鈴与の闇でしょうか?

静岡県の清水港の界隈をメインの
守備範囲とする地元企業で、鈴与(すずよ)
という会社があります。

もしかしたら鈴与はとことん身内に
甘い会社です。

というのも、

鈴与関連の子会社で、清水港の岸壁を
車で移動しながら仕事をする会社が
あります。

その会社の正社員さんが、飲酒運転の
末に交通事故を起こしました。その事故も
人身事故です。

その正社員さんが、なんのお咎めもなく
普通に勤務しているのです。

正確には会社から出勤停止の処分を
受けたとのことですが、

社内の複雑な休暇のルールを適用
させたのか、休日出勤などをあてがって

実質的には給料が下がらないように
処理したとのこと。

これは、実質的にお咎めなし、会社
としては無罪放免、と解釈できるのでは
ないでしょうか。

また飲酒運転でも、その正社員の今回の
飲酒運転の事故というのが、かなり
異常な事故なのです。


<事故時の状況>

2024年7月の午前5時30分ころ、

ほぼ酩酊状態の鈴与子会社の社員が
自動車を運転し、時速70kmで
交差点に進入し左折をしようとしたが、

曲がり切れずに対向車線にはみ出し、
トラックに衝突して、トラックの運転手に
加療2週間の怪我を負わせたもの。


とまあ、ここまでなら、飲酒運転という
枠組みの中では、時速70kmという
かなりのレベルの速度超過を除けば、

ありうると言えばありうるのかも
しれません。

しかし、鈴与子会社の正社員さんは、
信じられない状況で運転していた
のです。


① 正社員さんの酩酊状態を心配する
 母親を助手席に乗せていた

鈴与子会社の正社員さんが言うには、

午前5時45分に出勤の指示が出ていた
にもかかわらず、比較的直前まで、
ハイボールとチューハイを覚えている
だけで15杯以上飲んだ、

とのこと。

飲んだ後、ごく短時間の仮眠をとった
だけで、

早朝からの出勤に向けて車を運転
しようとしたところ、

鈴与子会社の正社員のお母さんが
注意し、運転を止めようとしたそうです。

しかし、母親の運転では出勤に間に
合わないと思って、酩酊状態のまま
運転したそうです。

それでもお母さんは心配して助手席に
乗ることになったのです。

一般的に考えれば、お母さんも共犯な
気がしますが、ここでは脇に置いて、

運転の道中も、一般道を100km超で
走行し続けたとのこと。

因みに、車線が十分に確保されている
バイパスのような道路ではなく、

ごく普通の片側1車線の道路をです。

その際、度々お母さんは、「飛ばし過ぎ
だよ。」等と注意をしたそうです。

しかし、鈴与子会社の正社員さんは、
お母さんの忠告を無視し続け、爆走し、
遂に交差点で事故を起こすに至ります。

つまり、怪我をさせてしまったトラックの
運転手さんだけでなく、

助手席のお母さんまで巻き込んだ事故
だったのです。

これって、酩酊状態のまま自動車の運転を
始めた段階で故意があるものとすれば、

もしかしたら、人が死ぬかもしれない、
とわかっていての行動ですから、

ほぼ殺人未遂じゃないかと思うのです。

普通、自分のことを心配してくれている
母親を助手席に乗せたまま、

片側1車線の一般道を、時速100kmで
走ります?

交差点に時速70kmで突っ込みます?


② 違反歴が9件あった

鈴与子会社の正社員さんは、元々がその
ような運転をする性格だったのかも
しれません。

その根拠として、今回の飲酒事故までに
違反歴が9件もあったとのこと。

中には、無事故無違反の人もいるでしょうが、

普通は1回か2回くらいやれば、徐々に気を
付けるようになるではないか?
とツッコミを入れている人がいましたが、

私もそう思います。

少なくとも免停とかまで行けば、以後は
かなり気を付けるようになるのが普通
だと思います。

それが違反歴9回って、中々の猛者です。

鈴与は、その違反歴を知らなかったので
しょうか。

もしかして、今も知らない、なんてことは
ないですよね。


③ 任意保険に未加入だった

事故で被害者を出してしまった。

じゃあ、被害者への賠償が進んでいるのか
というと、

鈴与子会社の正社員さんは、なんと驚く
ことに、任意保険に未加入だったのです。

この点は、その正社員さんが所属する
子会社だけでなく、鈴与本社も厳しく
責任を問われてしかるべきと思います。

鈴与グループ全体の問題です。

昨今のコンプライアンスを重視する
世の中の流れからは、

免許証の所持の有無だけでなく、自賠責
保険と任意保険の加入の有無は確認して
おくべきと思います。

これは怠ったのは、厳しく批判される
べきです。

もっと言えば、自賠責も未加入だった
疑いすらあります。

なぜなら、被害者であるトラックの運転手
さんの被害は、加療2週間とのこと。

自賠責だけでも加入していれば、
2週間分くらいの最低限の治療費は出せて
いるはずで、

運転手側が一切賠償を受けていない、
ということにはならないからです。

現在は、親が老後資金の生活に回す予定
だった1,000万円を工面し、今後の賠償に
充てていくとのこと。

そして、これから賠償の話しが始まる
という状況のようですので、

これは任意保険どころか、自賠責保険
も未加入であった可能性が濃厚です。

もしこの予想が当たっているならば、

鈴与は、違法な車両での通勤を認めて
いたことになります。

静岡県内では最大級の企業とも言える
鈴与としては、絶対にあってはならない
行動です。


④ 業務始業前のアルコールチェック

鈴与子会社の正社員さんが言うには、
普段の業務内容として、

清水港で外国の船についての仕事、

清水港の岸壁を車で数km移動する仕事、

業務として車をよく使う仕事、

とのこと。


タクシーや一般貨物の運送業の業務
では無いとは言え、

単なる移動のみならず、車自体を使う
業務のようですから、

酩酊状態で出勤した後、アルコール
チェックはしていない会社なので
しょうか。

だとすれば、やはり鈴与グループ全体が
厳しく責任を問われるべきです。

「いやいや、そうじゃないよ、
会社としてアルコールチェックはして
るよ!」

ということであれば、出勤したところで
その日の業務はできないはずです。

なぜなら酩酊状態だったのですから。

にもかかわらず出勤しようとした
ということは、

鈴与子会社の正社員さんはアルコール
チェックを誤魔化そうとしたに違い
ありません。

鈴与って、そういう人を正社員として
雇用し続けるのでしょうか。


⑤ 正社員さんが業務内容を詳しく
 言わない→鈴与もグルなのか?

先ほども、鈴与子会社の正社員さんの
業務内容に触れましたが、

実は、正社員さんは、それ以上には詳しく
語ろうとしないのです。

話しを聞く限り、清水港で似たような
業務を行っている林海運などの可能性も
ありそうな気がします。

しかし、林海運さんなどではないようです。

なぜなら、林海運は数kmにも渡って
岸壁を広く移動したりはしませんから。

業務で車を使うというのも、

おそらくは、大型船舶が着岸する際に
船員さんがロープを投げてくるのですが、

そのロープは大変に重たいため、
車に括り付けて引っ張る、ということ
なのでしょう。

よく、DOMOなどの求人雑誌に、
ベルキャリエールという鈴与関連の
派遣会社が、

「清水港の岸壁で綱の受け渡しを行う
軽作業!」

という文言で、求人広告を出して
いますから、おそらくはその仕事だと
思われます。

であれば、どんなに業務の内容を
理解していない派遣社員であっても、

仕事内容を質問されれば、「船の綱を
取る仕事です。ツナトリです。」くらい
言えそうなものです。

それなのに正社員さんが、それすらも
言わない。

これは不自然極まりないです。

これはもはや、鈴与本社が口止めを
しているとしか考えられません。

その癖に、鈴与子会社の正社員さんは、

「会社に理解をしてもらって、雇用は
守られていますから、親が工面した
お金で足りなければ、働いたお金で
被害者に賠償していきます。」

などと述べています。

この鈴与子会社の正社員さんの発言が
真実ならば、

鈴与は正気でしょうか。

実質的にノーペナルティの出勤停止を
数日間入れただけで、徹底した安全教育
などをやらずに雇用し続けるなんて、

完全に対応を間違っていると思います。

いや、間違っているというか、

正社員さんが正確に業務を語らない、
とか、会社からペナルティを実質的には
受けていないことなどから、

鈴与が意図的に隠ぺいしようとしている
可能性が濃厚だと思います。

以上の諸々を踏まえ、鈴与の闇を感じて
しまった次第です。


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