2016年米映画【テリファー／Terrifier】（ネタバレなし紹介）
予告も下馬評もみずに鑑賞
ごきげんよう、とんちゃまです
テネシー在住２年目の駐妻でございます
今回は日本で2023年6月2日より続編（テリファー 終わらない惨劇／原題：Terrifer 2）が限定上映されたことを記念し「無印」版をご紹介。
本国アメリカでは複数の無料配信サービスで視聴可能。日本では執筆現在 U-NEXT や Amazonプライム で配信されているようです。
※ストーリーの根幹となるネタバレはありませんが「みどころ」に どんな感じの映画 かを書いています。前情報なしで鑑賞されたい方はブラウザバックを推奨します。
🕛 映画概要
上映時間は１時間24分（サイトごとに数分異なるためAmazonプライム及びU-NEXTの時間を記載）のスラッシャー映画。日本で限定上映されたパート２しかり、アメリカでは2024年公開予定のパート３も決まってるほどのカルト的な人気がある作品です。
アメリカではコロラド州で行われた映画祭 Telluride Horror Showにて2016年10月に初公開、2018年3月に限定上映された映画。
ダミアン・レオーネ監督作品で「テリファー」シリーズの一作目。「テリファー」を象徴するピエロの長編映画としては二作目で、2013年に制作された同監督長編デビュー作（編集・脚本・監督）のアンソロジー映画「All Hallow's Eve」でもこのピエロが登場。
短編映画を含めると2008年制作の「The 9th Circle」、2011年制作の「Terrifier」より同ピエロが登場している。
All Hallow's Eveも視聴しましたが ストーリーに重要な関連性はありません。小ネタはありますが、テリファーシリーズから観始めても楽しめます。
🕐 あらすじ
ハロウィンの夜、女友達の タラ と ドーン はハロウィンパーティの帰り道にピザ屋に寄る。そこに白黒のピエロのコスチュームを着た男が来店。タラにおどけた表情を見せちょっかいをかけるピエロ。タラは少し警戒するがドーンはピエロをからかうような行動をする。
ピザ屋から家に帰るためドーンの車に乗ろうとしたところ、なぜかタイヤがパンクしており･･･
🕑 家族向け？カップル向け？お子様も視聴可能？
⭕ 友だちと爆笑しながら観るがよし！
❌ 付き合い立てのカップルには不向き
私は自宅で一人ツッコミいれながら鑑賞。
💯オススメしたい人：
頭空っぽで映画みたい気分の人
臓物でろーや血ぶしゃーに目がない人
ボケよりツッコミ気質な人
ブラックユーモア好き
🚫 こんな人はやめといた方がいい：
お子様。倫理観ぶっこわれてます
血や臓物が苦手な人
倫理や教養を重んじたい人
お食事中や体調が悪い人
🕒みどころ
スラッシャーコントという新ジャンル確立
ホラーというよりコント。思わず失笑してツッコミいれちゃう。
令和に ごっつええ感じ のコント見たときの失笑感。ごっつが分からない人にはパロディ映画を本編として真剣に創作した感じと思ってもらえれば。
低予算制作のため臓物や血糊が安っぽくて、それがコント感を助長。「勇者ヨシヒコ」みたく味が出る。
コンプラ度外視で倫理観が昭和
YouTubeならアカバン、民放放送ならBPOが黙っちゃいない。血飛沫はもちろん。病んでしまった人 vs イっちゃってる人対決もありで もう何でもあり。
お約束満載なのに新感覚
ストーリー自体はこってこてのお約束。舞台は現代なのに画質に古臭さがあり味をだす。70～80年代の映画にありがちな「その場面必要？」な疑問演出がそこかしこに。不必要な女体カットインとかね。
それでいてピエロが全力で笑かしにくる。殺人ピエロ（アート・ザ・クラウン）は一切言葉を発さず、パントマイムと顔芸で感情を表現します。例えるならMr. ビーンが残虐な殺人しているような。
演出が古典的なクセに、ピエロのおふざけと 追われる側の真面目な恐怖リアクションとの温度差に笑い不可避。この温度差が新感覚です。
笑わずによく演じてるなぁと感心。
🕓 ネタバレ無し感想
７ out of 10！ （10点満点中７点）アホさ加減が最っ高でした！！
究極の頭からっぽ映画です。これ書いてる今も思い出し笑いしてます。約90分の尺がちょうどいいです。
途中少し中だるみします。あまり期待せず暇なときにバラエティを見るノリでみてください。
タイトル画像出典：https://en.wikipedia.org/wiki/Terrifier#/media/File:Terrifier-final-poster.jpg
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