた設定がいい具合に混ざり合ってる。
そこにジェイミー・フォックス特有の温度差を持つコメディも加わるから、爆笑までは行かなくても、要所要所でクスッと笑えるシーンが多い。
個人的にはキャメロン・ディアスにとって最高のカムバックになったんじゃないかな。ドラマをやるには10年のブランクはかなり大きかったと思うから、このくらい下品じゃないけど頭使わずに楽しめる映画が最適だったと思う。
スパイの身分を隠して家庭を持つ映画と言えば『Mr.ノーバディ』が思いつくけど、あの映画にあるシリアスさを極限まで減らして、逆に明るく作ることで他のスパイ映画と一味違った雰囲気作りをうまくできている。
またいろんな映画オマージュもあるから、映画ファンとしてはオマージュが理解できると一味違った面白さを体験できるはず。
個人的に中身が濃いドラマと今回の映画のように内容が薄くても、演出や笑えるポイントをうまく使いながらエンタメとして成り立たせているものを同じように評価はする。なのでそこは理解いただきたい。
今回のVFXは『セキュリティ・チェック』と違って、絶対に実写では撮れないシーンをCGで作っていたから違和感なく楽しめた。
見てくれている皆さんの感想もお聞きしたいので、コメントしていただければ嬉しいです!!
ネタバレあり
※ここからはネタバレ全開で感想を書いて行きます。まだ視聴されていない方で見たくない方はこれより下にスクロールしないでください。
この冒頭シーンから二人が出来ちゃってることを間接的に理解できるし、この映画がどんな温度感で進んでいくかがものすごくわかりやすく提示されている。
今まで見てきた同じテイストのスパイ映画って、最初はシリアスに見せておいて、ある一定の展開が来たらコメディ全開に振ってます!!って一気にシフトチェンジをすることが多い気がする。
でもこの映画は、最初からそんなに重くないし、かといってスパイ活動やアクションシーンを疎かにするわけじゃないよって伝えてくれてるからありがたい。
まぁ製作側は最初の段階で少しハラハラさせたいと思ったんだと思うけど、予告とこの温度感だとメインキャストが序盤で死ぬわけがないから、思ったシリアスさは出てなかったかな。
そこから自分たちが死んだと偽装して、新しい生活を始めているシーンへの転換がほんとに好き。あの頃と変わらない二人はラブラブだけども、子育てについては普通の家庭と変わらないくらい苦戦してるのがたまらん!!
一流スパイとして活躍していた二人が、思春期を迎えた長女には何も言えず、身分を隠しているため娘を過度に監視して毒親っぷりを発揮している様が最高。
ムービーナイトを計画して『クリード』シリーズを見ることを提案したキャメロンに対してジェイミーがベイビーオイル映画って行ったのは笑った。
『クリード』で主演を務めるマイケル・B・ジョーダンと『黒い司法 0%からの奇跡』で共演したことがあるからこそ言える皮肉だと思う。これを何の関係性もない役者がこれを言ったらビーフになりかねないからね。
(ビーフ=喧嘩や揉め事のこと。HIPHOPでよく使われるスラング)
この映画と関係ないけど、『ワイルド・スピード:ユーロミッション』のエンディングで、ローマンがホブスに対して「ベイビーオイルをかくせ」のくだりを思い出した。それにも掛けてるのかな?
この有名なシーンを知らない人へ解説。
ホブス役のドウェイン・ジョンソンはスキンヘッドなので「ベイビーオイルを隠せ」とお調子者のローマンが皮肉を飛ばします。それに対してホブスがアドリブで「そのデカ頭を隠せ」と返したところ、テズ役のリュダクリスは笑いすぎてビールを吐き出し、ローマンもまさかの返答にタジタジになるのがキャラに合いすぎて、名シーンとなったんです。
話はこの映画に戻して、その後子供たちから親だと嘘をついていいのかと責められているシーンがまた面白いんです。
この前後から普通の親が都合の悪い部分を隠すために嘘をついているのかと思いきや、嘘を疑われている内容はエアコン業者とロシア語でエアコンについて話しているのを目撃されたから。
いや、一流スパイだったはずなのに気を抜きすぎでしょ!!って思わずツッコみたくなる。そしてその後のごまかしも夫婦バラバラすぎて子供にはお見通し。だけど、このデコボコ感がこの映画の温かさを表している気がする。
そして下ネタのシーンが来るかと思いきや、実はサンドバックでストレス発散していたり、キャメロンのお母さんはもっとやり手のスパイだったりと、設定がありえないものだけど、素直に飲み込める。
まぁ他にも爆笑とまではいかないまでも、クスッと笑えるシーンがたくさんあるから約120分尺なのにあっという間だった。
この映画のいちばん重要なところはキャメロン・ディアスじゃなくて、ジェイミー・フォックスだと個人的に思う。
彼女が10年ぶりに復帰するにあたってどんな役者であろうともある程度の視聴回数は稼げるはず。
ただ相手役がケヴィン・ハートだったらスマートさがなくなってブラックコメディ満載の映画になっていたはずだし、アダム・ディヴァインだとまた別の種類のコメディになるからジェイミー・フォックスが最適。
普通の演技ができて、尚且つ大袈裟なコメディに振らない演技がものすごくマッチしていた。
他にも語りたいところはたくさんあるけど、もう似たようなところを褒めていると思うから、これで終わりにします。
宣言通り明日からはいっときキャメロン・ディアスが出演する映画のレビューにする。
そして有料記事にするかどうかわからないけど、彼女についての批評も書けたらと思います。
Instagramでは、僕が見たすべての映画を5段階評価でストーリーにて投稿しておりますので、見ていただけたら幸いです。
音楽活動もしておりますので、応援していただければと思います!!
また次回の記事でお会いしましょう。