沈黙にたえられる関係性の築き方
私の友人関係は狭くて深い。
その大切な人たちに共通することの1つは
「心地よい沈黙」
沈黙を互いに許せる関係が自然と構築できたらベストだ。
しかし、初対面やあまり相手のことを知らないうちは難しいのも事実。
沈黙が許せる関係性をはじめから築けたなら、きっとその人は運命の人だろう。
私が高校生の時の5人グループでは「心地よい沈黙」を築いたある一言があった。
当時はじめましての5人は、タイプも考え方も全員が違った。言ってしまえば、偶然クラスが一緒で偶然席が近かった5人。
共通の話題が当時はなかった。
ランチ中沈黙が続くあるとき、メンバーのお母さん的存在の子が一言。
「この沈黙に名前つけようぜ笑」と言い放った。
その一言にみんな思わず笑った。
笑いながらも話し合った結果、沈黙の名前を「シークレットナウ」と私たちは名づけた。
この話題は10年以上経った今でも、私たち5人グループで度々出るおもしろ話だ。
あの時の沈黙を破った発言は、今でも忘れられない。
特に私は周りの子が楽しめてるか、どんな感情なのかを当時から吟味するクセがあったので、誰よりもその素晴らしい発言が心に刻まれている。
5人で過ごす時の沈黙を互いに許せるようになったきっかけになったのではないかと、私は信じてやまないのだ。
今でも私たち5人は、良い意味で干渉し合うことなく、ご飯を食べに行くと黙々とひたすら食べる5人グループだ。
最初から沈黙なんて気にする必要もない5人だったのかも...と今さらになってまた私は考えている。