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夏バテ予防に果物!?夏に食べたほうが良い果物とは・・

夏バテにはどのような原因があるのか。ご存知でしょうか?

暑いとき、からだは汗をかいて体温を下げようとします。
しかし、汗とともに体内の水分やカリウム等のミネラルの排出もしているため、汗の量が多い夏場は、からだの不調を招きやすいとされています。
特に最近では、驚異的な猛暑が続くこともあり、夏バテ・熱中症に注意が必要です。
お子さまには、こまめな水分補給の必要性を伝え、発汗で失った体力や栄養を毎日の食事で補ってあげましょう。

そこでおすすめなのが、水分をはじめ、各種ビタミン・ミネラルなど夏バテ予防に役立つ成分がぎゅっとつまった「果物」です。

夏の時期におすすめの果物について、特徴やカリウム量をご紹介します。
どの果物に一番カリウム量が多いのか考えてみましょう。

栄養たっぷりのフルーツを最近食べていますか?

夏は暑さや湿度から来る疲れが溜まりやすい季節。
夏バテを乗り切るためにも、夏のフルーツを積極的に摂ってみましょう。
旬の果物は新鮮で体に良く。
おやつ代わりにしたりご飯のあとのデザートにしてみたり、栄養についても意識してみると、さらに効果的。

夏のフルーツには栄養がいっぱい


(1)ビタミンC

夏に旬を迎えるフルーツがおすすめな理由のひとつは、ビタミンCの豊富さです。腎臓のそばにある副腎という器官をご存知でしょうか。
副腎は血圧や体内の水分量、塩分量など体内環境を整える働きをしています。
ストレスを感じた時、抗ストレスホルモンを分泌して、ストレスへの抵抗力を高めるのも副腎の働きのひとつです。
夏は暑さや疲れなどのストレスも感じやすいため、どうしても副腎に負担がかかりがち。
そして、抗ストレスホルモンを分泌するために必要なのがビタミンCなのです。
ビタミンCはコラーゲンとも関わりが深く、メラニン色素の生成を抑える効果も。夏だからこそ、しっかり摂りたい栄養素です。

(2)カリウム

同じく夏に不足しやすい栄養といえば、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラル類。夏はたくさん汗をかくため、これらのミネラル類が大量に消費されてしまいます。
ミネラルの中でも体内でもっとも多いカリウムは、余分な塩分を排出したり、神経の伝達を手助けする役割を担っています。
不足しすぎても摂りすぎても良くない栄養のひとつです。
健康な人が通常の食生活を送っていれば不足することは少ないですが、暑いからと炭水化物中心の食事や食事を飛ばすことを続けていると、カリウム不足からさらなる夏バテを招く原因に。
フルーツは食欲がない時にも比較的喉を通りやすいので、意識して食事に取り入れるようにしましょう。

(3)消化酵素

夏になるとアイスやジュースなど、冷たい食べ物を毎日たくさん摂っている人は多いのではないでしょうか。
もちろん日々の楽しみとして食べる程度ならOKですが、食欲がない時の食事代わりにアイスを食べているようでは、栄養が偏ってしまいます。
冷たい食べ物の摂りすぎに加えて、暑い屋外と冷房の効いた屋内の寒暖差で体の内外が大きな温度差にさらされると、胃腸にも負担がかかりがち。

そんな時、積極的に摂りたいのがフルーツに含まれる消化酵素です。
消化酵素の一部にはタンパク質を分解する働きがあり、弱った胃腸の働きをサポートしてくれます。

<果物の種類と特徴>

バナナ

バナナは、栄養価が高いだけでなく、即効性と持久力をあわせもったスタミナ源。
ブドウ糖、果糖、ショ糖が含まれ、それぞれの糖質が体内で吸収されるまでの時間に差があるため、夏バテ対策の強い味方です。
熱中対策に良いといわれております。

メロン


糖質が多く、食物繊維が少ないので、胃腸に負担が少なく栄養補給ができるよさがあります。
ストレスへの抵抗力をつけるために役立つとされるGABAやビタミンCも含まれ、暑さによるストレスを緩和したいときにも食べたい果物です。

酸味は控えめですが、体内に入ったマグネシウムや鉄などのミネラル分を吸収しやすくしてくれるクエン酸を含み、疲労回復によいとされます。
みずみずしい果汁となめらかな果肉が食欲低下時でも食べやすいでしょう。

パイナップル

お肉料理と相性がよいパイナップル。
たんぱく質分解酵素「ブロメライン」が含まれ、肉質をやわらかくしてくれます。
また、消化も助けてくれることから、夏の暑さでお疲れ気味の胃腸におすすめの果物です。
食後のデザートに出してみましょう。

スイカ

果物の中でも水分が多く、夏バテ・熱中症対策に。
カリウムとともに暑さで弱ったからだを労ってくれるでしょう。
さっぱりとした味わいで、食欲がないときでも食べやすいのも嬉しいところ。

夏みかん・レモン

夏みかんやレモンなどの柑橘類は、爽やかな香りとさっぱりとした味が特徴。
夏バテ気味の時期にも比較的手が伸びやすいフルーツと言えます。
栄養面も優秀で、ビタミンCとクエン酸が豊富に含まれています。
ビタミンCは前述のように副腎で消費され、ストレスの緩和に役立ちます。加熱して食べる人は少ないと思いますが、ビタミンCは熱に弱い性質があるのでぜひ生のままいただきましょう。
クエン酸は酸味のもととなる成分で、唾液や胃液の分泌を活性化して食欲を刺激してくれます。
食欲が低下しがちな夏に心強い栄養素です。

キウイ


食物繊維、ビタミン、ミネラル、クエン酸などの栄養がバランス良く含まれています。
ビタミンCに関してはレモンを超える含有量があるフルーツとして有名です。
キウイを1日2個食べれば、成人が1日に必要とするビタミンCが十分にまかなえるそう。
さらに、消化酵素のひとつであるアクチニジンが豊富です。
アクチニジンはタンパク質を分解する作用があり、胃の中で肉類の消化を助けてくれると言われています。
半分にカットしてスプーンで食べられるという手軽さも魅力です。

イチジク

イチジクは8月中旬から10月頃にかけて食べごろを迎えます。
古代ローマで不老長寿のフルーツとして信じられていました。
食物繊維やポリフェノール、カリウムなどを豊富に含んでいます。
フィチンと呼ばれる消化酵素も含まれており、肉料理と相性の良いフルーツでもあります。
熟していない実は食べると胃痛などの原因となるので、完熟したものを選びましょう。
濃い赤に熟し、丸みと張りがあって先端に小さな裂け目ができているものが美味しいイチジクの目印です。

〈食べ方〉
・カットフルーツにして冷凍して半解凍に すればシャーベットになりますし日持ちしやすいです。
・柑橘系とかは野菜のドレッシング替わりにもなります。絞った果汁とオリーブオイルでさっぱりと。

・果物をカットしたものをお水につけてフルーツ水にしてもいいですよ。

しっかりと果実からも栄養を取って夏を乗り切りましょうー!!


次回もお楽しみに。

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