28歳。5.6万1Kへの愛着。
社会人歴と比例するこの部屋との生活。
この部屋の良さに気がついたのは、
数ヶ月前。
それまでの7年間は仕事柄、
ほとんど帰宅せず
寝るだけの箱でしかなかった。
帰れないことが比較的無くなった今。
初めて家っていいなぁと感じる。
1人暮らしにはちょうどいい。
ベッド
テレビ
洗濯機
全てがいい距離にある。
愛着。
この言葉が正しい。
そんな愛すべき部屋。
でも、私は
この部屋が見合わない自分になりたい。
だから私は目標を掲げる。
低層階でいい。
風を感じることができる、バルコニー。
そこで大の字になって眠る。
この想いがあるから頑張れる。
近い将来、
愛着のある部屋から抜け出すだろう。
きっと私はその時
今より自分が誇らしくなっている。